ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年7月

18件の記事があります。

2017年07月31日奥多摩は昆虫の季節

秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓

先週の27日に奥多摩むかし道を歩いてきました。

そこで多くの昆虫を観察できたので、いくつかご紹介します。

(ミヤマクワガタ)

日中にも活動する珍しいクワガタです。

発見時は、黒くて大きい虫が飛びながら向かってきたため、かなり焦りました。

(ヨツスジハナカミキリ)

このカミキリムシはノリウツギやリョウブの花に多くいる印象でしたが、アジサイの花でも多数見られました。

(スミナガシ)

今奥多摩では夏のチョウが見頃です。

この日は天気が優れなかったにもかかわらず、チョウだけで20種以上確認することができました!

(サカハチチョウ)

むかし道は、旧青梅街道の奥多摩町氷川地区から小河内地区の区間を利用して整備された道で、特に新緑や紅葉のシーズンが人気です。

周囲には森林や渓谷、畑、伐採地など多様な環境があるため、様々な昆虫を観察することができます。

奥多摩むかし道を歩く際は、ぜひ昆虫を探してみてはいかがでしょうか。

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2017年07月31日自然を体験・学習【田貫湖ふれあい自然塾】

富士箱根伊豆国立公園 沼津 三上和希

はじめまして。

今年度4月より沼津自然環境事務所のアクティブレンジャーとして活動することになりました三上和希と申します。

国立公園の様々な表情をお届けできるよう奮闘して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、先月環境省の自然学校第一号である「田貫湖ふれあい自然塾」に行ってきました。

田貫湖ふれあい自然塾は、自然体験活動を通して環境保全への関心を高め、それを日常の行動に結びつけてもらうことを目的とした施設です。

今回はそんな田貫湖ふれあい自然塾を紹介いたします。

自然体験活動の拠点となる自然体験ハウスは、東側がガラス面となっており、天気が良ければ富士山を一望することができます。

【自然体験ハウス】

館内には富士山周辺の溶岩洞くつを模したジオラマがあり、洞くつ内を探検することができます。

私も体験させていただきましたが、見た目といい、手触りといい本物の溶岩かと思うほどでした。

【溶岩洞くつのジオラマ】

他には昔遊びコーナーがあり、いろいろな遊び道具(竹とんぼ、ベーゴマ、どんぐりコマなど)が用意されていました。

もしかしたら小さな子供さんにとっては初めて経験する遊びもあるかもしれません。昨今このような遊びに触れる機会が減少している中で、貴重な経験、思い出になるのではないでしょうか。

大人にとっても、懐かしさから子供以上にのめり込んでしまうこともあるのだとか。

【昔遊びコーナー】

屋外には自然の中を走る木道が整備されており、鳥やカエル等の動物の鳴き声を楽しむことができます。

木々の上には巣箱が設置してあるので、運が良ければムササビの姿を見ることができるかもしれません。

【木道】

また計20棟のコテージがあるコテージエリアも併設しており、ゆっくり滞在しながら自然体験活動を楽しむことも可能です。

【コテージエリア】

今回ご紹介した以外にもたくさんの自然体験コーナーや自然体験プログラムが用意されていますので、子供から大人まで一緒になって楽しめることと思います。

ぜひ一度訪れて、自然の中にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。

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2017年07月28日集まる蝶たち

日光国立公園 太田祐司

 みなさん、こんにちは!

 前回(7月13日)のAR日記は、奥日光のカミキリムシを紹介させていただきました。今度は蝶の紹介です。蝶と言えば花に集まり吸蜜するのが普通で、時には樹液に集まりますが、これも樹液中の糖分を求めているのかなと思います。

 巡視で山野を歩いていると、どうして蝶がこんなところに集まるのかな?と思う光景に出会います。

人の腕にとまるウラジャノメ

 最初はウラジャノメ。この写真の蝶は人が近づいても逃げず、そのうち人間の腕にとまって汗を吸っているように見えました。

トイレに集まるクロヒカゲ

 次は、クロヒカゲ。トイレの窓の網戸に集まっていました。この写真を撮影した日は雨がぱらついていたので、最初は雨を避けているのかなと思いましたが、よく見てみると口吻を伸ばして網戸のナイロンネットをなめるようにしていました。

