ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年9月

21件の記事があります。

2019年09月30日伊豆山稜線歩道『金冠山』

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは!! 沼津管理官事務所の山田です。

気がつけば9月も終わりです。今年の夏は富士山に始まり気がついたら、あっという間に秋が来てしまいました。

秋と言えば、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋など楽しみなことが多いですね。また、ハイキングにもってこいのシーズンです。これから紅葉の始まる伊豆の山々を何回かに分けて紹介していきたいと思います。

今回紹介するのは伊豆山稜線歩道の北側にある「金冠山」です。標高は816mの山です。

富士箱根伊豆国立公園指定80周年記念として、2017年に「日本のシンボルである富士山の魅力を発信し、より多くの人々に富士箱根伊豆国立公園に親しみをもっていただく」ため、代表的な富士山の展望地を"富士山がある風景100選"として選定しました。

金冠山はこの100選に選ばれた場所の1つです。

【 冬の金冠山山頂から望む富士山 】

伊豆山稜線歩道は修善寺自然公園から天城峠までを結ぶ約42kmの自然歩道です。歩道は整備されていて、比較的なだらかです。途中登り応えがある場所もあるので、健脚な方も満足できるコースがあると思います。明るく開けた歩道が多く日よけが少ないので、夏の暑い時よりこれからの季節が歩きやすいと思います。コースの途中に富士山や南アルプスなどが望めるポイントがありますので、体力と時間を考えながら計画を立てて下さい。

金冠山の頂上へは、一番近くて戸田峠にある駐車場から整備された登山道を20分~30分歩けば到着します。戸田峠から気をつけて道路を渡り、整備された舗装路を歩いて行くと芝の歩道に変わります。「だるま山高原レストハウス行き」の分岐看板を「金冠山」方向に進むと、山らしい土と石の歩道になり木製階段を上がります。両脇に低木と歩きやすい芝の歩道になったら山頂は目前です。どうですか?あっという間です。

登山は苦労して何時間もかけないと絶景が見られないと思われがちですが、ここは少しがんばれば山頂から高山に負けないくらいの、駿河湾や富士山、南アルプスをはじめとした山々を見渡せる眺望が広がっています。ぜひご自身の目で確認してみて下さい。

【 金冠山山頂から望む駿河湾 】

山頂からは、写真の中央の山々が沼津アルプスで、その手前に沼津の街が見えます。駿河湾の右側の丸い島が淡島です。島全体が無人島水族館で、釣り堀や珍しいカエルを展示しています。

【 山頂から望む戸田港 その奥に見えるのは静岡市清水区・三保の松原周辺 】

【 山頂直下のクマザサに覆われた登山道 】          

金冠山山頂から少し北西に下るとクマザサに囲まれた開けた場所があり、こちらも眺望がすばらしいです。山頂から5分くらいの場所なので、この辺りまで足を運んでみるのもいいかもしれません。気持ちいい風を感じることが出来ますよ。

コースも色々なパターンで組むことが出来ます。戸田峠から金冠山の短いコースなら、動きやすい服装(上着)と靴、十分な水分等があれば観光の途中に寄ったり、普段登山をしない人でも無理なくすばらしい景色を見ることが出来ます。

<コース例>

修善寺自然公園→だるま山高原レストハウス→戸田峠→金冠山 (所要時間:約3時間30)

だるま山高原レストハウス→金冠山 (所要時間:約1時間)

戸田峠→金冠山 (所要時間:30分)

伊豆山稜線歩道は上記で説明した"100選"で選定された場所が4つもあります。また随時紹介していきたいと思いますので楽しみにしていて下さい。

縦走を計画の際は、稜線の開けた場所を歩き直接風を受ける場所が多いので、防寒対策などきちんとした装備でお出掛け下さい。

また、今回紹介しました金冠山ですが、西側の真城峠からも山頂を目指せる歩道があります。こちらの歩道は台風15号の影響で倒木が多く、一部歩道を歩けない場所があるので戸田峠からの入山をおすすめします。

▼富士箱根伊豆国立公園"富士山がある風景100選"

http://kanto.env.go.jp/to_2017/post_94.html

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2019年09月30日尾瀬☆夏の写真

尾瀬国立公園 細川有希

みなさんこんにちは!

