ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年9月

7件の記事があります。

2017年09月19日伊豆半島のいいね!スポット

富士箱根伊豆国立公園 下田 吉川貴光

今回は写真を撮ってSNSに投稿したくなるようなスポット4ヶ所をご紹介いたします。 

 

 

  

下田市田牛(とうじと読みます)にある竜宮窟です。洞窟の中では、打ち寄せる波と差し込む日差しが幻想的な空間を作り出します。上から覗き込むとハートが見え、思わず写真撮りたくなるはず。 

波に浸食されてできた洞窟の天井が落ちてこのような姿になったそうです。  

 

 

 

天城山にある伊豆半島最高峰万三郎岳から八丁池方面に約30分のところにあるのがヘビブナです。その姿から何か辛い過去があったと想像できますが、懸命に生きるブナのたくましい生命力を見ることができます。 

 

 

 

 

南伊豆町にある子浦日和山遊歩道を5分程度歩くと三十三観音が現れます。 

傘のように突き出た岩の下に観音様が並んでおり、森の中で少し異様な雰囲気を醸し出しています。 

伊豆半島ジオパークのジオサイトにもなっているので、後ろの地層に注目してみても面白いかもしれません。 

 

 

 

 

西伊豆町黄金崎にある通称"馬ロック"。誰が見ても馬にしか見えない姿は一見の価値あり。 

頭頂部の木々がうまい具合にたてがみに見えて、より馬っぽさを演出しています。夕暮れ時は、黄金色に輝く馬ロックと水平線に沈む夕日がとても綺麗です。更に天気が良ければ後ろに富士山を見ることもできます。

ここだけではなく伊豆半島には素晴らしい風景がたくさんありますので、あちこち写真を撮ってまわるのも楽しいと思います。

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2017年09月12日カッコウ親子(?)の子育て

日光国立公園 高橋祐子

 日光国立公園管理事務所の高橋です。

 日光国立公園日光地域では、パークボランティアの皆さんが活動してくださっています。

パークボランティアとは、環境省とともに国立公園の自然解説や保護を行ってくださる縁の下の力持ちのような方たちの事です。

 日光で活躍するパークボランティア会員の中には自然解説を得意とするエキスパート達がいます。

 この日も自然観察会を行って大盛況に終わり、みんな大満足。下の写真は、そんな活動の一コマです。

 そして帰りには、こんなかわいい光景も!

 カッコウのひなです。

 親はアオジ、親よりもひなの方が大きいという少し変な光景ですが、カッコウは托卵をする種なのでこのようなこともあります。

 親鳥は、大きく開いたカッコウひなの赤い口の中に、どうしてもエサを押し込みたくなるようです。

 その本能を利用して、ひなは他種の親に育ててもらうことができます。

 日光エリアの豊かな生態系の中で見られた、とても珍しい光景でした。

 秋も見どころいっぱいの日光国立公園、ぜひたくさんの方のお越しをお待ちしています。

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2017年09月06日尾瀬の記念日とこれから

尾瀬国立公園 柳澤美果子

みなさん、こんにちは。

突然ですが、尾瀬の誕生日はいつかご存じですか?

尾瀬は2007年8月30日に日光国立公園から分離・独立し、新たに会津駒ヶ岳・田代・帝釈山を編入し
「尾瀬国立公園」として誕生しました。

ということは・・そう!今年は尾瀬国立公園が策定されて10周年という記念すべき年なのです。


毎年、尾瀬の誕生日に合わせて、尾瀬保護財団主催の【尾瀬サミット】が開催されています。

尾瀬サミットには群馬、福島、新潟の3県知事をはじめ尾瀬関係者が集まり、尾瀬の課題等について
意見発表を行います。

今回は「尾瀬の未来を考える」をテーマに2部構成で行われました。

サミットの第1部では、これからの尾瀬の担い手である若い世代から「尾瀬を楽しみ守る」をテーマに
意見発表が行われました。


意見交換する尾瀬高校生と尾瀬学校参加者



そして、サミットの中で尾瀬国立公園10周年記念式典が行われました。

10周年を記念して作られたあるものが、幕の中でスタンバイ。





除幕をして現れたのは・・



じゃーん!
尾瀬をイメージした緑のだるまが登場!!