獣糞に集まるフタスジチョウ

 続いて、フタスジチョウ。

 栃木県内では奥日光にだけ生息する、日光国立公園を代表する蝶です。

 食草はホザキシモツケで、この花の多い戦場ヶ原や小田代原で良く観察できます。

 木道を歩いていると、この蝶が集団で木道に集まっている光景に出会います。こういう時は大体、木道に転がっている獣糞に集まっています。

            

コンクリート面に集まるフタスジチョウ

 この写真は、あずま屋のコンクリート面に集まっていたものです。湿ったコンクリート面に集まっているのをよく見ますが、この写真の場合は何かこぼれたものを吸っている可能性もあります。

 今年は、例年よりもフタスジチョウの個体数が多くみられるような気がします。特に小田代原では多く観察できます。

 獣糞やコンクリート面に集まっている蝶は雄で、繁殖のためにナトリウム分やアンモニアを摂取しているということのようです。

 戦場ヶ原や小田代原ではホザキシモツケやノアザミ、イブキトラノオなどが咲き始め夏の花のシーズンです。涼しい奥日光に来てこれらの花とともに、蝶の観察なども楽しいです。

 戦場ヶ原や小田代原は特別保護地区なので、動植物の採集はできませんので、観察だけでお願いします。

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2017年07月26日AR写真展開催のお知らせ(日光)

日光国立公園 番場美奈子

7月もそろそろ終わりますね。

日光事務所の周りではヒグラシが多く鳴いていて涼しげな気分になります。

今回はお知らせです。

国立公園・野生生物フォトコレクション-アクティブ・レンジャー写真展-

の日光開催が727日から814日までの期間となっています。

場所は日光湯元ビジターセンターです。

開館時間は8:30から17:30までです。

会場のそばの湯ノ湖では、釣りや湖畔散策も楽しめます。

是非お立ち寄り下さい。

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2017年07月25日【参加者募集】山の日に富士山麓を満喫しませんか?

富士箱根伊豆国立公園 小西 美緒

こんにちは!富士五湖の小西です。



梅雨明けをして、富士山の夏山シーズンもいよいよ本番です。
今年も世界中から多くの登山者が訪れています。

昨年より8月11日が「山の日」として国民の祝日に制定されました。
「山の日」は山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日です。
皆さん、既に予定は決まっていますか?



富士五湖自然保護官事務所では、西湖周辺を巡る自然観察会を開催します。

【北麓:富士山西湖周辺コース】
富士北麓には、富士山の噴火によって流れ出た溶岩の上に形成された広大な森、
青木ヶ原樹海が広がっています。

一歩森に分け入ると、地上をうねる根や、大きく曲がった樹、
足元を見れば様々なコケが水分を保つ役割を担い、
時の流れや命の営みを感じます。


溶岩の上という土や養分の少ない環境の中で生きる植物たちに心を打たれます。


長い時を経て溶岩の上に成長した樹々

      


地面を覆うコケ類   

             高台から眺めると「樹海」という名のとおり、まさに海のような景色は圧巻です


この富士山が作り出した素晴らしい自然を中と外から見て、感じていただきたいと思い、
このコースを設定しました。


植物、地質、歴史と3人の専門の先生方と共に、様々な話を聞きながら
青木ヶ原樹海の中を散策し、途中、富士山の火山活動にできた溶岩洞穴「竜宮洞穴」
に立ち寄ります。ここは1年を通してひんやりとしていて、夏の暑さを忘れさせてくれます。

夏でもひんやりの竜宮洞穴。その謎も教えてもらえます!



その後、富士五湖エリアの中でも指折りの展望地である三湖台(1,202m)に登り、
青木ヶ原樹海の壮大な眺めを楽しみます。
  ※三湖台へのアップダウンは一部急な箇所があります。

富士山の多様な魅力を発見できる絶好のチャンスです。

是非ご参加ください!

 
イベントの詳細については下記をご覧ください。
富士山自然観察会の開催について(参加者募集)[環境省関東地方環境事務所]


自然観察会チラシ.pdf

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2017年07月24日北岳で見ることができる高山植物を紹介します!

