関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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皆さんネコはお好きですか?
最近は猫カフェやテレビCMなど、猫ブームですね。
ネコはとっても可愛いのですが、野外では優秀なハンターとして困った問題も引き起こしてしまいます。
小笠原ではノネコがメグロや海鳥を食べてしまったり、アカガシラカラスバトの繁殖を脅かしたりと生態系に大きな影響を与えています。
そこで、海鳥やアカガシラカラスバトの繁殖地にノネコが入らないように柵で囲ったり、飼い猫の適正飼養を呼びかけたりと様々な対策が行われています。
対策の1つとして、小笠原の山域でノネコの捕獲を行っています。捕獲されたノネコは東京都獣医師会に所属する動物病院に受け入れていただき、動物病院において健康状態のチェックや避妊去勢手術を行い、人と暮らすことができるよう馴化した上で、一般のご家庭に譲渡されています。これまで500頭以上のネコが新しい飼い主さんに受け入れられています。
ノネコ対策のきっかけとなった母島南崎で捕獲されたマイケルのお話が絵本になっています。
母島南崎の海鳥繁殖地は2005年の春にはネコによって消滅寸前の状態でしたが、2014年の夏、8年ぶりにカツオドリの営巣・巣立ちが確認されました。『森の中の幻の鳥』と言われていたアカガシラカラスバトも、ここ数年、個体数が回復して集落でも目撃されるようになっています。
ですが、未だにノネコは多く生息しており、今後も多数のネコを捕獲し保護する必要があります。
そこで、もっと多くの方に小笠原のネコについて知っていただき、捕獲から譲渡までがより円滑に進むよう、
ネコの譲渡希望者を募集するホームページ「小笠原ネコプロジェクト!」が新たに開設されました。
小笠原のネコに関心のある方は是非ホームページをご覧ください。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
皆さんネコはお好きですか?
最近は猫カフェやテレビCMなど、猫ブームですね。
ネコはとっても可愛いのですが、野外では優秀なハンターとして困った問題も引き起こしてしまいます。
小笠原ではノネコがメグロや海鳥を食べてしまったり、アカガシラカラスバトの繁殖を脅かしたりと生態系に大きな影響を与えています。
そこで、海鳥やアカガシラカラスバトの繁殖地にノネコが入らないように柵で囲ったり、飼い猫の適正飼養を呼びかけたりと様々な対策が行われています。
対策の1つとして、小笠原の山域でノネコの捕獲を行っています。捕獲されたノネコは東京都獣医師会に所属する動物病院に受け入れていただき、動物病院において健康状態のチェックや避妊去勢手術を行い、人と暮らすことができるよう馴化した上で、一般のご家庭に譲渡されています。
これまで500頭以上のネコが新しい飼い主さんに受け入れられています。
ノネコ対策のきっかけとなった母島南崎で捕獲されたマイケルのお話が絵本になっています。
母島南崎の海鳥繁殖地は2005年の春にはネコによって消滅寸前の状態でしたが、2014年の夏、8年ぶりにカツオドリの営巣・巣立ちが確認されました。『森の中の幻の鳥』と言われていたアカガシラカラスバトも、ここ数年、個体数が回復して集落でも目撃されるようになっています。
ですが、未だにノネコは多く生息しており、今後も多数のネコを捕獲し保護する必要があります。
そこで、もっと多くの方に小笠原のネコについて知っていただき、捕獲から譲渡までがより円滑に進むよう、
ネコの譲渡希望者を募集するホームページ「小笠原ネコプロジェクト!」が新たに開設されました。
小笠原のネコに関心のある方は是非ホームページをご覧ください。