檜枝岐自然保護官事務所の細川です。

だんだんと涼しい風が入り秋の季節になりました。

檜枝岐村は涼しい風というよりは時々冬のような冷たい風が吹くこともあります・・・

尾瀬も紅葉シーズンになり、緑から黄色、赤、茶色へと木や草紅葉が色づき始めました。

シーズンは間で雪が溶けた6月からまた降り始めるまでの10月の5,6ヶ月しか開山していません。

この少ない期間でも尾瀬は毎年様々な顔を見せてくれて忘れられないような風景に出会わせてくれます。

今回は、夏に撮影した写真でマイベストショットの植物を紹介します。

来年はもっとすてきな写真が撮れるよう皆さんもぜひ訪れてみてください。

ちなみに尾瀬の閉山とは山小屋が閉まり人がいなくなった頃10月末のことを言います。

おととしは10月中旬に雪が降り始めましたが今年はどうなのでしょうか・・・

(左上ハッチョウトンボ 左下地衣類 右上ヤマハハコ 右下オトギリソウ科)

(右上アサギマダラ 右上ウメバチソウ 左下コオニユリ 右下エゾリンドウ)

(左上キンコウカ 右上ミヤマワレモコウとヘリコプター 左下アカモノ 右下シラタマノキ)

いかがでしたでしょうか。

まだまだベストショットはありますが今回は一部だけ紹介しました。

また次回の投稿をお楽しみにしてください。

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2019年09月28日【参加報告】箱根ビジターセンター特別イベント第3回「芦ノ湖ハイク&クリーン」

富士箱根伊豆国立公園 三瓶雄士郎

こんにちは!富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

ふと山肌を見ると標高の高い付近は少しずつですが紅葉が始まってきているようです。気づけば来週からは10月。あっという間に秋ですね。箱根が一番賑やかになるシーズンが始まります。

さて、昨年度より始まりました箱根ビジターセンターを管理運営する(一財)自然公園財団箱根支部が共催する特別イベント「芦ノ湖ハイク&クリーン」の第3回が昨日9月26日(木)に開催されました。

この活動は (一財)自然公園財団箱根支部、箱根マウンテンリッパー様、湖尻観光協会様で構成されている「芦ノ湖ハイク&クリーン実行委員会」が企画されているものです。当所にもお誘いがありましたので、所員3名で参加してきました。(★第1回目はコチラ!)

↑活動の様子。

 当職は初回より参加していて今回で3回目の参加。1回目に比べると断然にゴミが減ってきていて少し嬉しく思いましたが、それでも新たに不法投棄されているゴミがいくつか見つかり、なんとも複雑な気持ちです。

↑(左)水際に生える草木に絡まった釣り糸やビニール袋(右)それらを解き回収する作業

今回特に時間がかかる作業の一つです。

風で飛ばされたビニール袋や釣りの最中に切れ放置されてしまった釣り糸が波によって水際に生える草木に複雑に絡まり、それをほどくのに回収に時間がかかります。また、この場所は鳥などが止まり木として利用するため、足や身体に絡まり怪我をしてしまうことが想定できるため、長靴を履いて湖に入って作業を行います。

  

↑(左)波打ち際の堆積地/(右)少し落ち葉をかくと隠れたゴミが出てきます

↑かいた場所の拡大図

湖のゴミは表面ばかりではありません。波打ち際の堆積地に溜まった落ち葉や砂利をかいてみると隠れたゴミが出てきます。だいたいが微粒化したプラスチックゴミ(いわゆるマイクロプラスチック)が多く、掘れば掘るほど細かなプラスチックゴミが出てきます。マイクロプラスチックは海だけで無く湖や川でも深刻な環境問題ですね。

今回は総勢23名、約4時間の活動でゴミ袋8袋分のゴミを回収しました。第1回第2回の活動ではそれぞれ軽トラック1杯分のゴミを回収していましたので、かなり減少してきたのが分かりました。それでもまだまだ減らない不法投棄。うっかり落としてしまうゴミもその一つです。いつまでもキレイな自然を保てるように皆さまもご協力ください。

