ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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日光国立公園

142件の記事があります。

2014年04月22日いろは坂清掃

日光国立公園 櫨木 めぐみ

本日、いろは坂の清掃を実施してきました。例年、雪が溶けたこの時期に実施しているもので、奥日光地域の住民の方や地元関係者らとともに、手分けして道路沿いを大々的に清掃します。

所長と参加者の皆さん

いろは坂は、栃木県内から奥日光へ向かうには通行必須な道路です。中禅寺湖へ上る道路を第2いろは坂、中禅寺湖から下る道路を第1いろは坂と言い、通称にある“いろは”の音同様48ものカーブが存在する国道です。私たちも、奥日光のフィールドへ向かう際にはいつもお世話になっている道路です。私たちは、地元の方々とともに第1いろは坂の一部を任されました。

普段の走行では、たまにペットボトルやビニール袋が目に付く程度のように感じられるのですが、実際歩いてよく見ると、たばこの吸い殻やガラスの破片などの細々としたものからタイヤなどの大型のものまで出てくるものです。ゴミ拾いをすると、必ずといって見つかる昔のジュース缶もあり、それだけずっとそこにあったゴミを拾えて何よりです。一番拾っていて多かったのが、たばこの吸い殻でした。先日、群馬栃木で山火事があった例もあるので、喫煙は自由ですが大惨事になりかねないのでマナーをしっかり守って頂きたいものです。

走行車に注意しながら清掃中

私たちが活動した一部の区間でも6袋程度、別区間では10袋ほどありました。全体ではゴミ袋は何袋だったのでしょう? 達成感とともに、それだけのゴミが在ること、とりきれないゴミもあったこと、複雑な心境も残る清掃活動でした。

一区間のゴミ

日光の豊かな自然を守るためにも、私も気をつけますが皆さんも野外でのゴミの管理には注意しましょう。

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2014年04月14日那須の春とごあいさつ

日光国立公園 吉川 美紀

はじめまして。
4月1日付けで那須自然保護官事務所にアクティブレンジャーとして着任しました、吉川と申します。
これから、那須の自然の魅力をたくさん発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします!

さて、4月も半ばになって暖かくなってきました。
那須はまだ雪の残るところもありますが、那須高原の歩道や、那須平成の森内の遊歩道などずいぶん歩きやすくなってきています。フキノトウやカタクリのつぼみが顔を出してきているので、ぜひ春らしさを探しながら散策をお楽しみください。


八幡園地にてフキノトウ


那須平成の森にてカタクリのつぼみ


場所によってはまだ長靴を装備した方がよい場所もあるので、散策の際は事前の情報収集と準備をお願いします!


那須平成の森ホームページ
http://www.nasuheiseinomori.go.jp/

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2014年04月11日今年度もカメラ調査実施します!

日光国立公園 櫨木 めぐみ

お花見の時期を迎えて(もしくは終えて)いるところもあるようですが、日光は一足遅いです。事務所のある通称「表日光」では、各地で夏日が観測された昨日、ようやく桜が開花し始めたところです。時間差でお花見に来られてみてはいかがでしょう。

さて、春を迎えて新年度が始まりましたね。
春は社会人にとって異動の時期でもありますが、シカにとっても“いどう”の時期です。とはいっても、もちろん異動ではなく、季節的な“移動”です。

季節移動を含めシカの土地利用頻度の状況を把握するため、昨年度に引き続き、赤外線センサーカメラを設置してきました。昨年度は、北上する春の戻りジカの動きが早かった傾向があったので、今年度はそれを逃すまいと早めに設置してきました。


奥日光はまだ冬景色ですが、だいぶ積雪量が減ったように思います。冬に備えて南下する季節移動の時期は、雪上に多数の足跡が見られたのですが、今回の設置時には雪面に足跡はほとんど見られませんでした。代わりに山の南側斜面や尾根などの雪のないところでは、糞や足跡など痕跡が確認でき、そのような場所で5頭のシカを目視しました。シカも春を迎えて動き始めているのかもしれませんね。




まるで日光の桜の北上とともに、奥日光でシカも北上中です。
今後も、カメラ調査で引き続きシカの動向を探りたいと思います。

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2014年03月27日光徳冬期巡視

日光国立公園 櫨木 めぐみ

 久しぶりに奥日光へ巡視に行ってきました。春分の日が過ぎ、桜前線が北上中だというのに、奥日光は白銀の世界です。

 まだ雪原の奥日光だからこそ、その自然と親しむためのツールはいくつかあります。スノーシューやクロスカントリー(以下、XC)もその一つで、奥日光では専用コースもあります。スノーシューは冬期の巡視ではかかせないアイテムで、先日の大雪の後など大いに活躍しました。しかしながら、XCについては実際のコースや利用についてあまり把握できておらず・・・ということで、XC経験者の所長指導のもと、XC巡視を実施しました。スキーの簡易版という印象でしたが、横転を続けながら、それなりに林内を駆け抜けられるようになりました。私たちの他にXC利用者は数組見られ、軽快に滑っていました。

