ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年6月

17件の記事があります。

2021年06月11日天城シャクナゲコース 

富士箱根伊豆国立公園 沼津 刑部美鈴

こんにちは!沼津管理官事務所の刑部です。

今回は沼津の管轄地域である伊豆半島の天城山についてご紹介しようと思います。

普段は富士山エリアの担当ですが、今回は伊豆半島エリア担当の山田ARと一緒に天城シャクナゲコースにいってきました。

伊豆半島というと海のイメージが強いかもしれませんが、実は山地が大半を占めており、海だけではなく山も楽しめる、静岡県が誇る素晴らしい場所の一つです。

伊豆半島には地球の活動のわかる地形や地質のある場所 (ジオサイトと呼ばれています)が数多く有り、変わった自然の地形を楽しむこともできます。

▲山田AR撮影の滑沢渓谷 底の一枚板は溶岩

ジオサイトを訪れてみたい方は下田AR齋田さんの日記へ http://kanto.env.go.jp/blog/fujihakone/simoda/index.html

そんな伊豆半島にある天城山は伊豆の中央部にある山で日本百名山にも選ばれていますが、天城山という名前の山はなく万二郎岳、万三郎岳などを含む山の総称です。天城山は年間降水量が4000mmを超える非常に雨が多い国内有数の多雨地域ですし、ブナの原生林もあり、固有種であるアマギツツジ、アマギシャクナゲが咲きます。

今回の目当てはアマギシャクナゲでしたが、見頃の時期は過ぎており連日の雨などの影響もあったので、少しでも残っているものがあればよいなと思っていました。そんな中でも、遅咲きで残っているシャクナゲがいくつかありました!

▲淡いピンク色が素敵! シャクナゲはまた来年ですね

シャクナゲはもう終わりでしたが、ヤマツツジは今が見頃を迎えておりました。

▲ヤマツツジ

新緑の緑と色とりどりの花で山は歩くのにとても気持ちがよい季節です。特にブナの森は新緑がとてもきれいで、毎回はっとさせられます。

▲こんなにすてきなブナの森も!

ツツジが落ちて登山道が一面ピンクになっていました。トウゴクミツバツツジでしょうかね。

これから見頃を迎えるというアマギツツジも是非見てみたいですね。

四季折々で楽しめる魅力いっぱいの天城山でした。

来月はいよいよ富士山が開山します。次回の日記は富士山の開山についてご紹介しようと思います。

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2021年06月10日富士山の豊かな自然と火山を感じる【富士山自然休養林を歩く】

富士箱根伊豆国立公園 沼津 山田優子

みなさま、こんにちは。沼津管理官事務所の山田です。

暑い日が続いています。毎年書いている気がしますが6月は紫陽花がキレイな季節ですね。今年は咲き始めが明るい緑で、開花ともに白に変化していく紫陽花を庭で育てています。毎日変化を見るのが楽しみです。

今回は、富士山自然休養林歩道の巡視に行って来ましたので、おすすめの場所をいくつか紹介したいと思います。

静岡県側の富士山開山日は7月10日ですが、現在、御殿場口・須走口・富士宮口の五合目まで車で行くことが出来ます。(開山後はマイカー規制が始まりますのでご注意下さい。詳しい情報は→富士登山オフィシャルサイト

富士山の五合目より山頂へ向かう全ての登山道は閉山期間中ですので入れませんが、開山前のこの時期におすすめのハイキングコースがあります。富士山を眺めながら山麓を歩く富士山自然休養林歩道です。コースによって富士山を感じるスコリアの歩道や、山麓ならではの自然豊かな森の中を歩く歩道、富士山の歴史を感じるスポットなどがあります。コースもご自身の興味がある場所や体力に合わせて考えられるので幅広く楽しめる場所になっています。

