ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年10月

19件の記事があります。

2018年10月31日紅葉の見頃を迎えています!(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 箱根 池田興平

こんにちは!

今回は箱根にある金時山の紅葉を特集したいと思います。

少しずつ空気がヒンヤリと冷えてきた今日この頃ですが、箱根の仙石原地域は標高が600m程と高いため最低気温は9度と、かなり冷え込んでおります。

気温が下がってきた分、空気が澄んで展望が良く運動をする際には快適な温度ということもあり登山シーズンには好条件が揃っています。

金時山山頂付近に設置してある、登山者数カウンターのデータを回収するため登山をしてきました!

【中腹辺りの金時山】

空には雲がひとつもなく快晴の中登っていきました。

体感温度にして15度くらいでしょうか、運動をするには涼しくて快適に登れます。

金時山の登山道では秋の花が数多く咲いており、花を目当てに登られる方も多くいます。

【リンドウ】

【リュウノウギク】

【ホトトギス】

紅葉の方はというと、麓はまだ葉が緑の状態でしたが、山頂付近に近づくにつれ徐々に紅葉した木々が姿を現れはじめました。

【山頂付近でお昼ご飯を食べる登山客】

10月下旬現在では、全体に紅葉していなかったですが、今の時期は緑も混じり色が多様で美しいとも感じます。

箱根の金時山での紅葉の見頃を迎えるのは11月中旬頃です。

ちなみに金時山の登山者数は昨年29年度では、おおよそ105,000人程の登山者数がいました。

毎年の傾向として、年間通じて一番登山者数が多くなる月は、多くの登山者が涼しくて快適に登れ、紅葉が楽しめる11月になっています。

【金時山山頂からの富士山の眺望】

今の時期は空気がとても澄んでおり、雲も少ないため、山頂に少し雪化粧をした富士山の姿が見られます。

比較的夏よりも、秋、冬の方が山頂での富士山を見られやすいため、これからのシーズンぜひ金時山に足を運んでみてはいかがでしょうか!

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2018年10月30日鳳凰三山巡視(前編)

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

1023日から24日にかけて、夜叉神峠ピストンで鳳凰三山の巡視に行ってきました。

夜叉神峠は標高1,770m、夜叉神峠登山口から約1時間。南アルプス山域の中でもアクセスが良く1年を通して登ることができます。日本第2位の高峰、北岳をはじめとする白峰三山の展望や季節の花を楽しむことができるトレッキングコースとして多くの方に親しまれています。これまでにも何度か夜叉神峠には登ったことはありますが、紅葉の時期に行くのは初めてなのでとてもわくわくでした!

登山道の脇にはミズナラ、ハンノキ、ミヤマザクラ、イタヤカエデなど数多くの樹木が生育しています。登山口からしばらく歩くと緑の中にほんのり色付く木々が現れました。

緑の中にほんのり色付く木々

△緑の中にほんのり色付く木々

ご覧の通り、登山道にはまだ雪はありません。凍っている箇所もないので、今現在は安全に歩くことがことできます。雪はありませんが、落ち葉がたくさんある場所で滑ってしまわないように、下りの際は気をつけてくださいね。

綺麗に色付く木々

△綺麗に色付く木々

先ほどの写真から20分ほど歩いた場所です。こちらは緑よりも黄色や赤がよく目立ちます。色付いている木々をよく見てみると、この付近はカエデが多く生育しているようです。紅葉した木々を下からのぞいてみるとこんな景色が。

下から紅葉した木々を見る

△下から紅葉した木々を見る

少し逆光で見えづらい感じもしますが、いろいろな形をした葉が赤や黄色に染まっていて綺麗です。空も青くて良く映えます。山を歩いているとつい下を見て歩いてしまう時間が多いですが、ふと足を止めて空を見上げてみてください。この時期にしか見ることができない景色を見ることができますよ♪