次回は12月に開催されるそうです。詳細は箱根ビジターセンターにお問い合わせください。

http://hakonevc.sunnyday.jp/index.html

〈今週のイチオシ写真〉

【活動の参加特典(ランチプレート)】

この活動に参加された方には、湖尻地区のおそば屋さんが提供してくれるランチプレートをいただくことが出来ます。今回はキノコの炊き込みご飯、きつねうどん、お漬け物。

これを目当てに参加している人がいたりいなかったり・・・。

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2019年09月27日八丈富士ハイキングコース 八丈島(伊豆諸島地域)

富士箱根伊豆国立公園 竹下実生

こんにちは。伊豆諸島管理官事務所の竹下です。

今回は、八丈島の八丈富士について紹介します。

底土港沖から眺めた八丈富士 八丈富士登山口

▲左:底土港沖から眺めた八丈富士 右:八丈富士登山口

八丈富士は八丈島の北側にそびえる山で、標高は854.3m、伊豆諸島の最高峰です。富士山と同じ成層火山で、円錐形の美しい形をしています。

八丈富士の山頂部分には直径約500mの火口があり、火口内は特別保護地区に指定されています。火口の内側には低木林が広がり、湿原や数個の池が点在する独特の景観の中に、浅間神社が建っています。火口の縁には、お鉢巡りの道が一周しており、360度の眺望の中、歩くことができます。

登山口には、八丈島中心部から車で約10分、徒歩約2時間40分でアクセスできます。登山口から山頂のお鉢までは1時間弱、ひたすら階段を登ります。

ハチジョウオトギリの黄色い花 動物進入防止柵

▲左:ハチジョウオトギリ 右:動物進入防止柵

道の脇にはハチジョウオトギリなど、初秋の花が咲いていました。

山頂に近くの道上には、動物進入防止柵が設置されていました。山頂部は貴重な植物の生育地であるため、ノヤギなど、食害の可能性のある動物の侵入を防止しているのです。通行した後は、必ず扉を閉めるようにします。

霧に覆われたお鉢巡りの道。道沿いにはハチジョウギボウシが一面に開花している。

▲お鉢巡りの道。左側が火口。

階段を上りきると、八丈富士の火口の縁、お鉢巡りの道の上へ出ます。

残念ながら、山頂部は霧に覆われ、360度の眺望は楽しめませんでしたが、道沿いや斜面ではハチジョウギボウシが一面に開花しており、綺麗でした。

・・・せっかくなので、晴れた時の景色も紹介します!

晴れた日のお鉢巡りの道からの眺望

▲晴れた時の景色

・・・とっても気持ちよさそうです。今度は晴れているときにリベンジしたいと思います。

火口の縁の一番高いところ(山頂)まで歩くと20分、お鉢を一周すると60分ほどかかるようです。当日は強風と濃霧のため、お鉢巡りは断念して、火口内の浅間神社へ向かいました。

浅間神社へ続く道。鬱蒼とした低木林に囲まれている。 道沿いには湿原や池が点在する
▲浅間神社へ続く道。道沿いには湿原や池が点在する。

火口の縁(お鉢巡りの道)から、草木に覆われた足場の悪い坂道を火口の中へ下っていきます。火口内にはヒメユズリハ、ヤマグルマなどの低木林が広がり、林床はシダやコケに覆われていました。鬱蒼としていて、別の世界へもぐり込んだようでした。