おすすめ①二ッ塚

まずは、御殿場口新五合目から1時間程で行ける二ッ塚(双子山)です。名前の通り二ッ塚上塚(上双子山)と、二ッ塚下塚(下双子山)を合わせて二ッ塚(双子山)と呼ばれています。御殿場口新五合目から二ッ塚までは、富士山を正面に眺めながら、これぞ富士山と思わせる砂礫(細かなスコリア)の上を登っていきます。所々砂礫に足を取られ、一歩登っては後ろに戻されるような場所があり、御殿場ルートで富士登山をしようと思っている方には登山道をイメージしやすい場所になっています。

【 登山道からの眺望 】

御殿場口新五合目から二ッ塚までの間に植物は少ないですが、フジハタザオがカラマツの下でひっそりと咲いているのを発見しました。その他にも数は少ないですが、シロバナヘビイチゴやオンタデ、ヤマシャクヤクの花が咲いていました。フジアザミも大きく葉を広げている最中でした。こちらも開花が楽しみです。

【 カラマツとフジハタザオ 】

二ッ塚下塚(下双子山)山頂に登るとご神体の名前が書かれた石碑と鳥居があります。植生がなく遮る物のないので眺めがよく周辺の街や山麓がよく見えます。

【 二ッ塚下塚(下双子山)からの富士山 】

おすすめ②幕岩

案内看板の奥に見えている岩の壁は全て溶岩で出来ています。最下部は約一万年前の噴火の時のもので、最上部は1707年に宝永山が噴火した時のスコリアだと言われています。この辺りは二ッ塚周辺とは違い植物が生い茂り美しい森ですが、足下はやはりスコリアで覆われています。足を止めて歩道脇に目を向けると細かい穴の空いたスコリアに植物が根を張っています。


【 幕岩(まくいわ)


【 歩道脇のスコリア 】

おまけ

おすすめ③須山御胎内(国立公園外)

紹介したコースから少し下った場所に須山御胎内があります。この場所は旧須山口登山道一合目の場所で、鳥居の先の風穴に富士山の神様とされている木花咲耶姫の石像があります。以前の大雨の影響で残念ながら現在は風穴に入ることは出来ませんが、不思議な雰囲気のある場所で、周辺は美しい原生林が広がっています。

【 須山御胎内 】

今回の日記では富士山御殿場口新五合目周辺を紹介しましたが、ハイキングマップの推奨13コースを参考に、初夏の富士山麓の森をご自身の体力、目的に合わせて散策してみてはいかがでしょうか。

*各自、新型コロナ感染症対策をお願いいたします。移動においても各自治体のガイドラインをご確認下さい。

【 ハイキングマップ:富士山自然休養林保護管理協議会HPより抜粋 】

▼富士山自然休養林ハイキングマップ(富士山自然休養保護管理協議会)

http://www.kyuyorin.jp/

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2021年06月09日簡易誘導標識を設置しました

尾瀬国立公園 尾池こず江

尾瀬の環境省歩道に標識(誘導タイプ)を設置してきました。


尾瀬は有名なハイキングエリアで、一般的には誰でも、気軽に歩けるという印象だと思いますが、実は標高差もそこそこあり、歩く時間も最低半日はかかってしまう、意外としっかり歩く必要のある国立公園です。
もちろん歩いてしか行けない場所だからこそ、手つかずの自然や絶景スポットがあちこちにあるわけですね。

▲尾瀬沼ビジターセンター付近から見た燧ヶ岳(6/7撮影)

という事で、そんなハイキング中の安心につなげるため、見やすい場所に一定間隔で標識を設置しました。

区間は尾瀬ヶ原の山ノ鼻から、見晴や尾瀬沼を経由して、沼山峠の間です。


▲標識設置箇所

豪雪地帯の尾瀬では、杭タイプの標識は積雪で壊されてしまうので、今回は木道に貼り付けるシンプルなタイプの標識です。
地名も書かれていますので、行き先までの距離だけでなく、現在地の確認にも活用ください。