だるまの右目に3県知事や笹川環境大臣政務官等々、関係者が発・守・楽・合の文字を書き込み、
墨入れを行いました。

【合】の文字を書き込む笹川政務官

それぞれの文字には以下の想いが込められています。

:尾瀬のさらなる発展と関係機関による情報の発信を行う

:これからも尾瀬の貴重な自然をみんなで守り、後世に引き継いでいく

楽:これからも多くの方々に尾瀬を訪れてもらい、楽しんで欲しい

:尾瀬に関わる関係者の力を合わせて、みんなに愛される尾瀬をつくっていく

目入れされただるまは、山ノ鼻ビジターセンター、尾瀬沼ビジターセンターに展示されます。

そしてだるまには10年後の尾瀬への思いを書き込むことが出来ます!

ぜひ、尾瀬へ行って、尾瀬への熱い思いを書き込んでみてはいかがでしょう?

さらに、このだるまには10年後の尾瀬サミットで、もう片方の目入れを行う予定です。

第2部では、尾瀬を「守る」ために、尾瀬を「楽しむ」ために、
そしてこれからの尾瀬はどうあるべきかについて意見発表が行われました。



尾瀬では、ニホンジカによる湿原植生や生態系への影響、入山者数の減少や一極集中等
様々な課題があり、それに対する意見がありました。

尾瀬を取り巻く課題を解決していくために何をすべきか、そして、これから先の尾瀬を
どんな尾瀬にしていきたいか。
それを明確にし、共有するため、尾瀬10周年を節目に尾瀬ビジョンの改定を進めています。
今回のサミットで出た意見はもちろん、尾瀬にかかわる「みんな」の意見を広く聞き取りながら
尾瀬ビジョンを改訂し、来年度のサミットでの公表を目指します。

(尾瀬ビジョンの詳細はこちら

そして、10年後の20周年記念の日、少しでもみんなが想い描く尾瀬の姿に近づけるよう、
だるまに書き入れた想いを胸に、関係機関で力を合わせながら、
ひとつひとつの課題に取り組んでいきたいと強く思わされた10周年記念でした。

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2017年09月06日檜枝岐村100周年の節目

尾瀬国立公園 細川有希

みなさん、こんにちは!

檜枝岐村村政独立100周年を迎え4日に式典が催されました!

式典には村民や会津地方の首長ら約250人が出席し、星光祥村長はあいさつで「村民が厳しい状況を克服し、100年続いた村をつくったように、さらに100年続く基礎をつくっていきたい」と式辞を述べられ、来賓の鈴木副知事や渡部元衆議院副議長が祝辞を送られました。

(祝辞を述べる星光祥村長)

星村長が村に貢献した書家の故丹治思郷さんの妻幸子さん、東京檜枝岐会の会長平野健さん、檜枝岐歌舞伎を受け継ぐ座長の星長一さんらに感謝状を贈りました。

(檜枝岐歌舞伎「一之谷嫩軍記 須磨浦の段」)

式典後の昼食会では千葉ノ家花駒座が演じる檜枝岐歌舞伎の記念講演があり、出席者を魅了させました。

檜枝岐村は1889年の市町村制施行で伊南、大川村との組合村となり、1917年に組合村から独立し、

今年、2月1日に独立100周年を迎えています。

(檜枝岐村の歴史展示)

先月、8月30日(尾瀬の日)には「道の駅尾瀬檜枝岐」が村の北側玄関口にオープンしました。

案内所やレストランや土産物店、曲げ輪など工芸品を扱う木工品展示販売所で村の観光活性化に繋げていきます。

尾瀬国立公園に非常に近い、檜枝岐村ですが尾瀬サミットや村政100周年などで知名度がさらに上がることでしょう!

尾瀬国立公園だけでなく、秘境と呼ばれる檜枝岐村の雰囲気を感じながら尾瀬の大自然を満喫してみるのも良いのではないでしょうか。

ぜひ、お越しください!

