2015年5月28日
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2015年05月28日第35回尾瀬山開き
尾瀬国立公園 長峯 彩
檜枝岐自然保護官事務所の長峯です。
先日21日に檜枝岐村の御池で、第35回尾瀬山開きの式典が行われました。
この日はあいにくの曇り模様でしたが、沢山の登山者が見守る中、神事と来賓祝辞、テープカットやくす玉開披が行われました。
昨年度までは尾瀬山小屋組合主催の元、片品村と交互に行われていた山開きですが、今年度から尾瀬に接している各市町村での開催となりました。第35回尾瀬山開きは、その節目ともなる回でした。
次年度は初めて魚沼市で執り行われることとなります。これによって、尾瀬は群馬県、福島県、新潟県の3県が接していること、様々なルートで尾瀬に入山できるということがもっと周知されるといいなと思います。
さて、無事開山された尾瀬ではありますが、一部通行止めとなっている箇所があります。
■道路情報 村道駒ヶ岳線の状況について
http://www.oze-info.jp/archives/6191
■登山道情報 燧ケ岳-見晴新道について
http://www.oze-info.jp/archives/5031
また、御池~沼山間のシャトルバスは、道路の陥没により現在長池(沼山より4km手前の地点)までの運行となっていますので、ご注意ください。
■【速報】県道 沼田・檜枝岐線(御池~沼山間)の通行について
http://www.oze-info.jp/archives/6218
平野部ではすでに夏の陽気となっていますが、尾瀬ではまだまだ残雪があります。
気温も夜は一桁代になりますので、お越しの際はしっかりとした登山の準備と防寒対策をお願いします。
2015年05月28日巡るススキの色模様
富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城
江戸~昭和初期まで仙石原のススキは屋根材や堆肥、牛馬の飼料などとして利用され、その結果、ススキ草原としての美しい光景も維持されていました。しかし、人々がススキを利用しなくなり火入れや刈り取りが行われなくなると、そこに灌木が生い茂るようになりました。
森林化を防ぎ、美しい景観や陽が必要な植物を守るため、現在再び火入れが行われるようになりました。
3月に行われた火入れによって1度全てが焼け野原の様になってしまったススキ草原。
(火入れの様子は2015年3月31日『仙石原湿原・ススキ草原の山焼き』をご覧ください)
それから2ヶ月、現在はすっかり緑の草原に変わっています。
穏やかな日差しを浴びて成長を続けるススキ。
秋以外の季節にススキ草原を訪れる人はあまり多くはありませんが、一面緑の景色も良いものです。
これからも季節の移り変わりと伴に徐々に色を変え、秋には黄金色の絨毯になってまた私たちの目を楽しませてくれることでしょう。
こんにちは。
先週の5月21日、福島県側の入山口である御池で尾瀬の山開きが行われ、
尾瀬のシーズンが幕開けとなりました。
半月前までは、雪の下に埋もれていた木道も、最近の暖かさで一気に溶け、
尾瀬ヶ原周辺の木道はほぼ姿を現しました。
※日陰など場所によっては一部雪に埋もれている所もあります。
さて、シーズン幕開けの尾瀬を彩るのは、歌でも有名なミズバショウ。
現在、尾瀬ヶ原の各地で見頃を迎えています。
下ノ大堀川畔から
至仏山を背景に咲くミズバショウが絵になります。
東電小屋付近から
こちらは東北最高峰、燧ヶ岳とミズバショウ
水のほとりで匂っています♪
ミズバショウの他にも、リュウキンカなど様々な花が咲き始めました。
こんな落とし物も・・
ツキノワグマの糞です。
尾瀬国立公園はクマの生息地。
そのことをしっかり意識し、クマ鈴の装着(人気がない場所)や、
朝夕の薄暗い時間帯は行動を控えるなど、クマに出会わないよう対策をしましょう。
なお、群馬県側では、津奈木から鳩待峠口間がマイカー規制中で、一般車は通行できません。
乗合いバス等が運行しています。バスの時刻にも気をつけながら、
計画的に尾瀬を楽しみましょう。
詳しくはこちら↓
https://www.oze-fnd.or.jp/ozb/b-as/tt/