草木に埋もれるようにして建つ浅間神社の鳥居

▲浅間神社

10分ほど歩くと、草木に埋もれるようにして建つ浅間神社の鳥居が現れます。

八丈島では、昔、子どもが元服すると、神社に玉石をお供えする習わしがあったそうです。現在は、島の幼稚園生が運び上げてきたという沢山の玉石が供えられています。

八丈島に住む人たちにとって大切な場であることが感じられました。

ガクアジサイの両生花 コケに覆われた林床で活動するカタツムリ

▲左:ガクアジサイ。小さな両生花が沢山集まって咲いていた。右:カタツムリ。火口内は湿度が高く、快適そうに活動していた。

浅間神社に参拝した後は、道迷いに気をつけながら、元来た道を引き返します。神社から登山口まで、帰りは1時間弱で到着することができました。

海も山も楽しむことができる八丈島へ、皆さんもぜひ一度、訪れてみてください。

八丈島観光協会作成 八丈富士ハイキングマップ

▲八丈島観光協会 八丈富士山頂ハイキングmapより抜粋

※お鉢巡りの道は細く、左右が切り立っています。穴や亀裂、ゴツゴツした溶岩で足場の悪い箇所も複数あり、強風や濃霧の際は十分に気をつける必要があります。

【八丈島の観光情報】

八丈島観光協会 http://www.hachijo.gr.jp/

【伊豆諸島の台風被害について】

台風15号による被害は復旧しつつありますが、観光で伊豆諸島を訪問される予定の方は、念のため宿泊先や訪問予定の施設が復旧しているかどうかご確認ください。支援・被害・復旧などに関する情報は、各島の役場や観光協会のホームページで見ることができます。

大島町  https://town.oshima.tokyo.jp/

利島村  http://www.toshimamura.org/tourism

神津島村 https://vill.kouzushima.tokyo.jp/

新島村  https://www.niijima.com/

式根島観光協会 https://shikinejima.tokyo/

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2019年09月27日「天城山自然観察会」を開催しました!

富士箱根伊豆国立公園 下田 齊田滉大

みなさま、こんにちは。食欲の秋を免罪符に、体重計を押し入れへ放り込んだ齋田です。

朝夕日毎に涼しくなり、秋刀魚やさつまいも、きのこにかぼちゃが美味しい季節が近づいてきましたね!

今年も秋の味覚を余すことなく堪能して寒い冬に備えようと思います。

さて、以前の日記でも告知させて頂いた、令和元年度山の日環境教育プログラム「天城山自然観察会」を9月15日(日)に皮子平にて開催しました。

当日は天城自然ガイドクラブさんによる楽しい解説により、総勢40名の参加者が大いに盛り上がりました!

今回の日記では、簡単ではありますが観察会の様子をご紹介します。

皮子平は入口へのアクセスが悪く、天城の秘境とも言われる場所で、原生的な自然が濃縮されたとっておきの場所です。

今回の観察会では、一般車両は通行することの出来ない筏場林道をマイクロバスにて移動し、上井屋歩道入口から歩き始めました。

一行が最初に辿り着いたのは、300万年前に噴火した火口跡である西皮子平です。

直径1km程の草地が広がりますが、防鹿柵が設置されているため中には入れません。

ここでは天城山の歴史や成り立ち、防鹿柵内外の植生の違いについてガイドを行いました。

写真は赤色立体地図を用いて西皮子平周辺の地形について解説を行う様子です。


東皮子平にてブナに囲まれながらお昼休憩をとった後には、パネルを用いて山の役割について講義を行いました。

挙手制で回答して答えの書かれたシールを捲っていくクイズ形式での講義であったためか、みなさま童心に返って和気藹々と楽しんでおられました。

その後も動植物の解説を交えながら、苔に覆われた溶岩の森を抜け、溶岩流上に続く歩道を下り、終点の戸塚歩道入口まで辿り着きました。

道中の美しい自然の様子は山田アクティブ・レンジャーの日記をご覧下さい。

あたり一面が苔に包まれた林内や、巨大な杉の木がそびえ立つ光景はまるで異世界です!

今回の観察会は募集定員がすぐに埋まってしまい、参加することができなかった方も多いかと思いますが、富士箱根伊豆国立公園管内では、各事務所で様々なイベントが開催されています。

他事務所のアクティブ・レンジャー日記も要チェックです!

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2019年09月26日【日光・那須】「日光国立公園をめぐる!楽しむ!スタンプラリー」開催中!

日光国立公園 菅野敬雅

こんにちは、日光国立公園 那須管理官事務所の菅野です。

那須高原はすっかり秋模様、日中も涼しく過ごしやすい季節になりました。

さて、昨年度は夏休み期間に実施していた日光国立公園スタンプラリー、今年度は9月21日から開催しております!

■日光国立公園をめぐる!楽しむ!スタンプラリー

 日光国立公園内のビジターセンターなど5施設をめぐるスタンプラリーを開催します!

 3つ以上スタンプを集めると、ステキな景品をプレゼント!