白峰三山

△白峰三山

この写真を撮った時には白峰三山が綺麗に見えましたが、数分すると北岳や農鳥岳にガスがかかりだしました。ナイスタイミングに撮影できました!白峰三山には、うっすらと雪が付いていました。先日更新した冠雪した北岳に比べると、かなり雪が減ってしまいました。冬になると白峰三山上部全体が雪で真っ白になります。今年も白銀の白峰三山の姿を見るのが楽しみです。同じ山、同じルートでも、季節が変われば全く違う景色や楽しみ方ができます。夜叉神峠付近にはキャンプ場もあるので夜には満点の星空を楽しむことだってできちゃいます!夜叉神峠付近の紅葉は終盤を迎えているように感じられましたが、少し標高を下げると綺麗な紅葉を見ることができます。高山はすでに雪山に変わりつつありますが、まだまだ秋の山を楽しみたいという方にオススメの場所です♪

夜叉神峠から6時間ほど歩くと鳳凰三山の1つ、薬師岳が現れます。この先は標高がぐんと上がり、積雪や凍結の可能性があるため、軽アイゼン等が必要になってくるエリアです。鳳凰三山編はまた次回更新します。お楽しみに!

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2018年10月25日そうだNIKKOに行こう!

藤本 優太

こんにちは!

日光国立公園管理事務所 藤本です。

今回は日光の紅葉情報についてお知らせします!

△地獄茶屋からの竜頭ノ滝

紅葉はピーク?を迎えています!

△近くの橋からの竜頭ノ滝

 竜頭滝は、華厳滝、湯滝とともに奥日光三名瀑の一つに数えられています。

 長さは210m、高低差約60mで、滝の名前の由来は、滝を正面から見た姿を竜の頭に見立てたとも、二手の流れをひげに見立てたともいわれます。

 滝沿いには歩道があり、流れ落ちる滝を横目に見ながら、約10分で滝つぼにいくことができます。

では、今度は竜頭の橋から見てみましょう!

その他詳しい日光の紅葉情報は湯元ビジターセンターHPに記載されています。

http://www.nikkoyumoto-vc.com/nature/kouyou.html

百聞は一見に如かず!紅葉見頃な日光国立公園でお待ちしております!

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2018年10月24日トキ野生復帰10周年!新人トキがんばれ!!

佐渡 原奈緒子

みなさんこんにちは、佐渡自然保護官事務所の原です。

今年で佐渡でのトキの放鳥が始まってから10年が経ちました。10月14・15日に10周年を記念してトキの野生復帰10周年を記念した式典・フォーラム・放鳥式典が行われました。

放鳥式典は15日に行われ、11羽のトキが佐渡の大空に羽ばたきました。

放鳥式典には眞子内親王殿下にもご臨席頂き、トキの放鳥を行って頂きました。

▲放鳥式典会場にずらりと並ぶ放鳥箱

▲地元小学生によって放鳥されるトキ

私たちアクティブレンジャーはというと、式典会場から離れた見晴らしの良い場所で放鳥したトキに事故がないか、無事に飛べているかをモニタリングしていました。

▲放鳥トキの様子をモニタリングする職員

今回はハードリリース方式*で行われ、放鳥する場所としても初めての場所となりましたが会場の周りには先輩トキたちがたくさんいます。放鳥直後から田んぼや草地に降りて採餌を始めているのを確認できるほどでした。そして、放鳥から1週間も経たないうちに先輩トキの群れに合流して一緒にとまり木にいる様子も確認されています。

放鳥個体は事前に専用の広いケージで飛翔や採餌など自然に近い環境で十分な訓練を受けますが、飛び方を見るとまだまだ新人さんなのがわかります。

▲野外生活7日目の新人トキNo.354 おぼつかない着地(2018.10.22)

▲野生下生まれ2歳のNo.B06 華麗な着地 (2018.10.22)

放鳥されて佐渡の大空を飛ぶのはどんな気持ちでしょうか。仲間と訓練していた順化ケージが恋しくなったりもしているかもしれません。 それとも早速お気に入りのえさ場を見つけて他のトキたちと楽しく過ごしているでしょうか。新人トキたち、厳しい野生下でも無事に過ごしていけますように。これからも少し離れたところから見守っていきます。

*ハードリリース方式については6月28日掲載の「トキ放鳥(ほうちょう)までの道のり」をご覧ください。

◇放鳥トキ情報 野生下のトキに関する最新情報を毎週更新中!

http://blog.goo.ne.jp/tokimaster

◇公式ツイッター 「佐渡の車窓から」好評連載中!

