2007年1月

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2007年1月31日

情報交換会

著作者: | 配置:
特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウについては、以前にこの日記でも触れましたが、この度、神奈川県自然環境保全センターの呼びかけで、県職員、神奈川県博学芸員、自然公園指導員、(および当事務所)などが集い、箱根地区におけるオオハンゴンソウ対策に関する情報交換会を行いました。

昨年まで行われてきた駆除活動の経緯や、学術的な面から見た帰化植物の特徴など、今後どういった対策を取ってゆけばよいかというところに焦点を当てながら、県職員や学芸員の方がプレゼンを行ってくれました。

また、北海道の利尻島におけるオオハンゴンソウの駆除活動について、利尻でARをされていた岡田氏が説明をしてくれました。

その後、参加者全員でディスカッションを行い、活発な議論が交わされました。


私は箱根地区に異動になってまだ2ヶ月余りですので、どの方のお話も大変参考になりました。また、植物の芽吹きが活発になる4?5月までに、来年度の駆除活動について方針を決めておくことの必要性も強く感じました。


昨年駆除活動に参加して下さったという自然公園指導員の方々も訪れ、総勢20数名という、想像していたよりも大人数での情報交換会となりました。

2007年1月30日

道標 ?道しるべ?

この時期、山を歩いていると一日中誰にも会わないことがあります。
地図を見ながら自分の歩いている道が正しいかどうか不安になったとき
道標を見つけてほっとしたことはありませんか。

道標にもいろいろなタイプがあり、好みもいろいろかと思います。
また、一度歩いたことがある人なら意味がわかるけど、初めての人にはわかりづらいんじゃないかなと思う道標にも出会うことがあります。

先日、山梨県の方と富士山レンジャーが東海自然歩道の道標の改修に伴う現地調査に行くというので同行させてもらいました。
道標を設置したときは良かったのだと思うのですが、
その後、家が建ったり、看板が立ったりでわかりづらくなってしまうんですね。
中には車がぶつかったんでしょうか、折れてしまっているものも。

また、わかりやすくするためにあまりたくさんの道標があるのもどうかと思いませんか。
探す楽しさもありますよね。



この仕事をしていて最近良く思うのですが、バランスって大切ですね。

2007年1月29日

箱根ビジターセンター展示再整備

著作者:早川 玲子 | 配置:富士箱根伊豆国立公園 箱根
箱根ビジターセンターは平成8年にリニューアルオープンして以来、多くの利用者に箱根の情報を発信してきました。しかしながら、利用者の求めるものや、施設・設備の老朽化などの課題もあり、利用者にとってより魅力的な情報発信を行っていくために、見直しを行い再整備をすることとなりました。

実際のリニューアルオープンは平成20年の春を予定しています。昨年、今年度とリニューアルに向けてどのような展示にするかの打ち合わせをしており、私も参加させてもらっています。箱根にはパークボランティアさんがいるので、ボランティアさんが積極的に関わっていけるような楽しい展示スペースも考えています。

完成するのが楽しみです。



この場所ももっとくつろげるスペースに・・・

2007年1月26日

早起きは三文の徳?

著作者: | 配置:
春から秋にかけてはいろいろな花や虫を観察することができる小田貫湿原でも、冬は花も虫も姿を消し、一見何もない寂しい風景です。

「この時期に小田貫湿原に行っても楽しくないや?。」
と、思っているあなたは大間違いです。
この時期の早朝に小田貫湿原に出かけると、雪を被った富士山をバックに霜の降りた枯れ草に朝日が当たってキラキラしている風景を見ることができます。

この風景は太陽に当たり霜が溶けてしまうと、見ることが出来なくなるので、それなりの努力が必要です。
しかし、これを一度見てしまうと、そんな努力も一瞬で忘れてしまいます。
その証拠に、低血圧で悩んでいる私でも、冬の寒い朝の早起きが苦にならなくなるどころか大好きになってしまいました。

この効果は「早起きは三文の徳」どころではないですね。
是非みなさんも冬の早朝、小田貫湿原へ来て、効果を試してみてください。




2007年1月26日

公園内の施設

自然公園を探勝していると普段見慣れているものとは色や形が違って、ん?と思う施設が目につくことがあります。
例えばカーブミラー。


左の写真は普段よく目にする色・形ですよね。しかし右のものは同じカーブミラーでも木材が使用され、色も茶色です。
公園内の全てのカーブミラーがこういった形状をしているわけではないのですが、これは自然公園の景観に溶け込み、人工物が自然の中で目立たないようにとの配慮から設置されたものです。他にはガードレールや電柱などでもこういったものが見られる場合があります。

現在の私は職業柄でしょうか、探勝の際でも施設の色・形がもう気になって気になって・・・みなさんも自然公園を訪れる際にはこういった人工物にも注目して視るとおもしろいかもしれません。

2007年1月25日

パークボランティア

著作者:高辻 陽介 | 配置:日光国立公園 日光
国立公園を管理・運営する上で、「パークボランティア」の協力は
必要不可欠です。
日光国立公園の奥日光地域には、「日光パークボランティア」として
美化清掃を始め様々な活動に携わる人々がいます。
今日は、その活動の一つ、「雪上パトロール」に参加しました。

冬の戦場ヶ原は、木道が雪に埋もれて見えなくなってしまいます。
そうなると、どこを歩けばいいのかわかりません。これを防ぐために、
ピンク色のリボンが木に結びつけられています(この作業も
日光パークボランティアが行っています)。
今日のパトロールでは、まずこのリボンを点検しました。
シンプルですが、植物保護のためにも大切な作業です。

また、リボンで示された道の外に立ち入る人には、
本来の道に戻ってもらっています。正規ルート外(特に湿原内部)への
立ち入りは、雪の下で春を待つ植物に悪影響を及ぼすおそれがあるためです。
今回はそのような人は見かけませんでしたが、残念ながら立ち入った
足跡が多く見られました。


雪上パトロールの様子。後ろに見えるのは男体山です。

2007年1月24日

これはなんでしょう?

