ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2009年11月

6件の記事があります。

2009年11月26日作ってあそび隊!

小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一

ぽかぽか陽気の3連休最終日、海岸でふれあい活動をしました。
今回のテーマは「作ってあそび隊!」
駆除している外来種の木から炭を作り、その炭でバウムクーヘンを作ってTea Timeをしよう!というプログラムです。

なぜ今外来種として問題になっている木々が昔植えられたのか?それらは何に使われていたのか?などを学び、では実際に炭作りをしよ~だったのですが、イベント数日前に炭窯が壊れるというハプニングがあり、今回はお話のみとなってしまいました。
代わりに竹を切ってコップを作りました。

さて、ひとしきりお勉強タイムが終わってバウムクーヘン作り。
火を起こして、材料混ぜて、竹をくるくる回しながらたねをかけ、焼いて、かけて、焼いて…の繰り返し
この日はあまりにも暑かったのでみんな汗だくになりながら作りました。

自分たちで作って、その場ですぐ食べて、みんなとっても笑顔でバウムクーヘンを頬張ってました。
多分、その日の夕御飯が食べれないくらい…

竹(棒)さえあれば野外でバウムクーヘンが作れるので、みなさんもBBQのついでに作ってみてはいかがでしょうか

バウムクーヘン作り

完成!

マイコップ

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2009年11月19日田貫湖秋まつり

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

田貫湖の巡視に行ってきました。
天気があまり良くなく少し寒く感じる日でしたが、釣りを楽しむ人・湖畔をジョギングする人・ゆっくり歩きながら自然を楽しむ人と、多くの方が田貫湖を訪れていました。

田貫湖湖畔の遊歩道をぐるりと巡視する間、あちらこちらで鳥のさえずりが聴こえたり、水面にたくさんの水鳥が浮かんでいたりと、豊かな自然を感じることができました。
11月15日から来年2月20日の間、静岡県が護岸補修工事を行うため、この間に遊歩道を利用できない期間があると言うことですが、自然を楽しめるおすすめの場所の1つなので、ぜひ訪れてみて下さい。

そんな田貫湖のすぐ近くには「田貫湖ふれあい自然塾」があります。

環境省が進める自然学校第1号の「田貫湖ふれあい自然塾」では、来たる11月22日(日)に『10周年ありがとう!田貫湖秋まつり』(田貫湖ふれあい自然塾主催)が開催されます。
=運動会と収穫祭=ということで、楽しいイベントや美味しいイベントがいっぱいです!
お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい!

その他の詳細は田貫湖ふれあい自然塾HP http://www.tanuki-ko.gr.jp/をご覧下さい。

※田貫湖は標高680メートルの場所にあります。
この時期は少し寒く感じると思いますので、暖かい服装でお出かけ下さい。

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2009年11月17日オジロワシ

小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一

先月末、天気も海況もよかったので休みの日にドルフィンスイムに行ってきました
(えぇ、小笠原はまだまだ水着で泳げます)

この日は父島列島より北にある聟島列島へ行きました。
聟島列島では冬になるとクロアシアホウドリ・コアホウドリがやってくるので、冬のツアーの目玉の一つです。
イルカもいっぱい見れるんですよ

そんな聟島列島を目指しているときに、たくさんの鳥が飛んでいるのが見えました。
海鳥がたくさん海上の上をぐるぐる飛んでいるときはその下にイルカもいることが多いので、おっ、これはイルカでもいるのかな~と観察していたら、どうもいつもと様子がヘン。
よく見るとカツオドリの群れが1羽の鳥を追い立てています。




いじめられてかわいそーと思いつつ見ていたら、
何とっ!追い立てられていたのは、




オジロワシ

でした
北海道でもないのにオジロワシ?
とお思いでしょうが、この時期になると毎年のようにオジロワシが見られるのです。
去年か一昨年にはオオワシも飛来してきたのですよ。

しかし、猛禽類のオジロワシが海鳥のカツオドリに追い立てられるなんで、なんか驚きました。
海の上を逃げるように飛び回って、近くの岩に隠れるように降りました。
よっぽどカツオドリたちを怒らせたのでしょう。