https://twitter.com/kankyoshosado01?s=09

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2018年10月23日南アルプス、雪の便り

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

日本のあちらこちらの山で初冠雪の便りを耳にします。南アルプスの山々にも冬の便りがぞくぞくと届いています!そこで今回は、南アルプス北部の冠雪の姿をみなさんにご紹介したいと思います。

例年、日本アルプスの中で1番最初に冠雪するのは北アルプスですが、今年は南アルプスのほうが早かったようです。

広河原から見た北岳

△広河原から見た北岳

左俣やバットレスなどの上部がうっすら白くなっているのが確認できます。今年も北岳の雪と広河原の紅葉コンビの写真を撮影できました!紅葉部分に山の陰が被ってしまっていますが、もう少し楽しむことができそうです。北岳の紅葉は終わりを迎えてきていますが、白鳳渓谷の紅葉も色づいています。この時期の広河原インフォメーションセンターには登山目的のみならず、紅葉狩りを目的として来られる方も多くいらっしゃいます。多くの方に白鳳渓谷の紅葉を楽しんでいただきたいです♪

うっすら白くなっている仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳

△うっすら白くなっている仙丈ヶ岳(写真左側)と甲斐駒ヶ岳(写真右側)

10月23日現在、登山道へ雪が見え始めるのは稜線部からとなっています。北岳のお隣の甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、鳳凰三山もうっすらと冠雪していました。写真右側に写る甲斐駒ヶ岳は花崗岩によって年中白っぽく見えますが、雪を被るとその白さが際立ちますね!!

北岳肩ノ小屋から見た北岳方面

△北岳肩ノ小屋から見た北岳方面

北岳肩ノ小屋はおよそ標高3,000m。この日は日が射しているもののやはり寒かったです。これまで夏に見ていた北岳とは打って変わって、雪で白くなって、より山体の大きさを感じることができます。ここから先は雪が積もっているところや岩がむき出しになっているところがあります。アイゼン等の雪山装備を必ず準備して登るようにしてください。

間ノ岳方面

△間ノ岳方面

間ノ岳方面も真っ白になっています。この日は天気も良く、空気が澄んでいました。今年度、防鹿柵や伏工作業で登った塩見岳や荒川岳まで一望できました!高山植物が咲く夏の南アルプスも綺麗ですが、雪で白くなった南アルプスもとっても綺麗です!!

● 南アルプス登山を計画されている方へ

北岳各地の山小屋は11月初旬で有人から無人になりますので、ご注意ください。また、山梨県側のバスや乗り合いタクシーの運行は114日をもって終了します。長野県側のバスは1115日まで運行予定です。これからますます寒くなってきます。文中にも記述しましたが、アイゼンやピッケル等の冬山装備を携帯して登るようにしてください。北岳はすでに秋山ではなく、雪山です!!ご自身の体力・技術に応じた山を選んでください。閉山まで残りわずか!みなさんにとって安全で楽しい登山になりますように。

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2018年10月22日秋を見つけに(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

だんだんと寒くなってきましたね。事務所がある箱根の湖尻周辺では、朝の気温が10℃を下回り始め、木々が色づき始め、いよいよ秋が始まってきたなーと実感しています。

 今回は、事務所のすぐ裏手にある箱根ビジターセンター(以降:箱根VC)から姥子駅までの「自然探勝路」という自然を堪能できるコースのご照会です。片道15~20分、往復でも1時間かからない季節の草木や野鳥観察など手軽に自然を満喫したい方にうってつけのコースです。

↑コースマップ。箱根VCより配布している資料です。

私がオススメするのは、登りは箱根VCから石畳の坂道を経て姥子駅まで行き、下りは駅舎裏口から行くことが出来る散策路を経て金太郎岩展望台→金太郎岩を見て回り箱根VCまで戻るコースです(黄線のコース)。石畳が醸し出す歴史の重厚感と箱根らしい自然の中を散策出来るのがこのコースの魅力です。地図に明記した番号をご参考に以下の写真をご覧ください。

↑①木々の間に延びる石畳の坂路。

↑②金太郎岩展望台(左図)。下ると童話「金太郎」が投げたと言われる金太郎岩(右図)があります。

もう少し経てば、紅葉と芦ノ湖が眺望できる隠れた名スポットです。

↑③富士山がある風景100選No.2「箱根ロープウェー姥子駅周辺」事務所から一番近い登録地です。

 

また、足下は秋の花、枝先には実りの秋を感じます。

↑秋の花実コレクション

秋を彩る花実は今週から来週末頃までが見頃です。

是非、小さな秋を探しに箱根へお越しくださいませ!