著作者: | 配置:
きのう、パークボランティアさんがこんなものを持ってきてくれました(写真)。みなさんは、これがなんだか分かりますか?

正解は、ウスタビガという蛾の繭(まゆ)です。ごらんの通りきれいな黄緑色をしており、冬、林を散策しているとしばしば目にすることがあります。

「こんなに目立つ色だと、他の生き物に食べられちゃうんじゃないの?」

と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、ご安心を。実は、この時期にこうして見つかるものは、中身である蛹(さなぎ)が羽化して(成虫となって)出て行ってしまった後の、空っぽの繭なんです。中身が入っている7?9月頃には、まだ周りの木々も青々とした葉を茂らせているため、この色が鳥などの捕食者の目を欺くための保護色としてちゃんと役立っているのです。

ちなみに、繭の外側に、このように黒い点々(写真矢印)が見られることがあります。これ、なんだと思います?実は、ウスタビガの卵なんです。

「繭(蛹)の上に卵が乗ってる??」

なんだか頭がこんがらがってしまいそうですが、これにもちゃんと理由があります。おそらく、この繭の主はメスのウスタビガで、羽化して繭から出てきたところに、さっそくメスの臭い(フェロモン)に誘われたオスがやって来て交尾し、メスがその場で産卵したものであると思われます。
このように、実際に現場を目撃したわけではなくても、残されている状況証拠からストーリーを推測することができたりするのも、自然観察の醍醐味の一つですね。

ウスタビガの繭。この形が「かます」という、稲藁で作った入れ物に似ていることから、ヤマカマス、ツリカマスという別名で呼ばれることもあります。右下は、卵の拡大図。

2007年1月23日

エコツーリズムとエコツアー

みなさん、エコツーリズムとエコツアーいう言葉をご存知ですか。

エコツーリズムとは
「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」を言い、

エコツアーとは
「エコツーリズムの考え方を実践するためのツアー」のことを言います。

2月8日(木)に富士山北麓エコツアーフェア2007において「モデルプログラムの体験モニターツアー」が実施されます。
興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?

詳細は山梨県のホームページをご覧ください。
http://www.pref.yamanashi.jp/pref/news/viewNews.jsp?id=1168621009363&dir=200701





先日『富士の国やまなしエコツーリズムシンポジウム2007』に行ってきました。
エコツーリズムとは何か。そして山梨県内の様々な取り組みについて話され、各団体のエコツアーに伴う様々な工夫が話され感心することばかりでした。

2007年1月22日

箱根に雪が降りました

著作者:早川 玲子 | 配置:富士箱根伊豆国立公園 箱根
私の住んでいる場所は、箱根の中でも標高70mの低い所です。事務所やビジターセンターがある場所は標高770m。車で通勤していると、箱根の中だけでも天気の違いがあることがはっきりわかります。

21日(日)夜に箱根では雨か雪の予報が出ていました。もしかしたら雪が積もるかもしれないと思い、今朝起きて外を見てみると路面が濡れているだけでした。が、箱根の山の方を見てビックリ!山が真っ白でした。下では雨だったのに、上では雪が降ったようですね。

車で走っていると途中から景色ががらっと変わり、雪景色になりました。初めて見るのでとても新鮮です。

これからの箱根は道路が凍結することがあります。地元の方の話では例年、滑って路肩に停まってしまっている車も見られるそうです。箱根に来られる時は、安全のため冬用のタイヤで訪れるようお願いします。

ビジターセンター周辺

2007年1月19日

冬の巡視

秩父多摩甲斐国立公園・奥多摩地域は冬でも事務所周辺の標高の低い山であれば積雪はあまり多くはありません。
なので冬でも山や渓谷に巡視に行くことができます。この季節巡視に行って見ることができるものといえば・・・氷結している滝や沢!


昨年度の写真ですが沢の表面が氷結していてその下を水が流れています。氷のファインダーを通して見る流水の光は実に神秘的・・・としか表現できないのがまどろっこしく感じられる程の美しさです。

昨年度は厳冬で、10年ぶりに完全氷結した滝もありました。
今年はどんなものが見られるのか今から楽しみです。

※注意
奥多摩の山でも標高の高い場所では積雪量は多く、また積雪が少ない山、渓谷でも足下が凍っている場合があります。歩かれる際は身の安全のためアイゼンなど最低限の準備は必須です。アイゼンがあればざくざく歩けるところを無い場合は数倍の時間をかけてしかも危険を伴いながら歩かなければならなくなるという事態になってしまうことも充分あり得ます。

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