ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年5月

12件の記事があります。

2017年05月15日トキの顔

佐渡 近藤陽子

 皆様、こんにちは。

 佐渡では4月14日、今期初の野生下トキのヒナが誕生し、5月9日には今期初のヒナへの足環装着が行われました。トキのベビーラッシュに期待がかかります。

 野生下トキの繁殖状況:詳しくはこちらから☞ 放鳥トキ情報


<親鳥とヒナ3羽:4/25撮影>

 そんな繁殖期真只中の佐渡ですが、今回も繁殖の話ではなく、「トキの顔」についてお話ししたいと思います。

まず、「トキの顔」をご覧ください。


顔は赤く、羽が生えていません。

 この羽に覆われていない赤い裸出部を見ることで、暑い時期に撮影された写真なのか、寒い時期に撮影された写真なのか、判断できる場合があります。

次の2枚の写真をご覧ください。



背景で季節が推測できるかもしれませんが、何かお気づきになる点はありましたか?

左の写真が夏、右の写真が冬に撮影されたものです。

           夏                     冬

トキの顔の違い、それは暑い時期には赤い裸出部分が「広く」、寒い時期には「狭く」なります。

暑い時には裸出部を広くして熱を放出し、寒い時には裸出部を狭くして熱の放出を抑えているようです。


それでは、次の2枚の写真をご覧ください。



どちらが夏に、どちらが冬に撮影された写真でしょうか?(答えは、最後にあります)

もし、本物のトキに出会った際は、「トキのみかた」を参考に、観察してみてはいかがでしょうか。

  1. トキに近づかず、やさしく静かに見守りましょう。

    地域に迷惑をかけないようにしましょう。農地へ無断で入らないようにしましょう。

    車から降りずに観察しましょう。

    大きな音や光を出さないようにしましょう。

    繁殖期間(2月~6月)は、巣に近づかないようにしましょう。

答え

左:夏、右:冬

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2017年05月09日南アルプス市「芦安新緑・やまぶき祭」が開催されます!

南アルプス国立公園 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

ゴールデンウィークはどのようにお過ごしになられましたでしょうか。

晴れている日が続き、まさにお出かけ日和でしたね。
私は櫛形山や金峰山、鳳凰三山に行ってきました。

芦安では木々が一気に若葉を広げ、さまざまな色の葉で山を彩っています。


新緑がさわやかに色付く芦安地域
(新緑がさわやかに色付く芦安 撮影日:2017年5月9日)

さて、いよいよ今週の日曜日は「芦安新緑・やまぶき祭」が開催されます。

★ 「第7回 芦安新緑・やまぶき祭」
   主催:南アルプス市芦安新緑やまぶき祭実行委員会
   日時:2017年5月14日(日) 午前9時30分から午後1時30分
   会場:南アルプス市立芦安小学校校庭(※雨天:芦安小学校体育館)
   ◎お問い合わせ 芦安窓口サービスセンター(TEL 055-282-5577)

   入場料は無料です。

南アルプス自然保護官事務所も出店し、レンジャー(自然保護官)とアクティブレンジャーが 南アルプスの自然について解説します。

また、地元産木材を使った手作りのコースターを無料配布します。コースターには、「南アルプス国立公園シンボルマーク」、「キタダケソウ」、「ライチョウ」、「ヤマトイワナ」のいずれかの焼き印を押してお渡しします。いろいろな種類、形の木があるので、好きなマークとの組み合わせをお楽しみいただけます。

バッジやシールなど、環境省のグッズも配布しています!


この他にも、お祭りでは太巻きや味噌おでん、芦安名物しょうゆの実や手打ちそば、スイーツといった食べ物の販売、クライミング体験、芦安の史跡を巡るやまぶきツアーなどの楽しいコーナーもあります。ぜひ足を運んでいただければと思います。

芦安ではきれいなやまぶきが咲いています。
黄色い花をつけるヤマブキ

黄色の花をつけたやまぶき

(芦安に咲くヤマブキ 撮影日:2017年5月9日)

みなさまのお越しをお待ちしています!

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