~コース上での注意点~

・国立公園内ですので、動植物の採取はご遠慮ください。

・石畳は雨が降った翌日は大変滑りやすいです。通行にご注意ください。

・コースは一部複線化しています。箱根VCで地図と案内をお聞きの上、散策に行かれると安心且つ、より散策を楽しむことができます。

・朝方は気温が低いため、防寒着をご持参ください。

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2018年10月18日トキの個体特性

佐渡 近藤陽子

皆様、こんにちは。

佐渡自然保護官事務所の近藤です。

▲今季初確認のコミミズク(2018年10月9日撮影)

 新潟県佐渡市では、トキの野生復帰の取組が進められており、佐渡の自然界に生息するトキの数は約370羽になりました。私たち、佐渡のアクティブ・レンジャーは、トキ野生復帰の取組を評価する上で重要な、トキのモニタリング(追跡調査)を行っています。日々トキを観察していると、いつの間にか1羽1羽の特性が頭に入ってきて、トキ観察の面白さにつながっています。



今回は、私たちの記憶に残るトキの一部をご紹介いたします。

■「ジャマイカくん」

個体番号:174(第10回放鳥、いしかわ動物園生まれのオス)

名前の由来:脚についている補助カラーリングの色が、ジャマイカを連想させるため(上から みどり・きいろ・あか)。

記憶に残る理由:足環の色はカラフルでおしゃれだが、メスにモテない控えめ草食系男子で、職員の同情を買っているから。


■「ぴみみ」と「きぴぴ」ペア

個体番号:212(第12回放鳥、佐渡の野生復帰ステーション生まれのオス)と237(第13回放鳥、佐渡トキ保護センター生まれのメス)

名前の由来:脚についている補助カラーリングの頭文字から(212:上からピンク・どり・どり、237:上からいろ・ンク・ンク)

記憶に残る理由:繁殖期になると突然姿を消し、山奥でこっそり繁殖している要注意ペアだから。

▲ぴみみ


▲きぴぴ
 

■「ろくちゃん」

個体番号:06(第1回放鳥、佐渡トキ保護センター生まれのオス)

名前の由来:個体番号から

記憶に残る理由:2008年の記念すべき第1回放鳥個体で、人のすぐ近くまで来てエサを食べるため、多くのスタッフに愛されたが、繁殖は一度も成功せず、トキのメスにはモテなかったから。2015年10月、残念ながら猛禽類に襲われ死亡が確認されました。


■「にひゃくじゅう」

個体番号:210(第12回放鳥、出雲市トキ分散飼育センター生まれのオス)

名前の由来:個体番号から

記憶に残る理由:放鳥後、ほかのトキが平野の水田やビオトープで確認されている中、トキがいるとは全く予想していなかった山奥のダム湖周りの林道へ下りて採餌する珍しい行動を取るトキだったから。2015年9月、残念ながら骨格と羽のみになって、いつも確認されていたダムから離れた海岸に死体が打ち上げられているところを発見されました。


 トキの個体特性を把握できる理由の一つに、トキにはそれぞれお気に入りのエサ場、お気に入りのねぐらがあることがあげられます。この地域に行くと、この番号のトキたちがいるだろう、と大方予想して私たちはモニタリングをしています。実際に私たちがモニタリングで使用しているトキの識別表も、地区別に分けられています。

 

▲トキ識別表

 佐渡のトキは約370羽にまで増え、今までトキが確認されていなかった場所でもトキが見られるようになりました。営巣場所も島内各所に広がり、すべての営巣場所を把握するのは困難です。しかし、日々トキをモニタリグすることで、私たちもトキが好みそうな場所がどのような環境なのかが分かってきました。私たちのモニタリング技術もトキたちによって磨かれていっています。

 

