2017年7月31日
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2017年07月31日自然を体験・学習【田貫湖ふれあい自然塾】
富士箱根伊豆国立公園 沼津 三上和希
はじめまして。
今年度4月より沼津自然環境事務所のアクティブレンジャーとして活動することになりました三上和希と申します。
国立公園の様々な表情をお届けできるよう奮闘して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先月環境省の自然学校第一号である「田貫湖ふれあい自然塾」に行ってきました。
田貫湖ふれあい自然塾は、自然体験活動を通して環境保全への関心を高め、それを日常の行動に結びつけてもらうことを目的とした施設です。
今回はそんな田貫湖ふれあい自然塾を紹介いたします。
自然体験活動の拠点となる自然体験ハウスは、東側がガラス面となっており、天気が良ければ富士山を一望することができます。
【自然体験ハウス】
館内には富士山周辺の溶岩洞くつを模したジオラマがあり、洞くつ内を探検することができます。
私も体験させていただきましたが、見た目といい、手触りといい本物の溶岩かと思うほどでした。
【溶岩洞くつのジオラマ】
他には昔遊びコーナーがあり、いろいろな遊び道具(竹とんぼ、ベーゴマ、どんぐりコマなど)が用意されていました。
もしかしたら小さな子供さんにとっては初めて経験する遊びもあるかもしれません。昨今このような遊びに触れる機会が減少している中で、貴重な経験、思い出になるのではないでしょうか。
大人にとっても、懐かしさから子供以上にのめり込んでしまうこともあるのだとか。
【昔遊びコーナー】
屋外には自然の中を走る木道が整備されており、鳥やカエル等の動物の鳴き声を楽しむことができます。
木々の上には巣箱が設置してあるので、運が良ければムササビの姿を見ることができるかもしれません。
【木道】
また計20棟のコテージがあるコテージエリアも併設しており、ゆっくり滞在しながら自然体験活動を楽しむことも可能です。
【コテージエリア】
今回ご紹介した以外にもたくさんの自然体験コーナーや自然体験プログラムが用意されていますので、子供から大人まで一緒になって楽しめることと思います。
ぜひ一度訪れて、自然の中にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。
先週の27日に奥多摩むかし道を歩いてきました。
そこで多くの昆虫を観察できたので、いくつかご紹介します。
(ミヤマクワガタ)
日中にも活動する珍しいクワガタです。
発見時は、黒くて大きい虫が飛びながら向かってきたため、かなり焦りました。
(ヨツスジハナカミキリ)
このカミキリムシはノリウツギやリョウブの花に多くいる印象でしたが、アジサイの花でも多数見られました。
(スミナガシ)
今奥多摩では夏のチョウが見頃です。
この日は天気が優れなかったにもかかわらず、チョウだけで20種以上確認することができました!
(サカハチチョウ)
むかし道は、旧青梅街道の奥多摩町氷川地区から小河内地区の区間を利用して整備された道で、特に新緑や紅葉のシーズンが人気です。
周囲には森林や渓谷、畑、伐採地など多様な環境があるため、様々な昆虫を観察することができます。
奥多摩むかし道を歩く際は、ぜひ昆虫を探してみてはいかがでしょうか。