ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年8月

17件の記事があります。

2020年08月14日清涼を求め『浄蓮の滝』へ

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

ついに長かった梅雨が明けましたね。暑い夏は四季の中で得意ではない私も、今年の長すぎる梅雨の中、この時を待ちわびていましたが、梅雨明けした途端にこの暑さ、、、外に出るとサウナの中にいるようで体に堪えますね。それでも青い空と、夏らしい雲は見ていて気持ちがいいです。

今回は、歌手石川さゆりさんの「天城越え」の歌詞に登場する、『浄蓮の滝』を紹介したいと思います。

浄蓮の滝は、静岡県伊豆市湯ヶ島にある落差25m、幅7mの「日本の滝100選」に選定された伊豆最大級の名瀑です。伊豆東部火山群の鉢窪山と丸山から1万7千年前に噴火した溶岩が本谷川に流れ込み、溶岩台地と浄蓮の滝を作りました。昨年、駐車場の目の前に展望デッキが新設され、滝壺までの急な階段を降りずデッキから滝を眺めることが出来るようになりました。

【 展望デッキ 】

滝の近くまで行くと、滝のしぶきが自然のミストシャワーのようにひんやりしていて気持ちがいいです。岩肌に見える六角形の石は柱状節理です。噴火によって流れてきた溶岩がゆっくりと冷え固まって規則正しい割れ目を作りました。この辺りが溶岩台地だということを実感できる美しい自然の芸術です。

そして、滝横の崖には、静岡県天然記念物の「ハイコモチシダ」が自生しています。九州の南部と伊豆半島のみ分布していて、国内で初めてこの場所で発見されたことから、別名「ジョウレンシダ」とも呼ばれているそうです。

【 浄蓮の滝(8月4日撮影) 】

滝の水量は、雨量で大きく変わります。先月巡視に行った際は、長梅雨の影響を受けて、水量が普段の倍以上になっていました。滝壺の目の前の展望スペースまで、小雨のような滝のしぶきが飛んできてすごい迫力でした。

【 浄蓮の滝(7月15日撮影) 】

滝の下流沿いにはわさび田があり、黄緑色の絨毯が美しいです。栽培方法の「静岡水わさび伝統栽培」は世界農業遺産に認定されています。この辺りの主要道路脇にもわさび田があり、この土地で開発された畳石式わさび田を見ることもできます。わさびは食欲増進作用や、多くのビタミンが含まれていると言われていますので、夏にピッタリの食べ物ですね。

【 渓流沿いのわさび田 】

暑い夏も滝の周辺は涼しく、滝から流れてくるひんやりと湿った空気と川のせせらぎ、わさびやシダの緑が心と体を癒やしてくれます。暑さが厳しい夏ですが、日記を読んで清涼な空気を少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

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2020年08月13日鳳凰三山 地蔵ヶ岳の巡視に行ってきました。その2

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

前回は確認されたニホンジカの被害についてお伝えしました。今回はニホンジカの被害に負けずに咲いていた植物を紹介したいと思います。

◆ オサバグサ

葉がシダのような形になっており、機織りの「オサ」に似ていることから「オサバグサ」と名付けられたようです。下向きではありますが、純白な可愛らしい花を付けます。あちこちで見られる花ですが、日本の固有種でとても貴重です。

◆ クルマユリ

クルマユリは鮮やかなオレンジ色が特徴的です。鳳凰小屋の周辺で咲いていました。わたしたちが巡視に行ったその日に開花したようで、わたしたちのことを出迎えてくれたような気持ちで嬉しくなりました。

◆ キバナノアツモリソウ

よく耳にする「アツモリソウ」はピンク色でぼってりとしていますが、キバナノアツモリソウはアツモリソウよりスマートでキリンような色合いになっています。キバナノアツモリソウは自然環境の変化や盗掘によって、年々数が減っており、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

◆ ツマトリソウ

花弁の縁に見られる紅色の縁取りを和服の「褄とり」に見たて名付けられました。ほんのり色づいている紅色の縁がなんとも可愛らしいですよね。小雨により、水がしたたっていてより綺麗さが増していました。こうして、雨降りの中でも足元の植物が登山を楽しませてくれますね。

綺麗な植物のほかにもこんな出会いが。


オトシブミが作った揺籃(ようらん)と呼ばれるものです。オトシブミとは木の葉を巻いてゆりかごをつくる性質をもったゾウムシの総称です。卵から孵った幼虫は、この揺籃を食べ、成虫になるまでこの中で暮らします。葉の巻物が「文(ふみ)」に似ていることから、揺籃を作る昆虫をオトシブミと呼ぶようになったそうです。登山道のあちこちに落ちていていました。孵化する前に踏まれてしまわれないよう、無事に孵化してもらいたいです。

