2019年7月11日
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2019年07月11日危険木の伐採作業を実施しました!
日光国立公園 村田麻理沙
こんにちは、日光国立公園管理事務所の村田です。
戦場ヶ原や小田代原では、アヤメやノハナショウブが見頃となっています。
【アヤメ】
【ノハナショウブ】
先日、環境省直轄の歩道(戦場ヶ原、小田代原)で、利用者のみなさんに歩道を安全に利用していただくため、通行に危険となる枯れ枝の除去や枯れ木の伐採作業を実施しました。
6月は、小学校の修学旅行生が多く、戦場ヶ原では一日の利用者が2千人を超える日もあるほど※、作業実施には細かな配慮が必要でした。
(※赤沼と北戦場に登山者カウンター設置し、利用者数を集計しています)
利用者の安全を第一に考えることはもちろんですが、発注者側として、作業員の安全も第一に考えなければならないので、できる限り、作業に同行しました。
一部ですが、作業の実施状況をお伝えします。
1本目は、利用者のみなさんがお昼休憩によく利用される、泉門池のベンチ横の、ウラジロモミの立ち枯れ木の伐採です。切株をみると、多数のアリとその卵が。。。中はだいぶ腐朽していたようで、木に登って上部から少しずつ伐採している時も揺れていたので、安全に伐倒できて一安心でした。
【ウラジロモミの立ち枯れ木 左側】
【切株】
2本目は、歩道上にあるウラジロモミの枯れ枝の除去作業です。
高い所では10m以上登っての作業でした。直径10cm程度の枯れ枝でも、10mの高さから落下したら、木道を破損するほどの衝撃となり、危険です。
【木登り中】
【枯れ枝除去作業中】
作業中、少しの時間、利用者のみなさんにはお待ちいただくことがありましたが、快く待っていただき、無事に作業を終了させることができました。
「高い木に登っている姿を見られるなんて!ラッキー!」と作業を一部始終見て写真を撮られていた利用者さんもいて、作業員もギャラリーの方たちのおかげで一段と作業をがんばれたようでした。
これからも皆さんのご協力をお願いします。
山梨県側の吉田ルートに続き、静岡県側の3ルートも10日に開通し、いよいよ本格的な富士登山シーズンに入ってきました。
私の事務所がある生物多様性センターの1Fにて「アクティブ・レンジャー写真展」を開催中です。
私たちアクティブ・レンジャーの目を通して見た関東エリアの多様な自然をお楽しみください!
<開催期間>2019年7月10日 ~ 18日 9:00 ~ 17:00
<場 所>環境省 生物多様性センター(山梨県富士吉田市剣丸尾5597-1)
アクセス方法はこちら http://www.biodic.go.jp/center/koutu.html
写真展の詳細についてはこちら http://kanto.env.go.jp/to_2019/2019_4.html
富士五湖からの今年の作品は下記の2点です。
11月7日撮影@山中湖
秋から冬にかけて長い期間、ダイヤモンド富士を見ることができるスポットとして有名な山中湖で、一瞬を狙いましたが、あいにくダイヤモンド富士としてはイマイチでした。
ただ、思いがけず印象的な雲に出会えました。
2月7日撮影@精進湖
こちらは冬の精進湖での朝霧を撮った作品です。朝日で富士山が赤く染まる紅富士(べにふじ)を撮りたかったのですが、残念ながらこの日は赤く染まらず、その代わり、幻想的な霧が少しずつ広がっていく様子を見ることができました。
なかなか狙い通りにはいかないです。
でも、想像もしなかった景色に出会うことができるのが、自然の魅力ですね。
今回は関東地方環境事務所管内のアクティブ・レンジャー20名が撮影した作品の他に、私が過去の6年間に富士五湖管内で撮ったお気に入りの写真を併せて展示しています。
大好きな富士山の奥庭の秋の景色です
富士山頂での御来光
季節、天候、時間によってさまざまな姿を見せてくれる富士山はやっぱり最高の被写体です。
森の中にたたずむ生物多様性センター
会場の生物多様性センターは、生物多様性に関する展示をはじめ、自然・科学・環境に関連した様々な本を収蔵した図書閲覧室(貸出はなし)など、自然について学べる場所です。
精巧な動物たちのはく製たちがお出迎え
子供たちが楽しめる展示がいっぱいです
山梨県側富士山五合目までの冨士スバルラインの料金所手前の森の中に位置していますので、富士登山や観光の際にぜひお立ち寄りください。