 ぜひ、この機会に各施設をめぐりながら日光国立公園を満喫してください♪

▲スタンプ台紙も秋仕様に!各施設にて配布中です

<開催期間>

 令和元年9月21日(土)~令和元年10月31日(木)

<会  場>

 ■栃木県立日光自然博物館(栃木県日光市中宮祠2480-1)

  https://www.nikko-nsm.co.jp/

 ■日光湯元ビジターセンター(栃木県日光市湯元)

  http://www.nikkoyumoto-vc.com/

 ■塩原温泉ビジターセンター(栃木県那須塩原市塩原前山国有林内)

  http://www.siobara.or.jp/vc/

 ■那須高原ビジターセンター(栃木県那須郡那須町湯本207-2)

  http://www.nasuheiseinomori.go.jp/vc/

 ■那須平成の森フィールドセンター(栃木県那須郡那須町高久丙3254)

  http://www.nasuheiseinomori.go.jp/

<主  催>

 環境省 関東地方環境事務所

<お問い合わせ>

 日光国立公園 那須管理官事務所

 栃木県那須郡那須町湯本207-2 那須高原ビジターセンター2階

 TEL:0287-76-7512 / FAX:0287-76-7513

▲スタンプラリーのチラシ(画像をクリックで拡大)

■スタンプラリーと一緒に、ぜひ各施設のイベントもお楽しみください!

 下の写真は、5月に那須平成の森の30分ミニプログラムに参加した時の様子です。

 この時は運良くエゾハルゼミの羽化に立ち会うことができ、参加者の方々も興奮されていました。

 今の季節も、秋ならではの驚きと発見を体験できること間違いなしです!

▲那須平成の森「30分ミニプログラム」

●日光国立公園HP●

https://www.env.go.jp/park/nikko/

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2019年09月26日南アルプスのへそ

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

南アルプス国立公園は、東西約15キロメートル、南北約50キロメートルに及ぶ、南北に長い国立公園です。さて、ここで問題です。南アルプス国立公園の真ん中ってどのあたりだと思いますか?

正解は・・・

・・・塩見岳です。塩見岳は長野県と静岡県にまたがる標高3,052mの山です。南アルプスでは大きくなだらかな山が多いですが、塩見岳は突出した山頂の岩峰です。山頂は西峰と東峰の2つに分かれています。西峰の標高は3,047m、東峰は3,052mです。塩見岳は南アルプスの真ん中にある山とされ、「南アルプスのへそ」とも呼ばれています。

主な登山口は長野県大鹿村の鳥倉登山口です。鳥倉登山口から「日本で1番高い峠」と言われている三伏峠を経由し、塩見小屋へ向かいます。晴れていると、三伏峠までの登山道で仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳が、塩見小屋までの登山道で塩見岳を見ることができます。

塩見小屋から先は岩稜帯になり、落石の危険があるため、ヘルメットは必須です。両手を使うことが多くなるので、ストックの扱いには気をつけてください。

△天狗岩付近からの塩見岳

自分が踏んだ石が下の登山道を歩いている登山者に当たってしまう可能性もあります。場所によってはザレているところもありますので、歩行の際は要注意です!!富士山のように登りと下りが分かれているわけではないので、譲り合って登るようにしてください。

岩場を登り切ると西峰、東峰が見えてきます。この場所からは南アルプス北部、南部の大パノラマを見ることができます。

  

左は北部方面です。仙丈ヶ岳や間ノ岳、農鳥岳がよく見えますね。目の前に見える稜線は北岳や仙丈ヶ岳方面へ向かう「仙塩尾根」です。登山者が少ないルートなので、静かな山歩きを楽しむことができます。右は南部方面です。目の前に見える大きな山は悪沢岳(東岳)、中岳、前岳の三山から成る荒川岳です。後ろに見える山は聖岳、兎岳です。南アルプスの名峰を一望できるのは南アルプスの中心にあるこの塩見岳だけです!さすが、南アルプスのへそですね!岩場やザレ場を頑張った先にこんなにきれいな景色が出迎えてくれると疲れも吹き飛びます!