南アルプス国立公園 本堂舞華

みなさん、こんにちは。南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

7月も半ばを過ぎ、北岳ではキタダケソウの花が終わりを迎えています。キタダケソウは、世界中で北岳でしか見ることができない貴重な高山植物(固有種)です。例年は北岳の開山前に盛りを過ぎてしまうのですが、今年は雪が多く、キタダケソウの開花期が遅くなったので、たくさんの方がキタダケソウを見ることができたのではないでしょうか。キタダケソウの花は終わりましたが、北岳のお花畑はこれから見頃を迎えます。

そこで、今回は北岳で見られる高山植物をいくつかみなさんにご紹介します。

1つ目は大樺沢ルートで見つけた『ミヤマカラマツ』です。

大樺沢ルートで見つけたカラマツソウ

ミヤマは深山に生える、という意味で、高山植物によく見られます。カラマツの名は、花の形がカラマツの葉に似ていることから付けられたそうです。葉はのこぎりの歯のようにぎざぎざ(鋸歯状)になっています。モミジカラマツというよく似た植物もありますが、その名の通り、葉がモミジの葉のよう(掌状)になっています。どちらか分からなくなってしまったときは、葉の形をよく見て見極めてください!

2つ目は白根御池小屋から二股分岐に向かって進んだルートで見つけた『ミヤマキンポウゲ』です。

白根御池小屋から二股分岐に向かって進んだルートで見つけたミヤマキンポウゲ

花は小さめですが、金色で光沢があり可愛らしい花です。漢字だと「深山金鳳花」と書かれます。

なんだか、かっこいいですよね。このミヤマキンポウゲは白根御池小屋から北岳へ向かう草すべりルートでも見ることができます。花期が7月中なのであと少ししか見ることはできませんが、ぜひ探してみてください。

見たことがある!という方もいらっしゃるかと思いますが、3つ目に紹介するのは『シナノキンバイ』です。

ミヤマキンポウゲと同じくキンポウゲ科の植物なので、姿がよく似ていますね。

二股分岐で見つけたシナノキンバイ

花そのものが大きく、鮮やかな黄色が綺麗ですよね。黄色い花はほかにもいくつかありますが、シナノキンバイの鮮やかな黄色は一際目立ちます。花期も8月中旬までと長く、二股分岐で群生を見ることができるので、二股経由で登られる方はぜひ見つけてください。

ほかにも北岳ではたくさんの高山植物がみなさんを出迎えてくれます。

北岳には、世界中で北岳にしかない固有種がいくつもあります。高山植物は、短い生育期間や、強風・低温といった厳しい環境条件に耐えながら、非常に長い時間をかけて成長し、花を咲かせます。そのようなぎりぎりの環境で育つ植物は、踏みつけなどの攪乱に非常に弱く、ダメージから回復するにはとても長い時間がかかります。そこでみなさんにお願いです!!登山道から離れた場所に綺麗な花が咲いているのを見つけたときには、登山道から外れずに楽しむようにしてください。お花畑へ踏み込むと、植物が踏みつぶされ、貴重なお花畑が失われてしまいます。踏みつけが続くとやがて植物は枯れ、むき出しになった地面から土壌が流れ出し、その場所にはもう植物が生えなくなってしまいます。そのようなことにならないためにも、登山者ひとりひとりの自然を思うやさしい心で、これからも北岳の自然を、南アルプスの山々の自然を守っていきましょう!

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2017年07月21日佐渡の珍鳥5選

佐渡 近藤陽子

 皆様、こんにちは。

 佐渡でも、日中30℃を超える真夏日が観測されるようになりました。水田の稲はどんどん成長し、青々とした稲の絨毯が佐渡の平野一面に広がっています。


<水田で採餌する2017年生まれのトキの幼鳥たち 2017.7.6撮影>

 こうした佐渡の水田、実はトキの他にも、様々な珍しい野鳥を見ることができる貴重な場所でもあるのです。
今回は佐渡の水田で確認された珍鳥5種を取り上げたいと思います。

1.【オオノスリ】 2015.3.18撮影

  学名:Buteo hemilasius

  英名:Upland Buzzard 


 2015年1月、佐渡では37年ぶりに飛来が確認されたオオノスリ。中央アジアで繁殖し、東アジアで越冬する、ノスリの仲間では最大の本種。飛来した個体は幼鳥で、水田で小動物を食べる様子が確認されていました。このオオノスリは5月上旬まで佐渡に滞在し、長期にわたりバードウォッチャーを楽しませてくれました。