クロスカントリー巡視中

 林内の中のコースを進むと、目にとまるのはシカの痕跡でした。ご覧の通り、まだ新しい樹皮剥ぎの木々が目立ちました。また、餓死したとみられるシカの死体も見かけました。その姿を見ると、本来の自然淘汰か、自然淘汰のようで人間が間接的に及ぼしている影響によるものか、ふと考えてしまいます。

樹皮剥ぎのそばには落とし物も


 さらに足を進めると、約30~40頭のサルが川原で群れていました。川の中で何やら熱心に物色しており、石をひっくり返してはモグモグと何かを食べている様子でした。調べてみるとカワゲラなどの水生昆虫を食しているようで、早春だからこそ見られる姿だそうです。サルの樹皮剥ぎ等の食痕は確認していたのですが、こんなサルの姿は初めてで新たな発見でした。

川の中にもサルがいっぱい

 この日は天気が崩れるとの予報でしたが、風がなくて日差しも暖かく、心なしか春の雰囲気が漂っているような絶好の巡視日和でした。見た目は冬、空気は春の兆し到来かというのが今の奥日光です。筋肉痛というお土産付きの貴重なXC巡視でした。

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2014年02月25日「あつまれ!自然好き」日光パークボランティア発表

日光国立公園 中野純

2月23日(日)、栃木県立博物館主催の「あつまれ!自然好き」の発表会が行われました。栃木県内で自然観察や調査を行っている団体が集まり、その成果を発表する場で、NPV(日光パークボランティア)が日頃の活動やその成果を発表しました。


発表の様子。活動で使う旗を持って行きました。


NPV活動は、元々はゴミ拾いや看板清掃から始まり、その後に植物調査や自然解説、外来植物除去活動などが加わって、現在では多岐にわたった活動をしています。

今回の発表会を見に行って、栃木県内でNPV以外に清掃活動や希少植物の調査・保護活動、外来植物除去活動などを行う団体が想定以上に多くあることを知り、また、どの団体も自然が好き、自然を守りたいとの強い想いで活動しているのだと感じました。

平成26年3月9日(日)まで、同博物館2階の一部フロアでは、本日の発表内容をまとめたポスターを展示しています。ぜひ足を運んでみて下さい!


ポスター形式で展示。写真がいっぱいです。








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2014年01月21日シカの越冬状況確認調査

日光国立公園 櫨木 めぐみ

今日は、事務所の外は珍しく雪が舞っています。奥日光は白銀の世界ですが、山の麓にある日光自然環境事務所は、今年はまだ積雪もなく降雪さえ珍しく感じます。

さて、奥日光の山々が積雪するこの時期、シカの冬期生息地の一つとされる奥日光の南方で例年実施している調査があります。それはシカの越冬状況を確認する調査で、11月より翌3月まで月に2回実施します。調査は、規定の調査ルートを車で移動しながらシカを捜索し、双眼鏡およびフィールドスコープを用いて目視でカウントするものです。もともと発信機や耳標装着個体の越冬状況特定のために始まった調査ですが、シカの越冬地への集結と散開の時期の把握や大まかな越冬数の把握のためにも実施されています。

調査風景

今のところ発信機や耳標装着個体はまだ確認されていませんが、11月から見るに明らかにシカの確認数が多くなって変化しており、厳冬を生き抜くシカの知恵を垣間見ているようです。その後もどう変化するのか、引き続き3月まで実施します。

ルート沿いのオスジカ


わらわら群がるシカ

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2013年12月19日看板設置作業

日光国立公園 櫨木 めぐみ

 この時期、戦場ヶ原や湯元などの奥日光地域は、紅葉の時期の賑わいとは一変して、雪景色となり、しんと静けさを保っています。そんな雪で覆われた銀世界の奥日光の自然を楽しみに来られる方たちもいます。
 そんな方たちの安全や植生保護のために、戦場ヶ原を周回する歩道上に「足下注意」の看板を設置してきました。そんな看板を設置している私も、実際、移動中に何度か滑っていたのですが、凍結や積雪などにより足下が滑りやすく、また歩道が一部複線になっている箇所があって踏み外しがあるかもしれませんので、みなさんも十分にご注意ください。


 なお、積雪などにより歩道ルートがわかりづらくなることがあります。日光パークボランティアの方々の協力のもと、戦場ヶ原を周回する歩道の一部に、ルート上の目印やルート外への侵入防止のロープが設置してあります。もし、ルートがわからなくなったら赤い布ひもの目印を参考に、またロープがある場所があればそこへは侵入しないでくださいね。