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2017年09月05日北岳で見ることができる変わった高山植物

南アルプス国立公園 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

先日、白根御池小屋から二俣分岐の周回ルートで北岳巡視に行ってきました!今回は、巡視中に見つけたユニークな植物たちをみなさんにご紹介したいと思います。

1つ目は『センジュガンピ』というお花です。

北岳のあちこちで見ることができるセンジュガンピ

(北岳のあちこちで見ることができるセンジュガンピ)

花弁の先が浅く裂け、フリルのようになっているのが特徴です。花は白く、ちょこんと咲いていて可愛らしい姿です。独特な名前と形がとても印象的なこのセンジュガンピ、実は、私が初めて覚えた高山植物なのです!花期は7月中旬から8月上旬。盛りは過ぎてしまっていますが、もしかするとまだ見ることができるかもしれません。ぜひ、みなさんに見ていただきたい植物のひとつです。

2つ目は『タカネナデシコ』です。

ピンク色が鮮やかなタカネナデシコ

(ピンク色が鮮やかなタカネナデシコ)

タカネナデシコは、センジュガンピと同じくナデシコ科の植物です。五弁花であるところは同じですが、花弁の先が細く、深く裂け、糸のような形をしています。このような形の花はなかなか見ることができないですよね。鮮やかで大きなピンクの花がよく目立つので、すぐに見つけることができると思います。より低い標高に生育するカワラナデシコを含め、このなかまは変異が大きいので、いろいろと見比べてみるのも面白いかもしれません。南アルプス国立公園においては、保護対象として指定植物に選ばれています。

3つ目は『キツリフネ』です。

大樺沢ルート下部で見つけたキツリフネ 夜叉神峠のツリフネソウ                          
(大樺沢ルート下部で見つけたキツリフネ)   (夜叉神峠のツリフネソウ)

カラフルで唇のような形の大きな花がぶら下がり、モビールのようにも見えます。黄色いツリフネソウ、というのが名前の由来です。ツリフネソウの名は、キツリフネによく似た紅紫色の花(写真右)がぶら下がった様を、吊り下げた舟の姿に見立てたようです。後ろに突き出た『距』には蜜が入っており、虫たちに人気の花です。花に触れるとすぐに落ちてしまうので、見つけた際は、触らずに温かく見守ってください。

歩いていると珍しい光景を見ることができました!

クガイソウの蜜を吸う?ベニヒカゲ

(クガイソウの蜜を吸う?ベニヒカゲ)

クガイソウにベニヒカゲがちょうど止まっているところを写真に収めようと粘りました。シャッターを押そうと構えると飛んで行ってしまうので、やっと撮れた1枚です。手前の植物が写ってしまったのはご愛敬ということで・・・・・・。

ベニヒカゲは年に1回、8月頃発生します。橙に黒の斑点が特徴です。登山者の汗を吸いにくることもあるようです。

今年の春はとても寒く、遅くまで雪が残っていたために花の時期がずれこみ、この時期まで高山植物を楽しむことができています。ですが、9月になれば夏とは打って変わり、気温がぐっと下がります。標高が高いところでは、街と比べて朝晩はかなり冷え込みます。ふつう、標高が100m上がると気温は0.6度下がるといわれています。事務所がある芦安の標高は670mほど、広河原インフォメーションセンターの標高は1520m、北沢峠は2030m。単純に計算しても、芦安に比べて広河原インフォメーションセンターでは約5℃気温が下がり、北沢峠でも約8℃気温が下がります。北岳山頂ではなんと15℃も違うことになります!雨はもちろん、たとえ晴れていても風が吹けばかなり寒さを感じます。これから登山される場合には、寒さ対策を十分に行った上で安全に登山を行ってください。みなさんにとって楽しい登山になりますように。

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2017年09月05日運が良ければこんな景色も!<富士山麓編②>