長い梅雨が明け、ようやく夏らしくなってきましたね。南アルプス山域で営業している山小屋はかなり限られていますが、利用される際はコロナウイルス対策を十分に行うようにしてください。

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2020年08月11日箱根に夏到来

富士箱根伊豆国立公園 山口光子

皆さん、こんにちは。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所の山口です。

今年の長かった梅雨が終わりましたね。そして梅雨明けと共に、暑い夏がやってきました。

7月31日、偶然ですが芦ノ湖で毎年行われる湖水祭に遭遇しました。

【屏風山と芦ノ湖に浮かぶ御供船】

箱根の夏の催事として、例年行われる湖水祭 は1263回目。

今年は小規模開催となり、通常は船の数が3隻ですが、今年は1隻での開催です。

芦ノ湖の守り神である九頭龍明神を崇めるお祭りだそうです。

箱根ビジターセンター周辺や仙石原湿原も、植物の様子が様変わりしています。

【仙石原湿原周辺】

先日まで咲いていたオカトラノオに変わり、ヌマトラノオが咲き始めました。

そこに様々な種類のチョウが乱舞していますよ。

【ビジターセンター周辺】

ビジターセンター周辺では、タマアジサイが咲き始めました。

小さなタマのようなつぼみがはじけると、アジサイらしい花が観察できます。

園芸品種のアジサイとはまた、別の趣がありますね。

タマアジサイは日本の固有種だそうです。

また、最近ビジターセンター周辺では草刈りを行いました。

この草刈り、実はただ刈るだけではありません。作業者の皆さんや各所の公園関係者が協力して、希少な植物たちを守りながら、実施されています。箱根湖尻地域にお越しの際は、ビジターセンター周辺の園地ものぞいてみてください。

引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を継続中です。箱根がある神奈川県は、現在警戒アラートが発令中ですので、ソーシャルディスタンスを保って、公園の利用にご協力ください。

※今年度の箱根地域における環境省主催「自然に親しむ運動」イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を踏まえすべて中止の運びとなりました。何卒ご了承ください。

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2020年08月06日鳳凰三山 地蔵ヶ岳の巡視に行ってきました

南アルプス国立公園 南アルプス 本堂舞華

みなさん、こんにちは。

南アルプス自然保護官事務所の本堂です。

7月中旬に鳳凰三山の1つ、地蔵ヶ岳のニホンジカ被害状況の確認に行ってきました。

鳳凰三山は観音岳(2,841m)をはじめとする、薬師岳(2,780m)、地蔵ヶ岳(2,764m)から成る山で、日本百名山、山梨百名山に選出されています。鳳凰三山登山の歴史は古く、平安時代には修験者が登山しており、信仰の山としても古くから多くの人々に親しまれています。また、高山植物の種類も豊富で、鳳凰三山にしか咲かない「ホウオウシャジン」があります。

今回のルートは御座石温泉-鳳凰小屋(泊)-地蔵ヶ岳の往復で、このルートは標高が上がるにつれて花崗岩の白い地質がみられるようになるとともに、樹林帯から高山帯へと植生が移り、変化に富んでいます。

今回の記事では、確認されたニホンジカの被害状況をお伝えしようと思います。

歩き始めて10分ほど。さっそく樹皮剥ぎを見つけました。

つるつるなので、比較的新しいものです。

コメツガやミズナラやカツラなどいろいろな種類の樹木がある中、一際、樹皮剥ぎが目立った樹木は『リョウブ』でした。


白い小さな花を付け、樹皮はヒメシャラやナツツバキに似ています。剥がれやすく、柔らかいのでニホンジカにとって食べやすい樹皮のようです。樹皮剥ぎされた樹木はやがて枯れてしまいます。枯れて、根に元気がなくなり保水力が保てなくなると、大規模な土壌流出や台風等で倒木する恐れがあります。鳳凰三山は標高が高くなると崩れやすい花崗岩の砂地に覆われるので、ニホンジカの食害による土壌流出がとても心配です。

人間の出入りが多い小屋の周辺でもシカ害が見られました。

△シラビソの食害

テント場で確認されたものです。茎はあっても、新芽の部分は食べられてしまい、開花しない(できない)花も見られました。

△小屋前の食害

この写真は御座石温泉と青木鉱泉の分岐付近です。以前はこの場所にクルマユリやヤナギランが咲いていましたが、ニホンジカの被害に遇い消失。今では芝刈り機で刈ったような草地になっています。小屋のスタッフによると、小屋の目の前までニホンジカがきて植物を食べてしまっている状況とのこと。柵をせず自然体のままでは食べられてしまう、という状況になってしまっていることが非常に悲しいです。

樹皮剥ぎや小屋周辺の食害は約1,300m2,400mで地点でみられますが、標高を上げて2,700m地点に来ると、足跡があったり糞が落ちていたり。


足跡も大きいものから少し小さいものまで。2,700m付近で生活している個体がいるようです。

今回は個体そのものに出会うことはできませんでしたが、各地点でニホンジカの被害が確認されました。鳳凰三山でニホンジカ対策に取り組んでいる関係機関のデータによると、年々定点カメラでの撮影枚数も増加しているようです。鳳凰三山の素晴らしい植生、景観を守るために、今できることを探していこうと思います。

次回はニホンジカの被害に負けずに咲いている高山植物の様子をお伝えしようと思います。お楽しみに!

