関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
先日鹿の調査で箱根の駒ヶ岳へ行ってきました。
駒ヶ岳は標高1,356mで中央火口丘の一つです。
山頂へ行くためには、ロープウェーで登る方法と防ヶ沢登山口から登る方法があります。
現在、防ヶ沢から駒ヶ岳山頂まで大涌谷周辺の火山活動による立ち入り規制のため通行止めとなっています。
防ヶ沢から駒ヶ岳山頂までのコースタイムは約90分かかりますが、ロープウェーの出発地である箱根園から山頂を目指せば約7分で到着することができます。
▲箱根園のロープウェーを利用して山頂を目指します。
天候に左右されますがロープウェーからの展望は恵まれていれば富士山が綺麗に顔をのぞかせてくれます。
冬の時期は空気が透き通っており遠くまで見通せるため、富士山を見られるチャンスです。
晴天時でも強風の場合、運転見合わせになる可能性もありますのでご注意を。
http://www2.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/ropeway/
駒ヶ岳ロープウェーのHPからNEWS&TPOICSの運行情報を見ていただくと確認ができます。
▲駒ヶ岳から見た富士山
山頂には箱根神社元宮(はこねじんじゃもとつみや)があります。
駒ヶ岳では古くから霊峰神山を拝し、山岳信仰が行われていました。
最近ではパワースポットとして注目され多くの観光客が足を運ぶ場所となっています。
▲箱根神社元宮と鳥居
近年、駒ヶ岳でも鹿の出没が確認されているため実態調査をしています。
山頂周辺の登山道に定点カメラを設置しており、定期的にデータの回収を行います。
箱根山の登山道の一部は、2015年6月の大涌谷の噴火の影響により入山規制にされています。
今回の様な調査で許可を得て立ち入りしています。通常は駒ヶ岳の山頂周辺の登山道は立ち入らないようお願いします。
▲駒ヶ岳に設置してある定点カメラ
赤外線センサーによりカメラの前で熱を発生する物体(動物や人)がセンサーの感知範囲内を移動すると、センサーが感知をして自動的に撮影をおこなってくれます。
カメラ位置は鹿がカメラの前を通りやすい環境を選び定点カメラを設置しています。
今回も無事にデータ回収を終えることができました。
▲駒ヶ岳山頂付近で確認できたメス鹿とオス鹿
箱根でも近年増えつつある鹿ですが、これ以上に増えないためにも鹿の実態調査を今後も続けていくことも重要だと感じます。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
先日鹿の調査で箱根の駒ヶ岳へ行ってきました。
駒ヶ岳は標高1,356mで中央火口丘の一つです。
山頂へ行くためには、ロープウェーで登る方法と防ヶ沢登山口から登る方法があります。
現在、防ヶ沢から駒ヶ岳山頂まで大涌谷周辺の火山活動による立ち入り規制のため通行止めとなっています。
防ヶ沢から駒ヶ岳山頂までのコースタイムは約90分かかりますが、ロープウェーの出発地である箱根園から山頂を目指せば約7分で到着することができます。
▲箱根園のロープウェーを利用して山頂を目指します。
天候に左右されますがロープウェーからの展望は恵まれていれば富士山が綺麗に顔をのぞかせてくれます。
冬の時期は空気が透き通っており遠くまで見通せるため、富士山を見られるチャンスです。
晴天時でも強風の場合、運転見合わせになる可能性もありますのでご注意を。
http://www2.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/ropeway/
駒ヶ岳ロープウェーのHPからNEWS&TPOICSの運行情報を見ていただくと確認ができます。
▲駒ヶ岳から見た富士山
山頂には箱根神社元宮(はこねじんじゃもとつみや)があります。
駒ヶ岳では古くから霊峰神山を拝し、山岳信仰が行われていました。
最近ではパワースポットとして注目され多くの観光客が足を運ぶ場所となっています。
▲箱根神社元宮と鳥居
近年、駒ヶ岳でも鹿の出没が確認されているため実態調査をしています。
山頂周辺の登山道に定点カメラを設置しており、定期的にデータの回収を行います。
箱根山の登山道の一部は、2015年6月の大涌谷の噴火の影響により入山規制にされています。
今回の様な調査で許可を得て立ち入りしています。通常は駒ヶ岳の山頂周辺の登山道は立ち入らないようお願いします。
▲駒ヶ岳に設置してある定点カメラ
赤外線センサーによりカメラの前で熱を発生する物体(動物や人)がセンサーの感知範囲内を移動すると、センサーが感知をして自動的に撮影をおこなってくれます。
カメラ位置は鹿がカメラの前を通りやすい環境を選び定点カメラを設置しています。
今回も無事にデータ回収を終えることができました。
▲駒ヶ岳山頂付近で確認できたメス鹿とオス鹿
箱根でも近年増えつつある鹿ですが、これ以上に増えないためにも鹿の実態調査を今後も続けていくことも重要だと感じます。