ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年06月05日鳳凰三山の魅力

南アルプス国立公園 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

南アルプスの山はそれぞれが異なった特徴を持ち、優れた山容が楽しむことができるのでわたしは大好きです。大好きな南アルプスの山の中で今回は鳳凰三山の魅力についてみなさんにご紹介したいと思います。

オベリスク

△オベリスク

この岩の塊は地蔵ヶ岳にある高さ約20m、通称「オベリスク」と呼ばれる大石柱です。鳳凰三山のシンボルといえるでしょう。明治時代にW・ウェストンが初登攀したことでも知られています。鳳凰三山は薬師岳(2,780m)、観音岳(2,841m)、地蔵ヶ岳(2,764m)の三山から成る山で、日本百名山、山梨百名山に選出されています。

みなさんにご紹介する上でわたしのおすすめポイントを3つにまとめてみました!

■たくさんの高山植物をみることができる

タカネビランジ

△タカネビランジ

鳳凰三山は新・花の百名山にも選出されており、シーズンになるとたくさんの高山植物を見ることができます。標高の変化につれて咲いている花の種類が変わってくるのでどの場所でもお花を楽しむことができます。昨年、ご紹介した北岳で見ることができる高山植物はもちろん、鳳凰三山でしか見ることができない「ホウオウシャジン」があります。また、南アルプスの特産種である「タカネビランジ」も見ることができます。鳳凰三山に咲くタカネビランジは淡いピンク色が特徴です。

■南アルプスの主峰、日本の名峰がお出迎え

薬師岳から見る白峰三山 

△薬師岳から見る白峰三山

観音岳から見る薬師岳・富士山

△観音岳から見る薬師岳・富士山

稜線に出ると白峰三山や甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳はもちろん、富士山や八ヶ岳を一望することができます。また、鳳凰三山の稜線は白っぽい花崗岩の砂地に覆われており、砂浜を歩いているような不思議な気持ちになります。雄大な山々に囲まれ、ハイマツやコケモモ、シャクナゲの緑を楽しみながら砂地の稜線を歩いてみてはいかがでしょうか?

■地蔵ヶ岳直下にあるお地蔵さん

地蔵ヶ岳直下にあるお地蔵さん

△地蔵ヶ岳直下にあるお地蔵さん

なんでこんなところにお地蔵さんが・・・?と思う方も多いかと思います。このお地蔵さんは「子授け地蔵」と呼ばれており、子授けのために登拝した夫婦が、奉られている地蔵1体持ち帰り、子宝を授かれば2体にしてお礼の登拝をするといいます。鳳凰三山登山の歴史は古く、平安時代には修験者が登山しており、江戸時代に編纂された「甲斐国史」では鳳凰三山や北岳について綴られています。鳳凰三山は信仰としての山でも古くから多くの人々に親しまれています。

このように鳳凰三山では、一度の登山で素晴らしい景色や自然を楽しむことができます。また、山岳信仰にふれることもできる魅力いっぱいの山です。南アルプス登山を計画中の方、鳳凰三山はいかがでしょうか。夜叉神峠登山口、青木鉱泉、御座石温泉までマイカーで行くことができるのでアプローチは比較的楽ですが、歩行時間が長いためしっかり計画を立ててください。

★2015年度より「自然大好きクラブ」HP内において、特設ページを設け「山の日」の周知をしています。

今月は南アルプス国立公園の「鳳凰三山」が紹介されてます。

ぜひご覧ください!

→ https://www.env.go.jp/nature/nats/yamano-hi/

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