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2020年08月05日#秩父多摩甲斐国立公園 70周年記念 第3弾!!

秩父多摩甲斐国立公園 小林真弥美

みなさん、こんにちは。

奥多摩自然保護官事務所の小林です。

耳がかゆいシカさんです@雲取山付近

前回の更新から1週間近くあいてしまいましたが、70周年記念の第3弾をお届けしたいと思います!

これまでは、随分説明ったらしくなってしまったので、

今回からは「紹介」の要素を強めていこうと思います。

題して

「『価値って時代を越えて変わるんだね』写真ショー!!」


動植物の価値、希少さは、この国立公園ができた当所と現在で、変わってしまっています。

"この場所"にたくさんあったのに無くなってしまったもの、

"あの場所"には無かったのに今はたくさんあるもの。

今昔写真で比較して、見てみましょう。

#1話「雲取(くもとり)山のお花畑」

(※同じ構図ではありません)

左の写真で一面に咲いているのが「シモツケソウ」という花です。

およそ50年前の写真です。

今ではシモツケソウがここで咲くことはありません。

その原因はシカによる食害です。

この他にも、ヤナギラン・アツモリソウ・ツバメオモトなどの花々が雲取山から姿を消してしまっています。

代わりに今では、至る所にマルバダケブキ、一面にマルバダケブキ、ご飯を食べてもマル・・・。

他の国立公園でも同じ現象が起きていますが、マルバダケブキという植物はシカが食べないんです。

おいしくないみたいです。

▽マルバダケブキ

なのでシカの密度が高いところだと、このマルバダケブキばかりが生えている場所が、雲取山だけでなく、他の場所でも見られます。

#2話 「雁峠の赤い花」

笠取山に続く峠、雁峠。

といえばレンゲツツジ!

というほど、レンゲツツジが斜面いっぱいに咲くことで有名な場所でした。

シカし、1997年に起こった山火事によって、一度レンゲツツジの数が大幅に減少してしまいました。

その後、数は年々回復していたそうですが、今はどこにも見当たりません。

2000年代に問題になってきたシカの食害が、ここでも猛威を振るっていたと考えられます。

右の写真は10月に撮ったものなので、緑が少なく感じますが、

私が今年6月の新緑の時期に行ったときも、レンゲツツジはどこにもみあたりませんでした。

▽6月時点

###豆知識###

地域の植生に詳しい方にお聞きしたのですが、

なんと?!

普通はシカさんたち、レンゲツツジには毒があるので食べないそうです。

なのになんで?!

小さい芽のうちに食べてしまうそうです。

詳しくは分かっていないそうですが、新芽だと毒が少ない or 毒がない そうです。

食べるものがなさ過ぎてこんなことが起こっているんですね・・

#3話 「○ 。ポ○僧」

(写真が無かったため、レンジャーにも協力してもらい、絵で表現しました)

みなさんはこの鳥をご存知ですか?

"ブッポウソウ"といいます。

昔はなんとこの奥多摩にもブッポウソウがいたんです。

今は目撃情報をきかないので、もうここには暮らしていないのでしょう。

環境省の資料(上写真)によると、秩父多摩甲斐国立公園が指定された理由に、ブッポウソウ、とあります。

そもそもどんな鳥か知っていますか??