塩見岳までの登山道にある三伏山では塩見岳を望むことができ、三伏峠小屋から15分ほどの場所にあるので、手軽に朝日や夕焼け、星空もこの場所で楽しむことができます!これからは朝晩の冷え込みが激しくなりますので、暖かい格好をして綺麗な景色を楽しんでください。

△夕日に染まる塩見岳

塩見岳の左側にある小さな突起は天狗岩といい、この付近ではチャートや緑色岩を見ることができます。緑色岩とは、付加体中に存在し、もともと海洋底や海山の一部を構成していた玄武岩質溶岩であり、変質・変成作用により緑泥石、緑蓮石などの緑色鉱物が晶出して、濃緑色を呈するようになった岩石を指します。南アルプスではこの塩見岳天狗岩のほかに北岳や聖岳付近で見ることができるので探してみてください。ガスで景色が楽しめないときでも、南アルプス特有の地質を楽しむことができます。

この時期は鳥倉林道までのバスの運行が終了しているのでマイカーかタクシーのみになります。また、三伏峠小屋と塩見小屋で営業日も異なりますので、各小屋に事前に確認するようにしてください。3,000mの高峰では、9月中旬頃から紅葉が始まります。暖かい服装に衣替えをして、秋の南アルプスの計画を立ててみてはいかがでしょうか?

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2019年09月25日アクティブ・レンジャー写真展!

日光国立公園 藤本 優太

 こんにちは!

 日光国立公園管理事務所の藤本です。

 日光に着任してかれこれ1年が経ってしまいました。時間が過ぎるのは早いですね~

 さて、今週よりアクティブ・レンジャー写真展を開催しております!

【開催場所/開催期間】

 環境省 日光湯元ビジターセンター くつろぎスペース (栃木県日光市湯元)

  9月21日(土) ~ 10月15日(日) 午前9:00 ~ 午後4:30

 日光郷土センター 2階 展示スペース (日光市御幸町591)

  10月19日(土) ~ 11月10日(日) 午前9:00 ~ 午後5:00

【入場料】

 無料

【主催】

 環境省関東地方環境事務所

 

【問い合わせ先】 

 環境省 関東地方環境事務所 日光国立公園管理事務所   担当:藤本・村田

 〒321-1434 栃木県日光市本町9-5 TEL 0288-54-1076/FAX 0288-53-4154

 E-mail:YUTA_FUJIMOTO@env.go.jp

 詳細はこちらからも確認出来ます ーーーーーーーー→ 日光国立公園HP

 

 日光地域からはアカヤシオと華厳滝、西ノ湖の巨木楢の木の他、

 過去の写真展からピックアップした写真も展示しています。

 お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。お待ちしております!

 

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2019年09月20日【報告】自然観察会「初秋の湯坂路と石仏石塔群を訪ねて」(箱根地域)

三瓶雄士郎

こんにちは。富士箱根伊豆国立公園管理事務所の三瓶です。

気温はすっかり秋ですね。仙石原のススキ原草原もススキが穂を出し、観光される方が増えてきました。

さて、今月7日(土)に箱根地域自然に親しむ運動の第7回自然観察会「初秋の湯坂路と石仏石塔群を訪ねて」を開催しました。

このイベントは、芦の湯付近に残る鎌倉時代に造られた石仏や石塔を巡り、古道「湯坂路」での自然観察を楽しみ小涌谷駅までトレッキングするもので、22名の方がご参加いただきました。

今回は昨年紹介出来なかった場所を紹介したいと思います。※昨年の様子は★コチラ

【今回のコース】高低差320m、距離5km、所要時間約5時間


【開会の様子】

昨年とは打って変わっての晴天!駒ヶ岳の麓、精進池畔にある「石仏群と歴史館」からスタートです。


【精進池】

景色のよいこの場所には悲しい伝説があります。

その昔、仲秋の名月になると周辺の村を襲い暴れ回った大蛇が棲んでいたとされている。その大蛇は女性に成りすましていたが、旅人に恋をしてしまいました。暴れる夜、旅人に逃げてもらおうと、大蛇は自分の正体を旅人に明かしてしまったがために、村にバレてしまい、それを退治しようとした村人が池に鉄やら槍やらを投げ込んだところ、大蛇が怒り竜巻を起こしました。翌日、池の湖畔には大蛇とその旅人が遺体となって発見され、以来「精進池」と呼ばれるようになりました。

