2012年5月31日
2件の記事があります。
2012年05月31日こちらも巣立ちました
小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一
みなさまこんにちは
新聞等ではトキの巣立ちの記事が載っていましたが、ここ小笠原でもアホウドリのヒナたちが全て巣立ちました。
今年も2月11日にヒナを15羽(雄5羽、雌9羽、不明1羽)を鳥島から聟島に移送し、最初のヒナが5月15日に巣立ちました。
そして順次巣立っていて、24日に全羽巣立ちました。
これで平成20年から始まったアホウドリのヒナの引っ越しは終了しました。
合計69羽聟島育ちのアホウドリが世界を飛び回っています。
ただ、今年はヒナ1羽が飼育中に死亡してしまいました。
山階鳥類研究所によると、直接的な死因は、消化されず胃に残っていた食べ物が、何か事故的な原因により、それを吐き戻した際に気管内混入したことによる窒息と推測されたそうです。
野生生物を人工飼育するのはとても難しいことなのです。
今年もアホウドリの亜成鳥がたくさん見られていました。
聟島育ちももちろん、尖閣諸島、鳥島育ちのアホウドリたちも見られました。
これからは、このアホウドリたちが繁殖・子育てするのをモニタリングしていきます。
彼らが安心して過ごせる環境は維持しつつ(デコイと音声装置は毎年設置する)見守っていきたいです。
来年は聟島で繁殖・子育てが始まりましたっ!ってニュースがお届けできるとイイですね
巣立ち間際。みんな崖ぎわに集まって羽ばきの練習をしています。
今年1番に巣立ったヒナ。まだ飛ぶのが上手ではないので近くて漂ってました。
新聞等ではトキの巣立ちの記事が載っていましたが、ここ小笠原でもアホウドリのヒナたちが全て巣立ちました。
今年も2月11日にヒナを15羽(雄5羽、雌9羽、不明1羽)を鳥島から聟島に移送し、最初のヒナが5月15日に巣立ちました。
そして順次巣立っていて、24日に全羽巣立ちました。
これで平成20年から始まったアホウドリのヒナの引っ越しは終了しました。
合計69羽聟島育ちのアホウドリが世界を飛び回っています。
ただ、今年はヒナ1羽が飼育中に死亡してしまいました。
山階鳥類研究所によると、直接的な死因は、消化されず胃に残っていた食べ物が、何か事故的な原因により、それを吐き戻した際に気管内混入したことによる窒息と推測されたそうです。
野生生物を人工飼育するのはとても難しいことなのです。
今年もアホウドリの亜成鳥がたくさん見られていました。
聟島育ちももちろん、尖閣諸島、鳥島育ちのアホウドリたちも見られました。
これからは、このアホウドリたちが繁殖・子育てするのをモニタリングしていきます。
彼らが安心して過ごせる環境は維持しつつ(デコイと音声装置は毎年設置する)見守っていきたいです。
来年は聟島で繁殖・子育てが始まりましたっ!ってニュースがお届けできるとイイですね
巣立ち間際。みんな崖ぎわに集まって羽ばきの練習をしています。
今年1番に巣立ったヒナ。まだ飛ぶのが上手ではないので近くて漂ってました。
尾瀬の山開きも無事終わり、尾瀬もだいぶ賑やかになってきました。
前回ヘリコプターで巡視したときは尾瀬沼もまだまだ凍っていましたが、
今はすっかり溶けていました。
このときはまだ真っ白
今はすっかり溶けて水芭蕉もちらほら見えます
先日25日には今年度の尾瀬国立公園パークボランティアの活動も始まり、平成12年より行っているニホンジカの調査を行ってきました。
ライトを照らして光るシカの目で頭数を数えます
5/25、26の二日間で34頭確認しました
このシカは日光国立公園内で越冬し、春になると群馬の尾瀬ヶ原を経由し尾瀬沼へ移動してくると言われています。
とてもかわいい動物ですが、このシカが尾瀬の景観であるニッコウキスゲ等を食べてしまい、大変問題になっています。
今後も尾瀬の景観を守っていくために、パークボランティアや関係者と協力し尾瀬のシカ調査等を進めていきたいと思います。
シカの歩いた跡はどれだかわかりますか?