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関東地方環境事務所

報道発表資料

2014年08月01日
  • 報道発表

平成26年夏期の富士山の中間発表(第1回)について(お知らせ)

環境省関東地方環境事務所
箱根自然環境事務所
所長 高橋 啓介
Tel:0460-84-6920

沼津自然保護官 柳川 智巳
Tel:0559-31-3261

富士五湖自然保護官 房村 拓矢
Tel:0555-72-0353

環境省では、富士山の登山者数を把握するため、平成17年から各登山道の8合目付近に赤外線カウンターを設置して調査を実施しています。
富士山8合目における平成26年7月1日から7月21日までの登山者数の合計は約5.3万人でした(昨年同時期との比較で約2.6万人の減)。
なお、次回の発表は9月上旬となります(8月末までのデータ)

1.調査の背景

富士箱根伊豆国立公園の重要な構成要素である富士山の登山者数については、平成16年までは山梨県が登山口の車両数や吉田口登山道6合目での通過者数調査等から推計しており、富士山山頂部への登山者数を把握するまでには至っていませんでした。
このため環境省では、平成17年から富士山山頂部への登山者数を把握し、国立公園の適正な利用の推進に資するため、4つの登山道(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート及び富士宮ルート)のそれぞれ8合目付近に赤外線カウンターを設置することにより、登山者数を調査を実施しています。

2.集計結果

今年7月1日から7月21日までの結果は以下のとおりです。
なお、カウンターが濃い霧に対して誤作動を起こしている場合があることが確認されているため、登山者カウント数の補正を行っています(「3.(4) カウンターの数値と補正」を参照)。

(1)富士山登山者数の比較

今回調査期間(7月1日~7月21日)の富士山8合目における登山者数の合計は約5.3万人で、昨年の同期間と比較して約2.6万人減少しました(昨年比-33.2%)。なお、これについては、以下の理由が推測されます。

  • 残雪により、山頂までの登山道の開通が例年より遅れたルートがあったこと。
  • 富士山地域の梅雨明けは7月21日頃と平年並みで、梅雨明けまで登山に適した天候の日が少なかったこと。

なお、昨年度の梅雨明けは7月6日頃で例年より早く海の日の3連休の登山者が例年より多かった。

表1:H22年以降の富士山登山者数の比較(7月1日~ 7月21日)
H22年H23年H24年H25年H26年

(人)
55,036 52,965 58,546 79,057 52,817

(2)登山道別の登山者数の比較

今回調査期間(7月1日~7月21日)における各登山道別の登山者数及び全体登山者数における各登山道別の登山者数の割合は、以下のとおりです。

表2:各登山道別の登山者数の比較(7月1日~7月21日)
H22年H23年H24年H25年H26年
吉田
ルート
34,434
(63%)
30,406
(57%)
37,702
(64%)
47,453
(60%)
33,193
(63%)
須走
ルート
8,136
(15%)
8,764
(17%)
5,293
(9%)
9,990
(13%)
6,336
(12%)
御殿場
ルート
607
(1%)
2,654
(5%)
2,738
(5%)
4,590
(6%)
3,692
(7%)
富士宮
ルート
11,859
(22%)
11,141
(21%)
12,813
(22%)
17,024
(21%)
9,596
(18%)

※括弧内は全体の割合。小数点以下を四捨五入しているため合計が100%にならない場合があります。

図1:富士山全登山者数及び登山道別登山者数の年間比較

(3)日別登山者数の推移

今回調査期間(7月1日~7月21日)における各登山道の日別登山者数は、以下のとおりです。なお、4登山道の登山者数の合計が、調査期間において最大だった日は7月20日(日)の7,077人(昨年は7月14日(日)、10,315人)でした。

図2:富士山日別登山者数

(4)時間帯別登山者数の推移

吉田ルートでは、時間によって登山者数の変動が激しく、6時から8時の早朝(※1)、15時から17時までの夕方(※2)、23時から25時までの深夜(※3)に3つの登山者数のピークが認められました。

※1:この時間帯のピークは、主に8合目未満の山小屋で宿泊する登山者及び早朝からの日帰り登山者によるものと推定されます。富士宮ルートも同様と推定されます。

※2:この時間帯のピークは、主に8合目以上の山小屋で宿泊する登山者によるものと推定されます。

※3:この時間帯のピークは、主に山頂で御来光を見る予定の登山者によるものと推定されます。

図3:富士山時間別登山者数の比較

3.調査方法概要(従来と同様)

(1)カウンター設置位置

全ての登山口からの利用者を把握するため、山小屋の協力を得てカウンターを4登山道のそれぞれ8合目付近に設置しました。協力頂いた山小屋は以下のとおりです。

  • 吉田ルート:太子館
  • 須走ルート:見晴館
  • 御殿場ルート:赤岩八合館
  • 富士宮ルート:池田館

位置図は、環境省関東地方環境事務所のホームページ(以下のアドレス)で公開しています。

https://www.env.go.jp/park/fujihakone/data/files/counter.pdf

(2)計測機器について

設置したカウンターは、赤外線反射を利用してセンサーにより通過人数をカウントする仕組みです。日時、方向(上り下りを識別)が記録され、日ごとの<登山者数等を把握することができます。