冬の小笠原は海が荒れることが多いですが、たくさんの渡り鳥がやってくるので鳥好きには楽しい季節ですよ。

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2009年11月13日内地イベントのお知らせ2

小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一

連続して内地イベントのお知らせです。
ちょっと難しい内容かもしれませんが、最新の研究内容などが聞ける貴重な機会なので、お時間がある方は是非


国際シンポジウム
南の島のエイリアン~小笠原・沖縄の外来種管理~

期間: 12月18日(金)、19日(土)
場所: 東京大学農学部

 人間は様々な物資を世界各地から交易を通じて入手していますが、他方ではその交易に便乗して様々な生物が世界を旅しています。そのため、人間が活動している以上、外来種問題は避けられない環境問題です。小笠原・沖縄は、島という特殊な環境のため、重大な外来種問題を抱えています。同時にこの地域は、国内で最も対策が進んでいる場所でもあります。特に小笠原諸島は世界自然遺産への登録推薦がされており、広範囲の対策事業が進められています。
 今回は海外の研究者を交えて、島における外来種問題・管理対策を紹介し、今後の展望についての議論を行います。1日目は研究者向けに、2日目は一般の方も含めた議論を予定しています。最先端の対策と問題について、ぜひ一緒に考えてみませんか。

■■ Alien vs. Researcher ■■
日時: 12月18日(金) 13:00~17:00
場所: 東京大学農学部弥生講堂一条ホール
対象: 大学生以上の研究者(英語、通訳なし)
備考: 事前登録不要、参加無料
内容: 種間相互作用に注目し、島における外来種の影響と管理についての研究を紹介します。ハワイ大学のDaehler博士には、植物の侵入について、ニュージーランド環境保護局のBroome博士には、最先端のネズミ類管理についてご紹介いただきます。国内からは、小笠原諸島の外来種グリーンアノールやニューギニアヤリガタリクウズムシ等が昆虫や植物、マイマイに与える影響を紹介します。ポスター発表では、小笠原・沖縄諸島の事例を中心に、島嶼生態系、外来種問題に関する発表を行います。


 ■講演
+“Invasive plants on islands: Global patterns and impacts” Daehler, C. C.(ハワイ大)
+ “Impacts of invasive alien species on pollination system of Ogasawara” 安部哲人(森林総研)
+ “An overview of rodent management to protect biodiversity in New Zealand” Broome, K. and Cromarty, P.(NZ環境保護局)
+ “Impacts of invasive alien species on the indigenous land snail fauna of the Ogasawara Islands.” 千葉聡(東北大)

 ■ポスター発表
場所: 東京大学農学部弥生講堂ロビー
時間: 12:30~17:30 (コアタイム:14:35~15:05)



 ■■ 南の島のエイリアン ■■
日時: 12月19日(土) 10:30~16:00
場所: 東京大学農学部1号館2階8番講義室
対象: 一般から研究者まで
備考: 事前登録不要、参加無料
内容: 島の生物は、捕食者や競争者のいない環境で進化してきたため、一般に外来種の影響に対して脆弱です。小笠原諸島と沖縄諸島の生態系は、ネコやマングース、アカギといった外来種により大きな影響を受けており、影響緩和のため、さまざまな対策が行われています。有効な対策のためには、影響や管理に関する研究だけでなく、行政や地域社会との連携が必要です。海外の事例を含め、現在行われている対策と、残された課題についての発表、議論を行います。

 ■午前の部:「地域社会と生態系保全」10:30~12:00
+ 「島の生態系と生物多様性の保全:小笠原での教訓」 可知直毅(首都大)
+ 「種ごとに異なる外来種問題の入口と出口~社会的動物であるネコ問題へのアプローチ~」  鈴木創・堀越和夫(小笠原自然文化研)
+ 「沖縄やんばるの森の生態系管理と地域社会」 小高信彦・佐藤大樹(森林総研)