▲木道に設置した様子

木道に付けられているとはいえ、登山靴でふみふみしたり、ストックでグサッとやらないようにお願いします。

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2021年06月08日でると噂の霧降へ

日光国立公園 日光 池田理恵

こんにちは。

日光国立公園管理事務所の池田です。

先日、霧降地区の巡視に行ってきました。

霧降では、霧降高原キスゲ平のニッコウキスゲがよく知られていますが、立派な滝が見られる場所でもあります。

今回はそんな霧降の4つの滝をご紹介します。

(1)霧降滝

霧降を代表する滝で、駐車場から石畳の歩道を15分程歩いた所にある観瀑台から安心して見ることができます。江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎が描いたことでも有名です。樹木の葉で全体が見えなくなっていますが、上下2段に分かれています。

(2)丁字滝

高さ10メートル程のすっきりとした姿の滝です。霧降滝駐車場から徒歩で40分程歩くと到着します。この辺りから地面がぬかるんでおり、彼らとの攻防戦が始まりました。常に足下に気をとられながら次の滝を目指します。

(3)玉簾滝

流れが左右に分かれており、岩場の植物と水の美しい景色が楽しめます。

丁字滝から10分程歩くと着きますが、滝の目の前まで行くには濡れた岩の上を歩かなければならず、大変転びやすい場所になっています。水場は落ち着かず、私は滑って岩に尻を打ちました。

(4)マツクラ滝

この滝は北を向いており、太陽光が当たらないためこの名前が付いたそうです。

滝の前には大木があり、おごそかな雰囲気が漂っています。ここでも足下が湿っており、彼らに怯えて、大木の樹種を確認することさえ出来ませんでした。

上記の丁字滝、玉簾滝、マツクラ滝はまとめて「隠れ三滝」と呼ばれています。

観瀑台から簡単に見られる霧降滝よりも川の上流側に位置しており、3つの滝を流れる水は最終的に霧降滝になります。

さて、霧降の4つの滝を紹介しましたが、最後に、この記事の陰の主役である"彼ら"を紹介します。

彼らとは・・・・・・忘れられない、忘れてはいけない、そう、ヤマビルたちです。

<長靴にヒルが2匹ついた状態でも動じないシカ専門員Y。>

夏の時期に隠れ三滝を見るためには、ヤマビルの攻撃に耐えなくてはいけません。

攻撃と言っても、吸血されるだけなのですが、見た目と動きが気持ち悪いので、靴に付いているのを発見するだけで精神的にダメージを負います(筆者主観)。私は今までヤマビルと無縁の人生だったため、この巡視で初めて自分の足にヤマビルが登ってきているのを見たときはゾッとしました。

霧降でのヤマビルの噂は聞いていたので、どんなものかと軽い気持ちで巡視に行ってみたら、想像以上の修行となりました。逃げ出したい気持ちを抑え、滝を目指して歩いた経験はきっと今後の人生に生きてくることでしょう。

幸いにも、持っていた虫除けスプレー(ヒルにも効果のあるもの)を使いまくったので、誰もヒルに吸血されずに済みました。同行したARは巡視に行ったメンバーの誰よりもヤマビルに好かれおり、「20匹ぐらい付いた」と言っていましたが、残念なことにヒルの餌食にはならなかったようです。