 トキの放鳥が始まって10周年。まだまだトキには未知の部分がたくさんあります。トキから学んだことを活かし、これからもモニタリングを続けていきたいと思います。

▲佐和田海岸からの夕日

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2018年10月18日10月14日(日)【バリアフリーで楽しむ秋の箱根】行事報告(箱根地域)

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

今回は10月14日(日)に箱根ボランティア解説員連絡会と共同開催した「バリアフリーで楽しむ秋の箱根」の様子をお伝え致します。

 このイベントは当初、箱根ボランティア解説員連絡会の主催行事でしたが、平成21年度より環境省も協力して開催する共催行事としているものです。今回は降水確率が低いのにも関わらず、開催前に雨が降るというハプニングに見舞われましたが、開始時は晴れて無事開催することが出来ました。

 場所は箱根ビジターセンター前のバリアフリー観察路で実施しました。

階段がなく、舗装路でゆったりと歩けるため、ご高齢の方、身体が不自由な方、小さなお子様も参加出来るイベントです。季節の花実を観察したり、紅葉を楽しんだりして、秋の箱根を満喫しました。

↑紅葉が始まり、とても和やかな雰囲気の中で開催できました。

↑豊作のガマズミの実。甘酸っぱい実りの秋ですね。

↑種子から仙人のひげのような毛が生えることから由来した「センニンソウ」

 ふわふわの毛はとても気持ちが良いです!

↑拾ってきた落ち葉でステンドグラス作り

 セロハンテープで台紙の裏に貼り付けて陽に透かすと・・・

↑こんな感じに出来ました!自然な色は素敵ですね!

↑今回のイベント中に感じたことを俳句にする「ハイクで俳句」

 以下のような素敵な俳句が出来ました。

・ホンザンショウ 緑のじゅうたん きれいだね

・葉の陰に ムラサキの実 ひそやかに

・針さして それいけ開け 神輿草(みこしぐさ)

↑最後はパークボランティアのハーモニカ伴奏による童謡「紅葉」を全員で合唱しました。

ゆったりとした雰囲気に包まれながら、今回の観察会を終えました。

普段はあれを観察しなきゃ!これを見に行かなきゃ!と急ぎ足になってしまいますが、時間をあまり気にせず、ゆったりと観察出来るのも、とても良かったなと改めて認識しました。参加者も終始笑顔で楽しまれていましたので来年も是非開催したいと思います。

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2018年10月17日台風24号被害と小田代湖

日光国立公園 太田祐司

みなさん、こんにちは。日光国立公園の太田です。

9月30日夜に通過した台風は、奥日光地域に多大な影響を与えました。戦場ヶ原を流れる湯川は増水し木道を一部水没させて、一時的に戦場ヶ原の木道の閉鎖を余儀なくされました。湯滝の下流の湯川沿いの栃木県管理の歩道は、木道の流出や土砂崩壊などで通行できませんでしたが、現在は復旧していて全ての歩道は通行できます。

暴風の影響も大きく、歩道への倒木の他に大木の根返りや幹の折損がかなりの箇所で見られました。環境省の直轄の園地にあるシンボルツリー的な巨木もダメージを受けました。

湯元スキー場にはウラジロモミの巨木がありましたが、折れて倒れました。【樹高約30m ウラジロモミ】

【倒木 幹に空洞あり】

光徳園地は修学旅行の子供達がハイキング時に昼食休憩を取る場所で、ミズナラの樹林が広がり、胸高直径1m越の巨木が多く見られます。

【光徳園地の三本楢】

この園地には三本楢と呼びたくなるような三本並んだミズナラの巨木がありましたが、そのうちの1本が幹折れ倒木しました。

【右端のミズナラが幹折れ】

これらの樹木は山林内で倒木したわけではないので、倒木の搬出処理が必要で、巨木であるだけに、その費用も馬鹿になりません。早期に撤去するために努力中です。

他にも中禅寺湖の西側の千手が原の森でも、数本の巨木が倒木しました。これらの樹木は、奥日光の景観を構成する大事な巨木だったので残念ですが、良く観察すると樹幹に腐朽が入り、空洞等がある木がほとんどでした。

