2018年7月13日
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2018年07月13日東京の滝を見に行こう!
秩父多摩甲斐国立公園 野崎 拓
蒸し暑い日が続いていますね。
この夏は、涼を求めて水辺を訪れる方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメな、東京で見られる滝をご紹介します。
(奥多摩町にある百尋の滝)
百尋の滝は川苔山の登山道沿いにあり、ここを目当てに多くの登山者が奥多摩に訪れます。
滝の側は、薄着だと真夏でも肌寒く感じます。
それは、谷が深く日当たりが悪いことで、沢の水温が元々低いことと、水しぶきなどにより気化熱が奪われることが関係しているようです。
最寄りの川乗橋バス停からのルートは、滝までほとんど沢沿いを歩くため、滝以外にも美しい渓谷の景観を楽しむことができます。
例年7月下旬から8月上旬頃は、岩場でタマガワホトトギスやイワタバコの花が見頃を迎えます。
(タマガワホトトギスの花)
薄暗い渓谷では鮮やかな黄色が際立ちます。
今年は開花が早いため、既に見頃の花もあるかもしれませんね。
百尋の滝までは、最寄りのバス停から1時間半程度の登山を要するため、一般的な登山装備が必要です。
また、滝周辺は深い谷のため道幅が狭く、下りでの通行は危険を伴います。
そのため、川苔山山頂を目指す方は上りでの通行をオススメします。
皆さまこんにちは!沼津管理官事務所の松岡宏明でございます。
ついに、今年も富士山登山の夏山シーズンが始まりました!!
7月1日(日)に富士山の山梨県側(吉田口)、7月10日(火)に静岡県側(須走口・御殿場口・富士宮口)が開山となりました。
私自身は開山の準備のために9日から山頂に入り、10日の開山を迎えました。
山頂には御来光を目的とした方々がたくさんおり、非常に賑わっていました。
9日の夜は雨が降っていましたが、10日の早朝には快晴になり、見事な御来光を望むことができました。
△富士山からの御来光
光に包まれてなんだか思わず手を合わせてしまいそうな情景ですよね!
しかし、大変悲しいことに軽装で登山してしまったせいで、御来光を待つ間寒さに体を震わせている方や疲労が溜まりすぎてうつむいたままの方も多く見受けられました。せっかくの綺麗な風景もそんなことでは台無しです。
「富士山」は皆がよく知っている場所ですが、登る山としての富士山は広く知られているとは言えません。富士山が日本一高い標高の山であること、その登山道は険しく時間がかかること、登山には一定以上のリスクが存在していることなどを再度認識していただきたく思います。
登山の前には、自分の体力に合った計画や山登りをする準備をきちんと行い、登山中も十分に注意して歩行してください。
以下のリンクから富士山についての情報等を集められるので、登山をする前に確認されるといいかもしれません。また、富士山山頂が混雑し、登山道が渋滞してしまうような問題もあります。混雑予想カレンダー等も参考にして、混雑を避けてスムーズな登山を心がけるようにしてください。
そして、富士山の美しい景観や文化を思いっきり楽しんでください。
それでは皆様良い登山を!
▼登山前に必ず知っておくべきこと(富士登山オフィシャルサイト)
http://www.fujisan-climb.jp/basic/index.html
▼富士山をより楽しむために(富士登山オフィシャルサイト)
http://www.fujisan-climb.jp/hospitality/index.html
▼混雑を避けて、安全・快適な富士山へ(富士登山オフィシャルサイト)
http://www.fujisan-climb.jp/info/congestion_info.html