隠れ三滝のトレッキングコースは初夏から秋頃まではヤマビルが出るため、長袖・長ズボンの服装で、出来れば長靴で歩くことをおすすめします。

また、ヒルの忌避剤があれば心強い味方となってくれます。

ヒル繁殖の手助けとならないよう、万全な対策をしてお出かけください。

隠れ三滝などの霧降のトレッキングコースの情報はこちらから↓

<日光市霧降高原 キスゲ平園地>http://www.kirifuri-kogen.jp/hiking.html

ヤマビル対策の参考に↓

<日光市役所>https://www.city.nikko.lg.jp/kanko/activity/taiken/nikko/yamabiru.html

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2021年06月03日トキの卵

佐渡 近藤陽子

皆様、こんにちは。
佐渡自然保護官事務所の近藤です。



<親鳥とトキのヒナ2羽 2021/6/1撮影>

佐渡では5月28日に、野生下のトキの今期最初の巣立ちが確認され、トキの繁殖期も終わりが近付いてきました。

繁殖に成功し、ヒナを巣立たせるつがいがいる一方、巣造りしていたのにやめてしまったつがい、卵を温めていたのにやめてしまったつがいなども多数確認されています。

このようにトキが繁殖を中止した場合、トキが巣や林にいないのを確認してから巣の下へ行き、卵殻の回収を行います。



<巣の下に落ちていたトキの卵殻>

昨日も卵殻回収しに、繁殖を中止したトキの巣の下に行きましたが、卵殻ではなく、なんと卵まるごと1つを回収しました。落下したのに割れていない卵を拾うことはほとんどありません。




※野鳥の卵の採取は鳥獣保護管理法で禁止されています。トキの卵回収は種の保存法に基づくトキ保護増殖事業の一環として特別に実施しています。

どのような理由で落下したのか、天敵のカラスが持ち去ろうとして落としたのか、定かではありませんが、トキの卵を観察できる良い機会なのでご紹介します。

トキの卵は、青みがかった薄い灰色の地に、茶褐色の濃淡のある斑点が散らばっています。鈍端(丸い方の端)ほどこの斑点が多く散らばっています。



<短辺4㎝ほど>


<長辺7㎝ほど>



大きさは約7㎝×4㎝、重さは66.4gでした。

平均的なトキの卵の重さは約70gなので、こちらの卵は落下後に水分が抜けて少し軽くなったようです。

拾った卵や卵殻は、トキが何個卵を産んだのか(産卵数)、卵は有精卵だったのか(有精卵率)、今回のような未孵化卵(みふからん)の場合は卵を割って卵内のヒナの発生段階などを調べるために用います。

※ 第16回トキ野生復帰検討会p26
2.繁殖の成否に関する考察 (1)繁殖の成否に関する要因と分析 ① 未孵化による失敗


<有精卵か否かを調べるための検査の様子>



<検査液に卵殻を入れ、有精卵だと青白く光ります>

2008年に放鳥を開始してから徐々に個体数が増え、2012年に野生下での繁殖に成功し、現在、佐渡には約430羽のトキが生息していますが、2020年には個体数の増加の勢いが鈍化しました。

まだまだ野生復帰の道半ばですが、トキが佐渡だけでなく、本州でも安定して生息する未来が訪れることを願っています。

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2021年06月02日富士山に見る自然の脅威【富士五湖地域】

富士箱根伊豆国立公園 小西 美緒

こんにちは。富士五湖の小西です。

ここのところ半袖で過ごせるような日も増えてきて、富士山に春先に現れる雪形「農鳥」もだいぶ小さくなり「卵」のようになってきました。

かなり雪も少なくなりました
*インターネット自然研究所(富士山北麓フラックス観測サイト)映像を使用)

ここ富士五湖地域の富士吉田市や鳴沢村では、春先3月から5月頃になると、「なだれ注意報」が時々発令されます。この地域は冬場かなり寒くなりますが、積もるような雪はシーズンに数回しかないのに何故でしょう?

そう、富士山です!!!!

富士山では数年に1度、大規模な雪崩が発生し、山腹の自然や道路、登山道が大きな被害を受けてきました。


今年も3月21日の300mmを超す大雨で溶けた雪が土砂と一緒に流れ出す「スラッシュ雪崩(こちらでは「雪代」とも呼ばれています。)」が発生し、山梨県側の五合目までのアクセス路である富士スバルラインは一部の橋や洞門が20m~170mにわたって雪や土砂に覆われ、通行できなくなってしまいました。

また、五合目あたりの標高をほぼ一周している歩道「御中道」も被害にあいました。

環境省では御中道をより楽しんでいただけるよう、数年前より歩道上に地図や自然解説の看板を整備しており、昨年秋にようやく全ての設置が完了したところでした。

新たに設置した植物解説看板          古い土台を活かして盤面をリニューアル

それらの看板の被害状況を確認するため、スバルラインの全面通行再開を待って御中道に行ってきました。

看板を設置した場所によっては、雪崩により流されてしまう危険性もあるため、冬期の間、取り外しができる設計にはしていましたが、諸事情もありまず『ひと冬どんな状況か様子を見てみよう』ということで外さずにいましたが、、、、、