富士箱根伊豆国立公園 沼津 三上和希

富士五湖の小西アクティブレンジャーの運が良ければこんな景色も!<富士山麓編①>に続き、今回は富士山にかかる雲についてお伝えしていきます。

富士山を眺めると、その時々で様々な形の雲がかかっていることがあります。

古来より富士山にかかる雲の種類を手掛かりに天気を予報する方法があります。

今回は、富士山にかかる雲の種類と天気の関係をご紹介します。

富士山では山の斜面に沿って空気が上昇するため、空気が冷やされて雲が生じます。そのときの気流の動き等により、様々な形の雲が形づくられます。

富士山では笠雲と吊るし雲と呼ばれる雲が代表的です。

<笠雲>

笠雲は山頂付近に見られ、まるで山が笠をかぶったように見える雲です。

皆さんは「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」という天気ことわざをご存知でしょうか。実際に富士山に笠雲がかかると高い確率で雨が降るようです。

笠雲の中にも形によって種類があります。

【ひとつ笠】

雨を知らせる笠雲。春から夏にかけて発生します。

【かいまき笠】

山頂が掻巻(かいまき)を着たようにみえる笠雲。秋頃の小春日和に発生します。このあと風雨とも強くなります。

【まえかけ笠】

良い天気になりますが、晴天は長続きしません。夏に発生します。

一方、笠雲の中には良い天気の前兆を示すものもあります。

【はなれ笠】

山頂から離れている笠雲。冷え込みが厳しくなり、晴天が続く前兆です。冬に発生します。

【吹き出し笠】

風が強くなり、晴れることを示します。冬に発生します。

【積み笠】

良い天気となり、冷たい風が強くなることを表します。春に発生します。

<吊るし雲>

吊るし雲は、富士山を乗り越えた空気の上下動により山の風下側に生じる雲です。富士山から離れた位置に作られます。吊るし雲が現れると、雨になる確率が高いと言われています。

吊るし雲にも種類があります。

【はち】

【はどう】

【つい】

「はち」は春、「はどう」は夏、「つい」は1年を通して見られるようです。

富士山が見えたら、どんな種類の雲がかかっているか確かめて、「富士山やその周辺の天気はどんな状況だろう」、「この後どんな天気になるだろう」と予想してみてはいかがでしょうか。

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2017年09月04日秋に向けて 自然観察会の下見へ!

富士箱根伊豆国立公園 後藤香奈

最近では1日ごとに少しずつ涼しくなり、秋の気配を感じるようになってきました。

秋の箱根を楽しめるのはまだもう少し先ですが、秋の自然観察会の下見をしてきましたので、その様子をお届けします。

**自然観察会情報*****************************************************

平成29年11月7日(火)

「紅葉の箱根路を訪ねて」

主  催:箱根地域自然に親しむ運動実行委員会

開催担当:環境省 箱根自然環境事務所

コ ― ス:恩賜箱根公園~箱根旧街道杉並木~箱根旧街道石畳~お玉ヶ池~石仏群と歴史館

時  間:9:30~12:30(予定)

費  用:100円(保険代)

詳細は後日こちらに掲載されます。

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晴天の中、準備体操をしてコース通り出発しました。

まず最初に「箱根旧街道杉並木」

芦ノ湖海岸に続いており、暑い日差しを遮ってくれる見事な杉並木を両側に約500m歩きます。杉の樹齢は370年ほどで、自然観察会の当日にはゆっくりと箱根地区パークボランティアによる解説を聞きながら歩く事ができます。

観光客で賑わう元箱根を通った後は、「箱根旧街道石畳」に差し掛かります。


以前作成した「わらじ」の出番!とも思いましたが、今回は大人しく登山靴で石の上を歩きます。息があがりますが、箱根の歴史を感じつつ一歩ずつ登っていきます。

終盤のお玉ヶ池では、

青色がキレイなシオカラトンボや、

中々写真を撮らせてくれなかったミルンヤンマなど、トンボ達が一面飛び交っていました。

この日の下見は解散地点である石仏群と歴史館に到着して、無事終了しました。

秋が近づいてくるのも、自然観察会当日も楽しみです。

皆さまの参加をお待ちしております!

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