「ブッポウソウ」と鳴いているからブッポウソウ!と名付けられたはずが、実はそれは大間違い。

「ブッポウソウ」と鳴いていたのは、コノハズクというフクロウだった・・・

という話は良く知られた話ですね。

ブッポウソウは木の洞に巣を作ります。

ブッポウソウが奥多摩にいた時のことを知っている方によると、

奥多摩自然保護官事務所がある奥多摩ビジターセンターの前にある、ケヤキの木に営巣していたそうです。

ですがそのケヤキが老木のため伐採され、さらにエサとなるカナブン等の昆虫が関東では少なくなったため、営巣しなくなったとお聞きました。

雲取山の麓、三代続く三条の湯(山小屋)にも仏法僧の名が入った俳句が飾られていました。

地元では愛された鳥だったんでしょうね・・

高尾山ビジターセンターでは、巣箱を付けて呼び戻そうとしておられるそうですが、まだ帰ってきてくれていないみたいです・・戻ってきて欲しいですね。

##さいごに##

シカの食害によって、自然景観・生態系が変わってしまっているということは、シカがそれだけ影響力を持ってしまう程、増えてしまったということですよね。

山で花が見られなくなっても、私たちの生活に直接的な影響は無いかもしれません。

しかし、そこに咲いていた花がなくなるということは、その密を吸っていた虫たちや根元で寝ていた生き物たちが暮らせなくなるということです。

また、植物の根によって支えられていた土は、植物が無くなってしまったことにより崩れやすくなっており、ここ最近のゲリラ豪雨はその不安定さに拍車をかけています。

シカの密度を減らし、多様な植生を蘇らせられるように、シカさんの減らし方を考えていきましょう。

#秩父多摩甲斐国立公園70周年

#雲取山

#笠取山

#雁峠

#レンゲツツジ

#マルバダケブキ

#ブッポウソウ

#シカ

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2020年08月03日白糸の滝と富士山

富士箱根伊豆国立公園 義高樹

皆様はじめまして。5月より沼津管理官事務所に着任しました、義高と申します。山形より富士箱根伊豆国立公園にやって参りました。着任よりはや三ヶ月。静岡の暖かな気候と、雄大な富士山のおかげでとても充実した日々を過ごしています。

私がこの度取り上げさせて頂くのは、マイナスイオンの降り注ぐ夏に涼しげなスポット、白糸の滝です。静岡県富士宮市にある白糸の滝は富士山の世界文化遺産の構成資産のひとつとなっています。

白糸の滝はその殆どが富士山の湧水であるという驚きの特徴を持っています。実は富士宮市や富士山麓エリアは湧水がとても豊富なのです。それは富士山の溶岩地層が雨水を吸収し、長い時間をかけて濾過するためです。いわば富士山が大きなスポンジとフィルターの役割を果たしているわけですね。白糸の滝はそんな富士山のメカニズムによって生み出された自然現象の一つです。実際に目にすれば、信じられないほど透き通った湧水に思わず息を飲む筈ですよ!

白糸の滝、正面

お鬢水

見ているだけで涼しい気分になってきますね。

さて、白糸の滝はその美しさから多くの人に親しまれています。しかし、美しさだけでなく、富士信仰に纏わる由緒正しい歴史も持っているのです。

富士山は霊山として古くから崇められてきました。だからこそ数々の富士信仰が発展し、浅間大社を代表とする神社などが設けられました。確かに、遠くに富士山が見えたら有り難い気持ちになりますものね。そんな富士信仰の中でも、江戸時代より一大ムーブメントを起こした富士講。白糸の滝はその修行場としても利用されました。富士講の開祖である長谷川角行をはじめ、様々な人々がこの地で修行を行い、富士山への信仰をより強固なものにしました。そんな経緯を知っていると、滝を見る目が少し変わってくると思います。

さらに近年、白糸の滝は景観や利便性といった側面で進歩がありました。静岡県が推進する無電柱化計画により、周辺地域では電線が地中に埋設され、すっきりとした青空と富士山を眺望できるようになりました。観光案内所や公衆トイレ、お店もリニューアル&バリアフリー化したことにより、美しく、多くの人にとって利用し易い園地となっています。

 

観光案内所とお土産店

新型コロナウイルスが依然として流行している昨今。白糸の滝を訪れる際は、感染予防をしっかりされた上でお楽しみ頂きますようお願いします。

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2020年08月01日【小笠原】大きく育つかな? 

小笠原国立公園 坂田彩

みなさんこんにちは。小笠原の坂田です。

こちらでは夏本番に突入して海の美しさが際立ってきました!!

さて、今回紹介するのはこちらです!!

木の棒?・・・が土に刺さっている・・・

写真だけを見ているとなんだかよくわかりませんね。

これは以前日記でも紹介した、小笠原世界遺産センターで育てているオオバシマムラサキのうち、今月新たに挿し木した子たちです!!

(前回の記事 http://kanto.env.go.jp/blog/2020/05/post-868.html)

今はまだ葉もないですが・・・

半年後にはきっと青々とした美しい葉をつけてくれるはず!!

<半年前に植えたオオバシマムラサキの挿し木>

先週、遺産センターで大きくなったオオバシマムラサキの一部が、本州で飼育しているオガサワラシジミのために本土へと搬送されていきました。

寂しいような、誇らしいような、子どもを送り出す親心のようですね。

今回植えた子たちも順調に育ってくれるといいな~と思いながら見守る日々です。

~お知らせ~

現在小笠原世界遺産遺産センターでは小笠原国立公園展を開催しています。

  

お越しの際は最新情報をご確認いただき、感染症対策をしっかりと行ったうえで、是非お立ち寄りください!!

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