報道発表資料

2017年09月01日

清水港におけるヒアリの確認について(8月28日調査)

<静岡県同時発表>

平成29 年8月28 日(月)

環境省自然環境局 野生生物課
外来生物対策室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8344
室長 曽宮 和夫
室長補佐 八元 綾
担当 三宅 悠介

関東地方環境事務所 野生生物課
直通 048-600-0817
課長 横田 寿男
専門官 木内 尚也

 

環境省及び国土交通省では、今月から中国、台湾等からの定期コンテナ航路を有する68 港湾におけるヒアリ調査を実施しています。
そのうちの静岡県静岡市清水港での調査において、特定外来生物であるヒアリ(Solenopsisinvicta)が確認されましたので、お知らせいたします。
当該ヒアリは、清水港新興津コンテナターミナル内に設置していたトラップ及びその周辺で発見されたものです。
確認した個体については、全て殺虫処理するとともに、確認した地点の周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置、加えて静岡県が専門家の指導を得て殺虫剤を用いた駆除を実施しています。
なお、本件は68 港湾におけるヒアリ調査において、8月25 日に公表した広島港に続き、2例目にヒアリが確認された事例です。6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は8月28 日現在で11 都府県、合計15 事例です。

1. 発見場所

静岡県静岡市清水港新興津コンテナターミナル

2.今回確認されたヒアリについて

 環境省及び国土交通省では、今月から中国、台湾等からの定期コンテナ航路を有する68 港湾におけるヒアリ調査を実施しています。そのうちの静岡県静岡市清水港での調査において、トラップ及びその周辺で8 月21日にヒアリと疑われるアリを発見したため、これを捕獲し、そのアリの同定を専門家に依頼したところ、8 月27日にヒアリと確認されました。

発見・捕獲した数

101 個体
うち、トラップで捕獲した個体:100 個体
(トラップ設置日:8月18 日 トラップ回収日:8月21 日)

地面で発見・捕獲した個体

1 個体
なお、この他にアカカミアリ(14 個体)がトラップで捕獲されています。

発見状況

コンテナターミナル内に設置したトラップ及びその周囲のアスファルト地面で発見。

対応

発見した全てのアリを殺虫処分。また、ヒアリを発見した地点の周辺に、殺虫餌(ベイト剤)を設置。

※この他、8月24 日に静岡県が当該発見地点付近で調査を実施し、ヒアリと疑わしいアリを発見。8月28 日に静岡県が殺虫剤を用いた駆除を実施。駆除した個体については専門家に同定を依頼予定。

3.今後の対応

当該コンテナヤードで発見した個体は、全て殺虫処分しました。引き続き、静岡県と協力して、当該コンテナヤードを中心に調査を実施し、ヒアリ又はアカカミアリを発見した場合は、速やかにその個体を殺虫処分するとともに、防除を実施します。

なお、静岡県及び清水港の関係機関に対しては、以下を依頼しています。

・港湾の関係者(※)に、当該アリの侵入があったことを周知し、他に侵入の恐れがないか確認するよう依頼す
 ること
・今後、当該アリその他の特定外来生物の付着・混入がないよう、現地の工場・保管場所・コンテナ置き場・積
 み出し港等の状況を把握し、対策をとること
・環境省や静岡県が行う調査・防除に協力すること
(※)管理者のほか、輸入業者、運送業者、通関業者、港湾荷役業者等

 また、環境省は本発見地点周辺において静岡県等と協力し、ヒアリ確認地点の周辺2km 程度の調査を実施する予定です。

4.情報提供のお願い

ヒアリは、攻撃性が強く、刺された場合、体質によってはアナフィラキシー・ショックを起こす可能性があります。世界各地に定着がみられることから、一旦定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視により、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要です。
地方自治体や駆除業者の方々につきましては、在来種ではないことを確認の上、ヒアリと思われる個体が発見された場合には、管轄区域の環境省地方環境事務所にご連絡ください。

連絡先URL:http://www.env.go.jp/region/index.html
ストップ・ザ・ヒアリ(ヒアリの特徴・生態・駆除方法・刺されたときの対処方法等の参考)
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_fireant.pdf
※ ヒアリは強い毒を持つため、生きた個体を素手で触らないようにしてください。

○今回発見されたヒアリ

清水港発見ヒアリ

○ヒアリを確認した場所