2019年4月26日
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2019年04月26日開催報告】自然観察会「スミレを探して春の仙石原を歩く」(箱根地域)
富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎
こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。
4月23日(火)に箱根地域自然に親しむ運動の第1回自然観察会「スミレを探して春の仙石原を歩く」を開催いたしました。
今回は70名定員のところ、107名の方からお申込みいただきました。沢山のお申込みいただきありがとうございます。当日は69名の方がご参加いただき、晴天の中、沢山のスミレを観察することができ、参加者も大満足でした。
【出発式後の準備運動の様子】
【スミレを紹介する箱根地区パークボランティア】
【ツボスミレ(別名:ニョイスミレ)】
【観察会コースの様子】周辺の木々が芽吹き、春らしい景色を楽しめました。
【クロモジ】
今回ご案内いただいた箱根地区パークボランティアは、ゴールデンウィーク期間中に箱根ビジターセンターで自然観察会を開催しております。(参加費は無料)
その他にクラフト教室も開催しておりますので、宜しかったらぜひ遊びに来てください。
詳しくは箱根ビジターセンターホームページをご覧ください。
こんにちは 小笠原から玉井です。
4/14(日)
小笠原は天気も良く、とてもさわやかな日曜日でした。
この日南島で、小笠原村主催の島民向けイベント
南島外来植物除去ボランティアが行われました。
環境省もスタッフとして参加し、
南島の現状や取り組みについて、紹介をしました。
AM:外来植物除去作業
昼食&自由時間
PM:各関係機関による南島での取り組み紹介
【扇池】
父島の南西約1kmに浮かぶ南島は、
沈水カルスト地形という特異な地形や
ヒロベソカタマイマイなどの半化石が多く残っており
国指定天然記念物(2008~)に指定されています。
また、カツオドリなどの海鳥の主要な繁殖地の一つでもあります。
ノヤギが根絶された現在では、
適正利用のルールをつくり、景観の保護、在来植生の回復
クマネズミへの対策などが進められています。
午前中は、参加者のみなさまにも協力していただき
在来植生の回復のため、外来植物の除去作業を行いました。
【作業のようす 奥は陰陽池】
27名の皆さまのおかげで、
コマツヨイグサなどの外来植物を100kg以上除去できました!
午後の取り組み説明では、
南島での外来種への取り組みや、生き物紹介などがあり
参加者の方もとても熱心に耳を傾けていました。
【南島に生息するヘリトリオカガニ(死体)・準絶滅危惧】
環境省からは、
野生絶滅した小笠原固有のカタツムリの『野生復帰』計画
についてご紹介しました。
現在世界遺産センターでは、
種を絶滅から救出し、野生復帰させるため
小笠原固有のカタマイマイを6種飼育しています。
全ての種で繁殖に成功し個体数も安定してきたため、
いよいよ野生復帰の段階へと進めています。
なかには、
チチジマカタマイマイなど、かつて南島に生息していた種もおり、
南島は野生復帰の候補地のひとつとなっています。
【チチジマカタマイマイの半化石を利用するオカヤドカリ】
南島をはじめ、小笠原では様々な取り組みが行われ、
地域の人によって小笠原の自然が守られ続けています。
小笠原にお越しの際はぜひ一度、南島へ訪れてみてください。
玉井