 ■午後の部:「生態系保全のための研究の貢献」13:30~16:00
+ 「小笠原の外来種対策と生態系回復に向けて」 牧野俊一(森林総研)
+ 「グリーンアノールの昆虫群集への影響と個体群管理」 苅部治紀(神奈川県博)・戸田光彦(自然研)
+ “Mountain ecosystems: The final frontier for invasions?” Daehler, C. C.(ハワイ大)
+ 「今、そこにある根絶 -アカギとクマネズミは本当に根絶できるのか-」 田中信行(森林総研)・橋本琢磨(自然研)
+ “An overview of rodent management to protect biodiversity in New Zealand” Broome, K. and Cromarty, P.(NZ環境保護局)

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2009年11月13日内地イベントのお知らせ

小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一

11/10(火)から12/6(日)夢の島熱帯植物館にて、ダーウィン生誕200周年記念~小笠原大冒険~というイベントがあります。合わせて小笠原の物産販売もありますよ~
寒くなってきた今日この頃、ぷち小笠原体験をするために是非とも足を運んで見て下さい。

開催期間 11月10日(火)~12月6日(日)
時  間 9:30~17:00(入館は16:00まで)
場  所 イベントホール
内  容 ◆ダーウィンの業績や提唱した進化論をパネルで紹介。
◆小笠原の島の成り立ちや海洋島ならではの特徴ある植物や生物の
進化をパネルや写真で紹介。
◆植物館で保有する小笠原固有種の植物展示。
◆小笠原の返還の歴史や文化、民芸品などをパネルや写真、
実物で紹介。
◆自然遺産登録への取り組みについてパネルや写真などで紹介。など

詳細は夢の島熱帯植物園HPまで http://www.yumenoshima.jp/

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2009年11月11日初めまして!

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

初めまして。
2009年11月から、沼津自然保護官事務所のアクティブレンジャーになりました橋本和加子です。
沼津は「海も山も近い、自然豊かな場所」なだけでなく、日本一の山・富士山にも関わることができる地区なので、楽しみながら頑張ろうと思います!宜しくお願いします。


先日、天城山皮子平マメザクラ保護協議会の「マメザクラのモニタリング木観察」や「シカ食害比較用防護柵内観察」などの現地調査に参加するため、「皮子平」という伊豆・天城山脈にある火口跡(万三郎岳から八丁池への天城縦走路途中にある戸塚峠から少し下った場所)へ行ってきました。

皮子平までは車と徒歩で向かいます。遊歩道入口で車を降り、そこからモニタリング場所まで歩きます。その間、炭窯の跡や赤い実が目立つ「ミヤマシキミ」、樹皮がつるっとしている「ヒメシャラ」の林、そして「天城一の大ブナ」などを見ることができました。

1時間弱歩いて皮子平のマメザクラ群生地場所(火口跡)に到着です。
周囲をマメザクラの木とアセビに囲まれた平地のこの場所は、標高1100メートルほどですが、まだ紅葉を見ることができました。

ここでは5本のモニタリング対象のマメザクラを、1本ずつじっくり観察していきます。
マメザクラはだいぶ衰弱していて、状況的には厳しいということでした。でも「新芽発見」という嬉しいニュースもありました。何とか頑張って、来年きれいな花を咲かせてほしいものです。

次は「シカ食害比較用防護柵内観察」ですが、ここでは調査のためにシカ避けの柵を3箇所に設置しています。
柵の外側には植物が少ないのに、柵の中は植物が生い茂っています。よく見ると、柵の端の方にはシカの食べ跡が見受けられました。シカも必死なのですね。
この調査結果をもとに、今後の対策が検討されます。

今回、初めてこのような調査に参加したのですが、地域の方々の一生懸命な気持ちがひしひしと感じられました。
これからもっと知識を増やして、地域の方たちと一緒に自然保護に努めていこうと改めて思いました。

余談ですが、皮子平火口跡からの帰り道、1匹のモグラを見ました。落ち葉の上を駆けていく姿はとても可愛らしかったです。私たちから逃げるため(?)一生懸命走ったそのモグラは、落ち葉をかき分けて土の中へ。姿が見えなくなる速さには驚かされました。

天城山皮子平火口跡

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