関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
小笠原アクティブ・レンジャーの沼田です。
これから小笠原のことを少しずつ紹介していきたいと思います。
皆さん小笠原はどこにあるかご存知ですか?
たまーに沖縄あたりにあると勘違いしている人もいますが、
れっきとした東京都です!車のナンバーは品川です!
東京から南に約1000kmほど行ったところにあります。
小笠原諸島は小笠原群島と火山列島からなっており、
小笠原群島は聟島列島(北之島、聟(むこ)島、媒(なこうど)島、嫁島など)、
父島列島(孫島、弟島、兄島、父島など)、
母島列島(母島、姉島、妹島、姪島など)から構成されています。
主要な島の名前に親族の名前がつけられているのは、
1861?62年に幕府が行った小笠原探検の際に名づけられたものが多いそうです。
火山列島は、最近映画で話題となった硫黄島、北硫黄島、南硫黄島などがあります。
正しい言い方は「いおうとう」です。
それに、日本最東端の南鳥島、日本最南端の沖ノ鳥島、西ノ島を加たのが小笠原諸島です。
小笠原は東西約1800km、南北約1000kmにわたる広大な地域なのです。
普通の人が行けるのはほんのわずかだけですが…
また、小笠原はいまだ大陸と地続きになったことがない大洋(海洋)島です。
ゆえに独自の進化をした固有の植物がたくさんあります。
小笠原の自然は世界的に見てもとても貴重なものばかりです。
しかし近年、環境破壊や外来種の進入により固有種が絶滅の危機あります。
小笠原では地域一丸となって、希少動植物の保護や外来種の駆除等を行っています。
これからこの日記では小笠原の紹介と共に小笠原の自然環境保全活動も
お伝えしていこうと思いますのでよろしくお願いします。