(3)データの欠測について

豪雨の発生や台風の接近時には、カウンターを一時的に山小屋に撤去しているため、データが一部欠測している場合があります。今回の調査期間のデータ欠損は以下のとおり。

欠測期間理由
御殿場ルート 7月10日~7月12日13:00 台風8号接近のため

(4)カウンターの数値と補正

濃い霧が発生した場合、カウンターが誤作動することが確認されています。そのため、1秒以内に連続カウントしている場合は、霧による誤作動とみなし排除するという補正を行っています。

4.その他

過去のデータ及び今回の調査期間の日別データについては、環境省関東地方環境事務所のホームページ(以下のアドレス)で公開しています。
http://www..env.go.jp/park/fujihakone/data/fuji_tozansha.html

(お願い)

富士山は標高3,776mの日本で最も高い山です。気候の変化が激しく夏でも氷点下になるなど気象条件は厳しいにも関わらず、軽装で登山をする方が多く見受けられます。富士山を登山される方は、現地の情報を十分に収集し、万全な装備で安全に留意して登山するようにお願いいたします。
なお、環境省・山梨県・静岡県では、安全な富士登山の普及を図るため、富士登山に関する登山道の状況や基本的な装備、安全やリスク、規制やマナー、また、気象などのリアルタイム情報を取り入れた『富士登山オフィシャルサイト』を開設しています。 富士登山オフィシャルサイト

【参考】

1.登山者数に影響を及ぼすと考えられる予条件

今回の調査期間(平成26年7月1日~7月21日)の登山者数に影響を及ぼすと考えられる予条件(登山道開通期間、マイカー規制期間、及び梅雨明け時期)についての平成22年以降の比較は以下のとおりです。

<参考>平成22年以降の富士山の登山者数の推移
(7月1日~8月31日)
H22年H23年H24年H25年

(人)
320,975 293,416 318,565 310,721

(1)登山道開通日

H22年H23年H24年H25年H26年
吉田口 7月1日 7月1日 7月1日 7月1日 7月1日
須走口 7月8日 7月6日 7月8日 7月1日 7月10日
御殿場口 7月9日 7月9日 7月20日 7月1日 7月18日
※ただし6合目迄は10日に開通。
富士宮口 7月9日 7月13日 7月13日 7月8日 7月18日
※ただし8合目迄は10日に開通。

(2)マイカー規制の日数(7月1日~7月21日の間の日数)

H22年H23年H24年H25年H26年
吉田口 3日間
(7月16日(土) 
0時~18日(月)24時)
3日間
(7月14日(土)
0時~16日(月)24時)
3日間
(7月12日(金)
17時 ~15日(月)17時)
11日間+7時間
(7月10日(木)
17時 ~8月31日まで継続予定)
須走口 3日間
(7月15日(金)17時~18日(月)17時)
4日間+7時間
(7月13日(金)
17時~16日(月)17時・7月20日(金)17時 ~22日まで継続)
5日間
(7月12日(金)
17時~15日(月)17時・7月19日(金)17時 ~21日(日)17時)
5日間
(7月11日(金)
昼12時~13日昼12時・7月18日(金)昼12時 ~21日(月)昼12時)
富士宮口 3日間
(7月16日(金)17時~19日(月)17時)
9日間+7時間
(7月12日(金)
17時~9月1日まで継続)
11日間+7時間
(7月10日(木)
17時~9月10日まで継続予定)

※御殿場ルートは、マイカー規制なし

(3)梅雨明け時期(気象庁発表データ)

H22年H23年H24年H25年H26年
7月17日ごろ 7月8日ごろ 7月23日ごろ 7月7日ごろ 7月21日ごろ

2.休日及び平日の

今回の調査期間(平成26年7月1日~7月21日)における休日及び平日の登山者数は、以下のとおりです。 なお、各年で登山道開通時期が異なるため、4登山道全ての開通後で利用が集中する日(海の日前後)のデータを提示しています。

表:休日の利用者数(下線は海の日)
H22年
(人)
H23年
(人)
H24年
(人)
H25年
(人)
H26年
(人)
7/17
(土)
8,381 7/16
(土)
7,707 7/14
(土)
6,444 7/13
(土)
8,108 7/19(土) 5,754
7/18
(日)
10,780 7/17
(日)
9,961 7/15
(日)
7,745 7/14
(日)
10,315 7/20(日) 7,077
7/19
(月)
4,439 7/18
()
2,869 7/16
(月)
3,835 7/15
(月)
3,891 7/21(月) 4,340
平均 7,867 平均 6,846 平均 6,008 平均 7,438 平均 5,724

表:平日の利用者数
H22年
(人)
H23年
(人)
H24年
(人)
H25年
(人)
H26年
(人)
7/15
(木)
1,352 7/12
(火)
1,824 7/17
(火)
2,647 7/16
(火)
2,734 7/14(月) 1,857
7/16
(金)
2,837 7/13
(水)
1,951 7/18
(水)
2,757 7/17
(水)
3,017 7/15(火) 1,910
7/20
(火)
3,175 7/14
(木)
2,985 7/19
(木)
2,687 7/18
(木)
3,434 7/17(木) 2,671
7/21
(水)
2,862 7/15
(金)
3,481 7/20
(金)
3,709 7/19
(金)
4,296 7/18(金) 3,119
平均 2,556 平均 2,560 平均 2,950 平均 3,370 平均 2,389
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