2016年10月
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2016年10月03日那須平成の森5周年イベント
日光国立公園 吉川 美紀
最近は気温が下がり空気が澄んできた、すっかり秋の様相の那須よりお知らせです。
現在、那須岳の紅葉は6~7分程度、そろそろ見頃を迎えます。
時間帯によっては気温が10℃を下回ることもあるので、お越しの際は防寒具の準備をお忘れ無く!
(那須岳の紅葉状況:牛ヶ首から姥ヶ平を撮影)
さて、那須平成の森は今年で5周年を迎えたことから、9月26日に開園5周年記念イベントを開催いたしました。
イベントの内容はこちら↓
①5周年記念セレモニー
来賓の方々よりご挨拶をいただいたあと、那須平成の森の5年間の歩みをご紹介しました。
(関東地方環境事務所所長あいさつ)
②ワークショップ「消しゴムハンコでオリジナルしおりを作ろう!」
私たち職員が自作した那須地域、那須平成の森にちなんだ柄の「那須平成の森ハンコ」をしおりやコースターに押して、オリジナル作品を作ってみました。
(子どもたちがぺたぺたハンコを押しています)
③ガイドウォーク参加「レンジャーと歩く那須平成の森」
普段は「インタープリター」が案内している森を、今回はレンジャー&アクティブレンジャーがご案内しました。
(インタープリターは自然と人との橋渡し役。その時その場所の自然が発するメッセージを、人にわかりやすく伝える専門家のことです。)
(アクティブレンジャー解説中)
地元に支えられ成長してきた那須平成の森の今までを振り返り、これからをみなさんと考えるイベントとなりました。
これからもどうぞ那須平成の森をよろしくお願いいたします!
●那須平成の森HP●
みなさん、こんにちは。
自然保護官事務所のある芦安では、今年もニホンジカの恋の季節が深まっているようです。
ラッティングコール(繁殖期のオスの鳴き声)が夕暮れ時になると頻繁に響き渡っています。
さて、山の秋は駆け足で過ぎていきますが、先日、荒川岳でそのことを実感しました。
(荒川三山の1つ、中岳。9月30日撮影)
9月30日から10月2日にかけて南アルプス南部の荒川岳へ、防鹿柵の冬支度の作業確認に
行ったのですが、行きと帰りで荒川岳の衣(草木)の色が深まったんです。
(荒川三山の1つ、悪沢岳の南東斜面。9月30日の様子)
ほどほどに色づいてはいますね。
(悪沢岳の南東斜面。10月2日の様子)
この2枚の写真はほぼ同じ場所を撮影したものです。
天候が異なるので分かりにくいのですが、9月30日と比較してグッと色の鮮やかさが増した
と思いませんか? たった3日で変わるんですね。
今年の紅葉・黄葉はイマイチ(ナナカマドが紅葉せずに黄色や茶色になって落葉している)と
言われていますが、それでも山の秋は美しいですね。
稜線の紅葉・黄葉は終わり、これから紅葉・黄葉前線は標高を下げていきます。
秋は駆け足で進んでいきますが、南アルプスをくだってくる秋はもう少し楽しめそうです。
【登山者の皆さまへ】
■事前の情報収集をしっかりと!
荒川岳周辺では、山小屋の営業は10月3連休までとなっています。
すでに今シーズンの営業を終えている小屋もあるので事前に情報を確認してお出かけください。
南アルプス南部エリアの山小屋情報はコチラをご覧ください。
■寒さ対策を十分に!
冷え込みも厳しくなっています。9月30日は中岳避難小屋付近で氷が張るなど、朝は氷点下です。
装備の確認をお願いします。
秋山シーズンも安全第一で楽しく登山しましょう♪