2.【マナヅル】 2015.4.16撮影

  学名:Grus vipio

  英名:White-naped Crane

 夕暮れ時、水田にたたずむ1羽のマナヅル。冬鳥として鹿児島県出水市に飛来することで有名なツル科の仲間で、絶滅危惧II類に指定されています。佐渡では、少ないながら飛来記録があり、2004年~2007年には長期にわたり成鳥1羽が滞在したこともありました。この個体は4/15~16の2日間だけ、佐渡で羽を休めていたようです。

3.【コシャクシギ】 2015.4.21撮影

  学名:Numenius minutus

  英名:Little Curlew

 2015年春、極めて希な旅鳥で、絶滅危惧IB類にも指定されている、コシャクシギが確認されました。シベリアで繁殖し、南半球のオーストラリアなどへ渡り、越冬する"スーパー渡り鳥"(近藤造語)です。地味な色合いをしていますが、よくよく見てみると何とも可愛らしい顔をしています。長く湾曲したくちばしの感覚を使って土中の昆虫等を捕食していました。

4.【オジロワシ】 2016.1.7撮影

  学名:Haliaeetus albicilla

  英名:White-tailed Eagle


 冬に北海道でよく見られる大型の海ワシ類で、国の天然記念物、絶滅危惧II類に指定されています。キタキツネとエサの争奪戦をする印象が強い鳥ですが、佐渡で見たオジロワシは、農道におりてじっとしていました。最初は、農道にある黒い大きな物体がオジロワシだとは気が付かず、「なんであんなところに黒い消火栓があるんだろう...?」と、見慣れない大きさに、鳥だとさえ思わなかった記憶があります。佐渡では毎年冬になると、成鳥が1~2羽飛来します。

5.【クロツラヘラサギ】 2017.6.9撮影

  学名:Platalea minor

  英名:Black-faced Spoonbill

 国際的な希少種で、日本では絶滅危惧IB類に指定されているクロツラヘラサギ。トキと同じトキ科に属するだけあって、大きさや形がトキによく似ています。トキとの決定的な違いは、何と言ってもこのくちばし。先端がへら状になっていて、このくちばしを左右に振りながら水中や泥中のエサ生物を捕食します。佐渡では、ともに国際的希少種であるクロツラヘラサギとトキが一緒に水田で採餌するという、なんとも珍しい構図を見ることができました。

 このように佐渡の水田は、多種多様な渡り鳥が飛来し休息する、貴重なサンクチュアリーでもあります。日本海に浮かぶ島だからこそ、渡り途中に羽を休めている珍しい鳥を観察することができます。佐渡にお越しの際は、トキだけでなく、是非、こうした他の野鳥にも目を向けてみてください。今まで見たことのない鳥に出会えるかもしれません。

おまけ

特別出演【オウチュウ】 2015.5.17撮影

  学名:Dicrurus macrocercus

  英名:Black Drongo

 佐渡ではまだ2回しか記録が出ていないオウチュウ。そのうちの1回に巡り合うことができました。水田の間を流れる国府川の堤防沿いを、ふわっふわっと波打つように飛翔する姿が印象的でした。

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2017年07月21日外来アリ対策最前線in小笠原!

小笠原国立公園 古田貴士

こんにちは!小笠原の古田です!

最近、ヒアリが話題になっていますが、実は小笠原諸島にもヒアリではありませんが外来種のアリが侵入しています。

名前はツヤオオズアリ(Pheidole megacephala)です。

このアリの何が問題かというと・・・小笠原在来のアリの生息地に侵略的に増えていき、小笠原固有の微小な陸産貝類(大きさ数ミリのカタツムリ)を食べ絶滅に追いやってしまうことが、最近の研究で分かってきました。

そのため、現在環境省・林野庁・東京都・小笠原村などでツヤオオズアリの駆除を行っています。こちらは対策を行っている場所の1つ、父島の宮之浜です。

この浜は、兄島など周辺無人島へのカヤックツアーや、作業員の渡船の発着場となるので、浜に侵入しているツヤオオズアリを拡散させないために、駆除が必要となっています。

実際にはベイト剤(毒入りエサ)を設置し、ツヤオオズアリを駆除していきます(この辺りはヒアリと対策が似ています)。できるだけ他の生き物が食べないように、金属網でエサを包みます。以下は作業の様子です。

