関東地域のアイコン

関東地方環境事務所

アクティブ・レンジャー紹介

アクティブ・レンジャー紹介

関東地方環境事務所管内では、全部で12地区21人のアクティブ・レンジャーが活躍しており、国立公園や鳥獣保護区内の巡視のほか、様々な業務に力を入れています。

アクティブ・レンジャー日記はアクティブ・レンジャーが日々の業務から考えたことや国立公園や鳥獣保護区、その周辺地域等の状況を日記形式でお伝えするものです。

アクティブ・レンジャー日記はこちら

■日光国立公園

日光国立公園管理事務所 2名

日光国立公園の奥日光地域をフィールドに、利用状況等を巡視し、その結果を踏まえた看板設置や簡易な遊歩道整備等の利用者啓発活動を行っています。また、奥日光地域(主に戦場ヶ原シカ侵入防止柵内外)のシカ対策や外来植物の駆除活動、戦場ヶ原周回線歩道の登山者カウンター設置計測の他、自然ふれあい活動関係業務を担当しています。

日光国立公園那須管理官事務所 2名

日光国立公園の那須甲子・塩原をフィールドに、利用状況等を巡視し、その結果を踏まえた看板設置や簡易な遊歩道整備等の活動を行っています。また、那須平成の森、那須高原ビジターセンターに関する管理運営関係の調整や那須平成の森に生息する中・大型哺乳類の調査、那須地域を中心とした特定外来生物(オオハンゴンソウ)の駆除活動等も行っています。

■尾瀬国立公園

檜枝岐自然保護官事務所 1名

尾瀬国立公園の尾瀬沼、会津駒ヶ岳、田代山等の主に福島県域をフィールドに、登山道の巡視や登山者数調査、利用状況の確認、ビジターセンター運営指導等を行っています。また、尾瀬におけるヘリコプターの運行管理や、尾瀬沼地域を中心としたシカ対策等も担当しています。

片品自然保護官事務所 1名

尾瀬国立公園の尾瀬ヶ原や至仏山等の主に群馬県域をフィールドに、利用状況の確認、木道の簡易な補修等を行っています。また、奥鬼怒林道に設置しているシカ移動遮断柵の点検や柵周辺のシカの行動を把握するための痕跡調査、シカの出現状況を把握するためのセンサーカメラ調査等も行っています。冬期はセンサーカメラ調査やライトセンサスのデータ整理等を行い、来シーズンに備えています。

■富士箱根伊豆国立公園

富士箱根伊豆国立公園管理事務所 2名

富士箱根伊豆国立公園の箱根地域をフィールドに、登山道の利用実態調査や特定外来生物(オオハンゴンソウ)の駆除活動、仙石原湿原のモニタリング調査等自然情報の収集整理を行っています。また、主に自然解説や調査を行っているパークボランティアのコーディネートや、利用者が自然に親しむためのふれあい業務(自然観察会等)を企画・実施しています。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所 富士五湖管理官事務所 1名

富士箱根伊豆国立公園の富士山地域(山梨県)をフィールドに、利用状況確認、環境省直轄施設の点検等を中心に巡視を行っています。また、地域の関係機関と協働して、歩道調査、清掃活動等も行っています。特に7~8月の富士山開山期には富士山の登山者数調査等の利用状況調査及び直轄施設を中心とした状況確認等のための巡視を行っています。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所 沼津管理官事務所 2名

富士箱根伊豆国立公園の富士山地域(静岡県)及び伊豆半島地域(北部)をフィールドに、年間を通して環境省直轄施設をはじめとした施設(歩道や園地等)の点検や利用状況確認等の巡視を行うとともに、特に7~8月の富士山開山期には富士山の登山者数調査等の利用状況調査及び直轄施設を中心とした状況確認等のための巡視を行っています。
また、管内には環境省第1号の自然学校である「田貫湖ふれあい自然塾」があり、早朝調査やイベントへの協力を行っています。

富士箱根伊豆国立公園管理事務所 伊豆諸島管理官事務所 1名

富士箱根伊豆国立公園の伊豆諸島地域をフィールドに自然環境や利用状況等の巡視、利用指導等をしています。また、伊豆大島ジオパークと連携し、地域住民や公園利用者を対象とした自然環境や地域の成り立ちに関する普及啓発活動の企画・実施に携わっています。

■秩父多摩甲斐国立公園

奥多摩自然保護官事務所 1名

秩父多摩甲斐国立公園全域をフィールドに、登山道や園地等を巡視するとともに、次回の公園計画(公園の保護や利用に関する計画)の点検等に活用するため、自然環境や利用状況について調査をしています。また、自然観察会やJPR(ジュニア・パークレンジャー)の企画・実施に携わっています。

■小笠原国立公園

小笠原自然保護官事務所 4名

小笠原国立公園全域をフィールドに、世界自然遺産である小笠原諸島の生態系保全のための取り組みとして関係機関等と協働しながら、希少野生動植物の保護増殖事業や外来生物対策のための現地調査・利用者への指導を行っています。また、エコツーリズムの先進地として、利用ルールの策定や普及啓発活動による持続可能な自然ふれあい活動を推進しています。

■南アルプス国立公園

南アルプス自然保護官事務所 2名

南アルプス国立公園全域をフィールドに、巡視、情報収集を行い、適正な利用と貴重な動植物の保護管理に携わっています。また、ニホンジカによる高山植物等に与える影響が深刻化しているため、地域の関係機関や団体と協働で防鹿柵の設置・撤去や自動撮影装置の確認、植生復元活動等の対策を行っています。

●トキ保護増殖事業(国指定小佐渡東部鳥獣保護区を含む)

佐渡自然保護官事務所 2名

佐渡自然保護官事務所では、地域の関係者との協働によりトキの野生復帰を進めています。学校等での講義や野外活動への参画による環境教育、パンフレットやインターネットによる情報発信を通して普及啓発活動を行っています。また、順化訓練を経て放鳥されたトキのモニタリングを計画的に行い、日々の観察データを集積して生息環境整備の改善や放鳥技術の向上に活用し、得られた知見を地域に還元することで、人とトキの共生する社会の実現のお手伝いをしています。

アクティブレンジャーとは

アクティブレンジャー 【英】Active Ranger(和製英語)

国立公園や希少野生生物の現地管理業務を行う環境省の自然保護官(レンジャーといわれる)の補佐役。パトロールや利用者指導、調査研究、自然解説等、主として野外の現場業務を行う。
環境省の自然保護官が会議や許認可指導等の室内業務に追われ、自然保護地域の現場で行うパトロールや利用者指導等の業務に手が廻らないため、自然保護官の補佐として特別に雇用し、現場に配属することにより国立公園の現場管理業務を充実させようとするもの。(EICネット 環境用語集より