ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年12月26日

2件の記事があります。

2017年12月26日伊豆下田の冬の風物詩

富士箱根伊豆国立公園 吉川貴光

12月も後半になり、一段と寒くなってきました。 

伊豆半島は、温暖な気候ですが海からの風が強く体感的にはとても寒いです。

この時期になると、あちこちでよくみかけるのが、アロエの花です。  

 

  

(下田市白浜 アロエの里) 

一本にょきっと伸びた花軸の先にはたくさんの赤い花がつき、その特徴的な見た目がとても目を引きます。 

 

   

(下田市白浜 アロエの里) 

下田市白浜のアロエの里では、現在アロエの花祭り(12/1~1/8)が開催中です。 

大きなアロエの花がこれだけたくさんあるとちょっと圧倒されます。 

 

  

(白浜大浜海岸) 

下田の白浜といえば、白浜大浜海岸。

夏は、大勢の人で賑わっていましたが、冬は、とても静かな海です。

底が透けて見えるほど綺麗な海を見ていると思わず海辺を散歩したくなります。 

 

  

(白浜大浜海岸) 

日の光が波に反射して、キラキラ輝いていました。

冬場はもちろん寒くて泳げませんが見るだけでも来る価値ありです。

   

(下田市須崎 爪木崎海水浴場) 

そしてなんといっても下田の冬の風物詩といえば水仙です。

下田爪木崎水仙まつりも現在開催中(12/20~2/10)です。一部花を咲かせている箇所がありましたが、 

全体を見るとまだまだといった感じ。例年1月上旬に最盛期を迎えます。

水仙の花でいっぱいになった景色が待ち遠しいです。

次回は満開の水仙をお届けいたします。

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2017年12月26日【富士山がある風景100選】竜ヶ岳(富士五湖エリア)

富士箱根伊豆国立公園 富士五湖 小西 美緒

こんにちは、富士五湖の小西です。2017年も残すところ1週間を切りました。

みなさんにとって2017年はどんな1年だったでしょうか?

2017年最後の「富士山がある風景100選」は、竜ヶ岳(山梨県富士河口湖町/身延町)を紹介します。


富士五湖の中でも一番の透明度を誇る本栖湖の西側に位置する竜ヶ岳(1,485m)は、山梨百名山のひとつで、富士山や南アルプスの眺望を楽しむことができる山です。

晴れた日には右手に駿河湾も望めます


山梨県と静岡県の県境に位置する山ですが、西暦864年の貞観噴火による溶岩の上に形成された青木ヶ原樹海(写真左側の森)と、溶岩の影響を受けなかったため酪農が盛んにおこなわれている静岡県側(写真右側)の違いがよくわかります。

また、富士山には山頂以外の噴火口が山腹に100以上あると言われていますが、その多くは北西-南東のラインに並んでいます。竜ヶ岳からは北西ライン上にある側火山を見ることができます。上の写真で、富士山の右側の裾野はきれいなラインですが、下の写真の左側はかなりボコボコしているのがわかると思います。これらが全て噴火した跡なんです。

遠くから見ると分かりづらいですが、山腹は実はかなりボコボコしています


年末年始にダイヤモンド富士が見られる絶好スポット!



1年を通じて多くの人が訪れる竜ヶ岳ですが、お正月の前後1週間に富士山の山頂から日が昇る「ダイヤモンド富士」が見られるんです!



限られた場所で限られた期間しか見ることのできないダイヤモンド富士

富士五湖周辺には、富士山の眺望を楽しめる山は数多くありますが、「ダイヤモンド富士」が見られる山は多くはありません。それもお正月前後のタイミングで見られるというのはやはり特別ですよね。

山頂から日が昇ってくるのは7時40分前後ですが、6時過ぎ頃から空が徐々に白み始め、富士山のシルエットが浮かび上がってきますので、時間に余裕を見て登ることをおすすめします。また、山頂まで行かなくても、中腹にある展望台からも見ることができます。

竜ヶ岳の情報:山梨県HP


【訪れるみなさんへ】
日の出前ですので、相当冷え込みます。また、登山道が凍結している可能性もありますので、充分な防寒対策と軽アイゼン、ストックなど準備をして登ってください。

++++++++++"富士山がある風景100選"とは+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念事業の一環として、国立公園内と周辺地域の代表的な富士山の展望地を"富士山がある風景100選"として選定しました。
その他の選定地などの情報につきましては環境省関東地方環境事務所のページをご覧下さい。

http://kanto.env.go.jp/pre_2017/80_1.html

http://kanto.env.go.jp/to_2017/post_94.html

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