昨年12月の設置完了の検査時は立派に立っていましたが、、、

見事にやられてしまいました、、、、、、、

雪崩により根元から折れ曲がった看板

盤面は無傷でしたが、しゃがんで覗き込まないとみえません

スラッシュ雪崩でなぎ倒された樹々

自然の脅威を見せつけられました。

幸い被害にあった看板は1つだけでしたが、自然の力を知る例としてこのまま残すか撤去するか現在検討中です。

「富士山の変わらぬ美しさを後世に」

とよく言いますが、美しさは変わらずとも、山は天候や噴火など様々な自然の影響を受け変化をしていることを改めて実感しました。


何十年先の富士山はどうなっているのでしょうか?変化を見続けていきたいです。

*御中道はすでに開通しています。新型コロナ感染対策をした上で富士山の自然を楽しんでください。


富士山の開山まであと1か月です!今年こそは無事開山できるよう、関係者はそれぞれ準備を進めているところです。

(富士登山に関する情報は「富士登山オフィシャルサイト」に随時アップしていきます)

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2021年06月01日【小笠原】ごみ拾いを楽しもう!

小笠原国立公園 鈴木尚之

こんにちは、小笠原の鈴木です。

5月26日の皆既月食は観測できたでしょうか?

小笠原は雲1つ無い快晴で、満天の星空の中に浮かぶ欠けた月を見ることが出来ました。

さて、5月30日(ごみゼロの日)から6月8日(世界海洋デー)までの間、海ごみゼロウィークを実施しています。

海ごみは動物が誤って食べたり、風景を破壊したりと様々な悪影響を及ぼします。

海ごみゼロウィークが1つでも多くの海ごみ回収の機会になればと思います。

◇流れ着いたボトル

◇漁具の浮きとその他

ところで、ビーチコーミング(Beachcombing)という言葉をご存知でしょうか?

Beachcombingの中にあるcombは「徹底的に探す」「細かく調べる」等の意味を持っています。

直訳すると海辺を細かく調べること、徹底的に探すことを意味しますが、古くは船が難破し、無人島に漂着した際に

流木などを集めて生活資源に利用する事を指す言葉でした。

船が難破することがほぼ無くなった現代では、海に出かけ好きな物を集めて楽しむ趣味として徐々に広まっています。

「これがビーチコーミングです」と定義されているわけではなく、楽しみ方は個人にゆだねられます。

私は漂着物を拾うのが好きなので、時々浜辺に出かけては足下ばかり見て歩いていたりします。

やはり多くは空ペットボトルやマイクロプラスチックですが、時にはガラス玉や動物の骨など、珍しい物を見つける機会があり、

気がつけばやめられなくなっています。

皆さんもただごみを拾うだけではなく、そこに楽しさを見出してみてはいかがでしょうか?

その際はぜひ、ごみだと思った物も回収してください。

◇ウミガメの頭骨

一方で危険なごみも漂着している事には気をつけなければいけません。

時には、注射器や毒を持った生き物など一目見て危険性が分かる物の他、容器に入っている劇物など、

一見して危険性が分からない物が漂着している事もあります。

よく分からない物や、危険そうな物には手を出さないことは鉄則です。

ちなみに、海ごみゼロウィークは昨年度も開催し、回収量は263.9kg。

多くの人による協力の下、小笠原の綺麗な海が維持されていることが分かります。

宮之浜や大村海岸、製氷海岸、扇浦海岸に海ごみ回収ボックスが設置してあるので、立ち寄った際には、ぜひ海ごみの回収にご協力ください。

そしてこれからの夏本番、綺麗な海を満喫しましょう!

▽海ごみゼロウィークポスター

海ごみゼロウィーク2021.pdf

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