作業の様子(ベイト剤の交換をしています)

ベイト剤

設置トラップ

以下はツヤオオズアリ(働きアリ、体長は約2mm)です。

和名の通り、体にツヤ(光沢)があります。オオズ(大頭)アリですが、写真のものは働きアリなので頭部が大きくないです。兵隊アリは頭が大きいです。

ツヤオオズアリは多女王制(1つの巣に女王アリ(繁殖個体)が複数個体存在)なので繁殖力も強く、駆除には継続した努力が必要です。

貴重な陸産貝類を守るためにも、今後もツヤオオズアリ対策を継続していく予定です。

小笠原に来られる際には、外来生物を持ち込まない、拡げないようご協力をお願いします!

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2017年07月20日クマレクチャー

日光国立公園 番場美奈子

今年の奥日光はツキノワグマの目撃情報が多く寄せられます。

ただ、被害情報はなく、目撃されてもクマの方が去って行くようです。

そのような状況もあり、国立公園内の巡視等の業務に関わる人向けに、自然公園財団の方によるクマレクチャーが臨時で開催されました。

このクマレクチャーは日光湯元ビジターセンターで毎週土曜日14時から定期開催されていますので、興味のある方は是非。

クマレクチャーではまず、ツキノワグマの習性や出くわしてしまった時の対応の講義を受けました。

・基本的にはクマの方がヒトを避ける

・高い音が良く聞こえるのでクマ鈴は有効

 (山菜などのクマの好物を持っていると効果がないことも)

・嗅覚は非常に発達していて犬以上

 (香水など好みの臭いについてくることも)

・夏は食べ物を探して行動範囲が広くなる

・朝方、夕方に活発に動く

・子連れのクマは神経質で危険

・出くわしてしまったらゆっくりその場を去る

(急いで逃げて刺激してはいけないがその場に留まってもいけない!)

など

講義のあとは、クマに出くわして危機的状況になってしまったときの対処として、クマスプレーの噴射を実践しました。

スプレーの成分は唐辛子で、これをクマの顔めがけて噴射します。

目や鼻に入ると唐辛子の強い刺激でクマが動揺して退散または、こちらが逃げる隙をつくることが期待できます。私たちの巡視の際は必携です。

最近、ニュースでとりあげられることもあるツキノワグマ。

現在は本州と四国に分布していますが、九州では絶滅したと考えられており、四国でも絶滅のおそれが高いそうです。

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2017年07月18日春は萌え 夏は緑に

尾瀬国立公園 細川有希

皆さん、こんにちは!

先週、御池駐車場から裏燧林道を通って尾瀬ヶ原(見晴)に行きました。

御池から出発してすぐにコバイケイソウの群落に出会いました。

(コバイケイソウ)


この植物には実は毒があり、毎年誤食事故のニュースがあります。ボリューム感のある若芽はおいしそうに見えますが、絶対食べないようにしましょう。

上田代付近ではヒメシャクナゲのちいさな群落がいくつかありました。
実はヒメシャクナゲはツツジの仲間で常緑小低木であり「木」です。よく見ると木の質感があるのが分かります。

(ヒメシャクナゲ)

今回もやはり雨で木道が沈んでいたり滑りやすくなっている箇所が非常に多かったです。
私も無理に木道を歩こうとして3回転びました...こういう場合は無理せず歩くことが一番です。

(ゴゼンタチバナ)

白い花に見えるものは、ミズバショウと同じように葉が変化した「ほう」と呼ばれる部分です。
花は真ん中の淡緑色の部分になり、赤い実が5~8個ほど成ります。

(ズミ)

温泉小屋付近から尾瀬ヶ原(見晴)に行く途中で、何度か見かけます。
季節遅れのサクラを見ているような感覚で春に戻ったような気がします6月上旬~下旬に花を見せてくれます。


(ワタスゲ)

尾瀬沼もそうですが、尾瀬ヶ原もワタスゲが時期を迎えています。
ふわふわ感はまだ十分ではないですが、もう少し経てばふわっふわになるでしょう。

夏本場に向けてさまざまな植物の花が顔を出してきています。
夏でも夜は寒くなるので、上着を持ってきましょう。

尾瀬を安全に楽しんでください。

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