ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2010年1月

4件の記事があります。

2010年01月27日越冬中のオオキンカメムシ

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

城ヶ崎海岸にある自然研究路は、シロダモ・フウトウカズラ・トベラ・イヌビワなど、歩道からたくさんの植物を観察することができる遊歩道です。
先日、そんな自然豊かな自然研究路を天城自然ガイドクラブの方達と巡視中に、越冬中のオオキンカメムシと出会いました。

カメムシというと、子どもの頃に家のサッシの隅っこに集まって越冬していた「クサギカメムシ」を思い出します。年末の大掃除で、そのカメムシ達を追い出そうとすると、とてもひどい臭いをまき散らされて大変な目に遭いました。

このオオキンカメムシは木の葉の裏に集まって冬を越すようなのですが、朱色の体に黒い斑点模様の集団が葉の裏にくっついている様子は、想像すると不気味ですが見てみたいような気もします。


2匹並んで越冬中です。

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2010年01月21日決定しました

小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一

2010年最初の投稿です
みなさん、明けましておめでとうございます

ついに小笠原諸島が世界遺産一覧表に記載するための推薦書を提出することが決定しましたっ!!

提出された推薦書は世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)に送付され、今年の夏頃に現地調査が行われます
そして、平成23年の世界遺産委員会で世界自然遺産になるのか決まります

もし決まれば、日本で4番目の世界自然遺産登録、そして東京都が世界遺産地域となるのです!
なんだか今からドキドキしますね


参照
http://www.env.go.jp/press/11996.html

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2010年01月20日松の樹幹注入作業

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

1月16日、「城ヶ崎海岸の松と自然環境を守る会」の方々が毎年行っている、マツノザイセンチュウ防除のための樹幹注入作業に参加しました。
城ヶ崎海岸は富士箱根伊豆国立公園内にあり、松林の景観が美しい観光地としても有名な場所で多くの方が訪れます。しかし、マツノザイセンチュウの感染による松枯れが進み、「このままでは城ヶ崎海岸の松がなくなってしまう」と、「城ヶ崎海岸の松と自然環境を守る会」のみなさんが保護活動を始めました。
会のみなさんがボランティアで松を守り始めて、今年で9回目の樹幹注入作業となります。

この日は朝6時半に城ヶ崎海岸に集合し、準備体操をしてから現場に移動して、早速作業開始となりました。
私は今回が初めての参加だったので、樹木医の先生に基本的なことから作業の手順まで、しっかり教えていただきました。
こんなに朝早くから作業を始めるわけは、松に陽が当たって葉の気孔が開いて蒸散が始まった時、松は薬剤を吸収しやすくなるので、それまでに薬剤をきちんとセットしなければならいからです。
松に薬剤を注入する時の1番良い条件は「晴天・微風・気温10度以下」なのだそうです。
こんな風に教えていただくと、松を守るための作業に心がこもります。

樹木医の先生や会の方々が、前もって樹幹注入を行う松を見定めて印を付ける作業をされていたので、この日はドリルで穴を開け、樹幹注入用のボトルを木に装着し、薬剤を注入、そして注入中の見回り、注入終了後にボトルの取り外し、注入後の処理という一連の作業をしました。
この作業を完璧にやらないと、せっかく注入した薬剤の効き目が落ちて、マツノザイセンチュウに感染してしまうのです。
1度感染してしまうと、松の木を救う手だてはないと聞いて、作業に力が入りました。

みなさんと一緒に作業をしながら感じた、みなさんの松と地元に対する愛情に、頭の下がる思いでした。


ドリルで穴を開けます。

薬剤を注入中です。

取り外した後、専用の粘土で穴を埋めて終了です。

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2010年01月06日国立公園 城ヶ崎海岸

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

新年明けましておめでとうございます。
今年も富士箱根伊豆国立公園の魅力を、少しでも多くお伝えできるよう、アクティブに動き回ろうと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

先日、伊東市で開催された「伊豆半島ジオパーク講演会」を聴講してきました。
ジオパークとは、「地球活動の地質遺産を主な見所とする自然の中の公園」のことです。
詳しくはhttp://www.geopark.jp/(日本ジオパークネットワーク公式ホームページ)をご覧下さい。

開催地である伊東市には「城ヶ崎海岸」という観光地としても有名な場所がありますが、この城ヶ崎海岸は、海岸の北西にある大室山が噴火して流れ出た溶岩で形成された海岸です。だから海岸に行くと、波打った状態で固まった溶岩や、柱状節理と言われるものなどを見ることができます。
流れてきた溶岩は、その他にもたくさんの岬や見どころを作ってくれました。城ヶ崎海岸の近くにある、川奈地域などの地形も火山が噴火して溶岩が流れてできた場所ですし、「伊豆の瞳」と呼ばれる美しい景観の一碧湖は、噴火でできた火口に水が溜まってできた湖です。

火山は「災い」と見られがちですが、火山による「恵み」もあるのだということ、また伊豆半島が火山によって特異的な場所となったことを教えてもらえた講演会でした。

城ヶ崎海岸には海岸線を歩くことができる「ピクニカルコース」(約3㎞)と「自然研究路」(約6㎞)という遊歩道があるので、散歩がてら訪れてみてはいかがでしょうか?


いがいが根で見られる波打った状態で固まった溶岩

柱状節理

天気がいいと、大島をはじめ伊豆七島を見ることもできます。

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