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関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

今崎海岸 三宅島(伊豆諸島地域)

2020年08月21日
富士箱根伊豆国立公園

こんにちは。伊豆諸島管理官事務所の竹下です。

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

7月上旬、梅雨の合間を縫って三宅島へ行きました。

気づけば一ヶ月以上経ってしまいましたが、巡視中に撮影した三宅島の景色を紹介したいと思います。

今崎海岸の海食洞

▲今崎海岸

今崎海岸は、三宅島の西側、阿古地区にある、溶岩流でできた海岸です。

写真右側の岬の下に、ぽっかりと穴が空いているのが見えるでしょうか。

長い年月の間に波が溶岩を削ってできた、アーチ状の海食洞です。

溶岩流を覆う植生とハマカンゾウ

▲溶岩流を覆う植生とハマカンゾウ

陸側へ目を向けると、溶岩流の上にたくさんのハマカンゾウが咲いていました。

こうして少しずつ、植生に覆われていくのだな、と感じます。

さて、ここでクイズです。

溶岩流でできている今崎海岸ですが、この溶岩流が実際に火口から流れ出したのは、今から何年前でしょうか?波の浸食や、植生の回復の度合いをヒントに考えてみてください。

①約20年前

②約80年前

③約400年前

答え:③約400年前

1643年(江戸時代)、今崎海岸の背後の火口で噴火が起き、大量の溶岩が流れ出して今崎海岸ができました。この時の噴火口は現在も残っていて、「コシキの穴」と呼ばれています。三宅島観光協会のホームページから写真を見ることができます。気になった方は、ぜひ検索してみてください。

【三宅島の観光情報】

三宅島観光協会

https://www.miyakejima.gr.jp/

・新型コロナウイルス感染症対策に関する情報 ※三宅島観光協会提供

新型コロナウイルス感染症に関する情報(三宅島観光協会提供)

三宅島における新型コロナウイルス感染症に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。

https://www.miyakejima.gr.jp/info/covid-19_information/

【三宅島の自然の情報】

アカコッコからの手紙 三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館

http://park10.wakwak.com/~miyakejima/

【ご注意ください】

令和2年5月25日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が解除となりました。伊豆諸島では、自治体ごとに来島のガイドラインを掲げ、島内での感染拡大防止への協力を求めています(令和2年8月20日現在)。伊豆諸島へ旅行を計画されている方は、自治体のホームページで来島のガイドラインをよく読み、最新の情報を必ず確認してください。