【東光庵】

萱葺き屋根が残る趣のあるこの建物は、江戸時代末期、国学者を中心とした江戸の文人・黒客が集会場として賑わった場所。現在も手入れや修復され、定期的に俳句会が開催され、使われている場所です。一般の方も入れるため、休憩にはもってこいの場所です。

【鷹巣山山頂のヤマハギ】

秋の七草の「萩」の一種。甘い香りとその容姿につられ一休憩。初秋の秋を彩る代表種です。

【ムササビの食痕】

鷹巣山で発見したムササビが食べたイロハモミジ。基本草食で葉っぱを折りたたんで食べるため、シンメトリーになることが多いです。カエデやツバキなどの木の下に探してみると見つけやすいです。

このあと、千条ノ滝へ下り、滝を鑑賞しつつ休憩し、小涌谷駅まで降りて解散しました。

晴天に恵まれ、少し日差しが強く熱かったですが、涼しい秋の風が吹き抜け、秋の草花やその場に生きる生きものの痕跡を沢山見られ、とても充実した観察会になりました。

残る観察会はあと2つ。

◆11月19日(火)紅葉の箱根路を訪ねて

◆11月29日(金)箱根の冬鳥観察会

他にも今回解説してくださいましたパークボランティアの観察会もございます。

宜しかったら是非ご参加くださいませ!★全体イベントはコチラ

〈今回のイチオシ写真〉

【芦ノ湖覆う雲海】

観察会の朝、大観山より撮影しました。芦ノ湖一面に雲が発生し、外輪山よりあふれ出た雲が手前の須雲川へ流れていくなんとも素敵な光景でした。

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2019年09月19日日光国立公園とは

日光国立公園 村田麻理沙

こんにちは、日光国立公園管理事務所の村田です。

9月中旬になり、日光では朝、晩に気温が下がり、少しずつ、秋の訪れを感じるようになりました。

先日、栗山地域で見つけたフジグロセンノウ、そして、湯川でオシドリとマガモのくつろぎ風景を撮影しましたので紹介します。

△フシグロセンノウ(節黒仙翁)ナデシコ科 

 節が黒く、近縁の観賞用の植物が京都嵯峨の仙翁寺にあったことが名前の由来だそうです。

△湯川のオシドリとマガモ(戦場ヶ原自然研究路から撮影)

 非繁殖期のオスはエクリプスと呼ばれ、メスと同じような羽色になりますが、くちばしの色で区別できます。右側3羽目がマガモのオス、その左隣がメスです。

マガモの場合、オスのくちばしは黄色、メスが橙色と黒色、オシドリの場合は、オスが紅色、メスが赤みを帯びた黒色となります。

さて今回は、日光国立公園の魅力を少し別の角度からお伝えしたいと思います。

昭和9年12月に国立公園に指定された日光国立公園は、他の国立公園と同じく、優れた自然の風景地を保護し、生物多様性確保のため、ゾーニングによって行為規制されています。

私たちが巡視する際に利用者指導等の判断の決め手となるのが、その場所が「特別保護地区」かどうかです。

景観の維持のために指定された「特別保護地区」は、第3種特別地域→第2種特別地域→第1種特別地域→特別保護地区と段階的に行為が規制されている最も規制の厳しい地域となっています。

日光国立公園では、戦場ヶ原、小田代原、白根山、太郎山、女峰山等が「特別保護地区」となっており、許可がなければ、植物・落葉落枝の採取、動物の捕獲等の行為は禁止されています。

このように、ゾーニングによって日光国立公園の自然が守られていることをご理解ください。

戦場ヶ原や小田代原等で歩道を利用される際には、注意事項が標示された案内標示板をご確認いただき、違った視点から日光国立公園を利用してみてください。

△小田代原の案内標示板

 「歩道外への立ち入りと動植物の採取を禁止します」となっています。

最後に、夏は涼しく、紅葉時期にさらに美しくなる鬼怒川地域の滝をご紹介します。

ぜひ、行ってみてください。

△虹見の滝(龍王峡ハイキングコース)

滝に陽光がさした時に見える虹が美しいことから名付けられた滝

△白滝(日塩もみじライン沿い)

白い糸が何本も重なって落ちるように見えることから名付けられた滝

△太閤下ろしの滝(日塩もみじライン沿い)

太閤 豊臣秀吉が見入ったとも伝えられる滝

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