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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

明神ヶ岳の植生復元

2018年01月25日
富士箱根伊豆国立公園 宍戸弘城

前回の日記で明神ヶ岳からの富士山の景色をお伝えしました。

今回は明神ヶ岳の植生復元について書きたいと思います。

明神ヶ岳周辺の稜線付近は、昔から自然の崩壊地が存在していました。

しかし、ハイキングコースとして人気の高い明神ヶ岳において、展望も良く、休憩地として使われる山頂部付近は、踏圧等による土壌浸食が発生し、裸地の拡大、またそれによる植生の劣化や景観の悪化が懸念されていました。

そこで2009年に、南側の一部斜面でボランティアの方々の力を借りて、「ササ束による土留工」、「周辺の種子を含む土を詰めた土のう」を設置し植生回復を図りました。

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2009年秋~冬撮影

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施工した箇所のササ束は消失しましたが、一部の植物が根付きました。現在では、施工初期に被度が高かった12年生草本(コブナグサなど)が減少し、多年生草本、木本類(フジアザミ、ササ類など)の被度が高くなってきています。

また2011年には南側の別の斜面で、「ササ束+土のう」、「緑化ネット+播種」など複数の手法で植生の回復を試みました。


200910

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この斜面では、緑化ネットによる植生回復はうまくいきませんでしたが、周辺の種子を含んだ土のうから成長したススキやリュウノウギクなどの植物が残りました。

また2014年には、尾根平坦部の登山道の整備、緑化ネット張りなどを行いました。人の立ち入りの制限により、ササ類などが順調に回復してきました。

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数年ぶりに訪れた登山者の中には、山頂の変化に驚かれる方もいます。

年々変わっていく山頂の様子もあわせて、明神ヶ岳登山をお楽しみください!