【折れたミズナラの樹幹は空洞】

このような巨木が倒れれば、施設破損等は避けられず、人身事故にもつながりかねません。

直轄地の樹木の点検に努力しなければならないという思いを新たにしました。

台風24号は日光国立公園にダメージを与えましたが、腐朽木を倒した点を長い年月で考えれば自然のサイクルの一環とも言えるかもしれません。

しかし台風は、明るい話題も提供してくれました。大雨の影響で小田代原に雨水が溜まり、幻の湖といわれる小田代湖が出現し、紅葉見物の観光客に思わぬ景観を見せてくれました。

【出現した小田代湖】

小田代湖は7年ぶりの出現で、テレビニュースでも取り上げられました。

10月末までは滞水していて湖が見られる可能性があるそうです。奥日光は紅葉が盛りの時期に向かいます。ぜひ、おいでください。

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2018年10月16日北岳の紅葉

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

1010日に北岳に行ってきました。ルートは大樺沢ルートを登り、白根御池小屋経由で下山しました。広河原から見た北岳のようすです。

広河原から見た北岳

△広河原から見た北岳

1週間前の記事(109日更新)の北岳は102日に撮影したもので、赤や黄色よりもまだ緑色が強いという印象でしたが、1週間ほどでずいぶん紅葉が進みました。広河原の紅葉は今週くらいが見頃になるかなと思います♪

大樺沢ルートから見た紅葉のようす

△大樺沢ルートから見た紅葉のようす

大樺沢ルートの2,200m付近のようすです。広河原から見る北岳とほぼ同じアングルですが、標高を上げて近くで見てみると色が濃く、綺麗に色付いていました。今年度、台風や大雨の影響で何度も通行止めになってしまっていた大樺沢ルート。「計画に入っていたけど、ルート変更した」という方も多いと思います。平成22年度から毎年、登山者カウンターを2基設置しています。(登山者カウンターについての記事はコチラ )そのうち1基は大樺沢ルート上に設置しており、入山・下山ともにほぼ毎年、大樺沢ルートを利用される方が多いです。ですが、現時点では白根御池小屋ルートでの入山・下山が圧倒的に多いです。現在、大樺沢ルートは多くの方のご支援により復旧しています。今回、歩いてみて登山道が不明瞭なところもなく安全に通行できます。大樺沢ルートから登られる方は山の斜面を見ながら大樺沢の川の音を楽しんでみてはいかがでしょうか。

白根御池小屋経由ルート・大樺沢ルート分岐から2時間ほど歩き、二俣に到着。登ってきた道を振り向くと、鳳凰三山の一部、観音岳、地蔵ヶ岳を見ることができます。

二俣からのようす

△二俣からのようす

薬師岳は観音岳の右側にあり、山に隠れてしまって見えません。代わりと言っては何ですが、左側に白鳳峠を見ることができます。白鳳峠は広河原インフォメーションセンターから10分ほどのところに登山道があり、早川尾根や鳳凰三山へ続く峠です。白鳳峠の上部は岩塊流(がんかいりゅう)と呼ばれる岩石がたくさんあり、北岳側からはそのようすがはっきりと見ることができます。

今回は山頂へ行かずに、白根御池小屋方面へ。15分ほど歩くと池が見えてきます。

白根御池

△白根御池

この池は白根御池といい、江戸時代の山梨の地誌「甲斐国志」でも紹介されている池です。大加牟婆(おおかんば)池として登場し、池に石を投げ入れて竜神を怒らせ、雨を降らせる雨乞いの池だったと言われています。この白根御池の看板は以前までかなりぼろぼろでしたが、つい最近、ようやく新しい看板に変わりました!白根御池小屋近辺に来られた際は、ぜひ、ご覧ください♪

この日はお昼頃までは日も差し、暖かく感じられました。これからの時期は朝晩だけでなく、日中も冷え込んできます。なお、大樺沢ルートは沢沿いのため、橋に氷が張ることもあります。通行には十分気をつけてください。また、日の入りも早くなってきているので、ヘッドライトおよび予備電池の携帯をおすすめします。みなさんにとってステキな紅葉シーズンになりますように!

● 南アルプス南部 茶臼岳、聖岳の登山を考えている方へ

先日の台風24号、25号の影響により、登山道の崩落や橋の全壊により通行することができません。なお、復旧については現在、未定とのことです。詳しくはこちら(オクシズ)をご覧ください。

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