とはいえ、一番は個人で冬の装備を万全にすることです。事前に天候やルートを確認の上、地図やコンパスを持参して銀世界の奥日光へお越しください。

目印と侵入防止用ロープ

テンの足跡(左)と利用者の痕跡(右)

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2013年12月09日初冬の高山登山

日光国立公園 櫨木 めぐみ

 先日、高山を巡視してきました。高山は、戦場ヶ原と中禅寺湖の間にある標高1667.5mの山です。冬の凛とした冷たい空気ではありましたが、まだ積雪もなく、澄んだ青空の中の登山となりました。


 新緑でも、紅葉でもない落葉期の登山でしたが、おかげでこんな景色が見られました。


 なんと、北には戦場ヶ原周辺を、南には中禅寺湖を一度に臨むことができたのです。高山は、立地的に戦場ヶ原と中禅寺湖の間にはあるのですが、他の職員曰く「夏に登山した時には、葉が覆っていてわからなかった」とのこと。確かに、葉が生い茂っていては気づきにくい景色なのかもしれません。着葉期には、葉の色や木漏れ日、花など季節ごとのその空間の楽しみ方がありますが、落葉期には、木々の間から、その奥の景色も視野に入ってくるという空間の広がりを楽しむことができるのですね。また、もしかしたらこんなふうに野生動物を目撃する可能性も高くなるかもしれません。


 途中、天然のカラマツや群生するホコリタケを見つけたり、混群の一部であろうコガラの鳴き声に耳を傾けたりして、高山から中禅寺湖畔へとぬけました。陰る太陽を背中に浴びながら、竜頭の滝を最後のメインとして登山巡視を終えました。

 奥日光は、日を重ねてさらに厳しい冬を迎えますが、冬ならではの自然の楽しみ方があります。お越しになる際は、服装や足元に冬の装いを、お車の場合にも冬の備えをお願いいたします。

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2013年10月25日奥日光紅葉状況

日光国立公園 櫨木 めぐみ

今月半ば、台風のお土産のように男体山や女峰山などの日光連山で初冠雪が見られました(10月17日)。ちなみに台風の影響は国立公園内の歩道等にもあったのですが、一部の木道を横断していた倒木も現在では処理されて通行可能になっておりますのでご安心ください。

日光国立公園は着々と冬に向かっているわけですが、その前に目を楽しませてくれるのが紅葉ですね。まさに今、奥日光地域の紅葉がピークを迎えようとしています。また台風が近づいており天候が崩れて紅葉の葉が落葉する前にと、曇り空の合間にその姿を納めましたのでご覧下さい(10月22日撮影)。






 

 台風の影響もあり不安定な天気が続いておりますが、来週は天候が回復しそうです。
より多くの人が紅葉狩りを楽しめられますように。

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2013年10月10日国立公園・野生生物フォトコレクション【アクティブレンジャー写真展】

日光国立公園 中野純

10月に入って1週間が過ぎ、奥日光では本格的に紅葉前線が到来したようです。

戦場ヶ原周辺では、紅葉する樹木の代表種ともいえるカエデ類をはじめ、ミズナラやズミ等の落葉広葉樹を中心に植物の葉っぱは色彩豊かとなり、多くの人々を魅了しています。

9月末頃からでしょうか、日を重ねる度に色彩豊かな紅葉へ変遷していく様子に気づきました。今年も例年通りであれば、10月中旬頃までは見頃のようです。

奥日光で紅葉狩りを楽しむには絶好の時期ではないでしょうか。

紅葉狩りを満喫した後は、日光湯元ビジターセンターで開催中の「国立公園・野生生物フォトコレクション」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

関東地方環境事務所管内には、6つの国立公園(日光・尾瀬・秩父多摩甲斐・小笠原・富士箱根伊豆・南アルプス)と8つの国指定鳥獣保護区〔小佐渡東部(新潟県)・佐潟(新潟県)・福島潟(新潟県)・瓢湖(新潟県)・谷津(千葉県)・鳥島(東京都)・西ノ島(東京都)・小笠原諸島(東京都)〕があります。

そこで働くアクティブレンジャーが、日々の業務の中で撮影した風景や生き物等を写真で幅広く紹介します。アクティブレンジャーが出展した写真であることから、「アクティブレンジャー写真展」とも呼びます。
http://www.env.go.jp/park/nikko/topics/131007a.html

日時:2013年10月5日(土)~10月27日(日)9:00~16:30
場所:日光湯元ビジターセンター内(栃木県日光市湯元)



今週末の奥日光は多くの車や人で混雑することが予想されます。お越しになる際は余裕をもって早めに出発することをお勧めします。

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