関東地域のアイコン

関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

大噴火!「子どもパークレンジャー」を開催しました

2020年02月28日
下田 齋田滉大

みなさん、こんにちは。昨年末頃からさりげなく甘党をアピールしてきた齋田です。

今年の冬も机上やロッカーに異常はありませんでした。

さて、2月23(日・祝)に、子どもパークレンジャーイベント「まっちゃーれセンターで火山の噴火実験!? in神津島」を開催しました。

「子どもパークレンジャー」とは、「自然保護の大切さや自然との付き合い方など豊かな人間性を育むことを目的として、環境省レンジャーと一緒に自然観察や自然解説による自然環境学習などを小・中学生に体験してもらうプログラム」です。

詳しくはこちら>>> https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/about/index.html

今回のイベントのテーマは、「火山の噴火」。

富士箱根伊豆国立公園伊豆諸島地域に属する神津島は、富士火山帯の火山島の一つです。

今回のイベントでは、伊豆半島ジオパーク推進協議会の朝日克彦先生と新名阿津子先生のご指導のもと、島民の子どもたちを対象とした噴火再現実験を行い、自分たちが暮らす神津島の成り立ちについて楽しく学習しました。

実験の前には、国立公園や伊豆諸島、神津島にある火山「天上山」の概要についてのお勉強。

元気いっぱいな子どもたちに、先生たちも元気いっぱいに応戦しました。

国立公園は日本を代表する自然の風景地として設立されたこと、自分たちはそんな素晴らしい島に生まれ育っていること、身の回りの優れた自然を後の世代に引き継ぐことの重要性、分かってもらえたかな?

さて、いよいよ、待ちに待った実験のスタートです。

身近にある食材のチョコレートや水飴等を混ぜたものを溶岩に見立てて噴出し、火山の噴火を再現します。

これから何が起きるのかな?どうやって火山は作られるのだろう?子どもたちはすでに興味津々です。

噴火が始まりました。火口からは溶岩が噴出し、堆積していきます。

好奇心旺盛な子どもたちからは、「溶岩は何で出来ているの?」、「どれくらい噴火が続くの?」、「実際にはどれくらい熱いの?」といった素晴らしい質問が絶えず飛び交い、講師役の朝日先生は大忙し。

これが溶岩流、こうやって火砕丘が形成されるんだ、神津島らしい形の溶岩ドームに近づいてきたね、等の説明を交えながら、楽しく実験を進めます。

そしてついに、大きな溶岩ドームが形成されました。実験は大成功です。

子どもたちにお手伝いしてもらいながら作った火山島がこちら!

みなさんで協力して上手に出来ましたね。実際の火山の特徴がよく再現されています。

形もどこか神津島のように見えなくもないのではないでしょうか!?

実験の終わりには朝日先生より神津島や火山について楽しくお話し頂き、「まっちゃーれセンターで火山の噴火実験!? in神津島」は最後まで和気あいあいとした雰囲気の中で実施することができました。

今回の子どもパークレンジャーも楽しんでもらえたかな?

みなさんが身の回りの自然や環境に少しでも興味を持ってくれたなら、とても嬉しく思います。