ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [関東地区]

関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2010年2月

5件の記事があります。

2010年02月24日伊豆半島山稜線歩道巡視

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

先日、伊豆半島山稜線歩道の戸田峠から船原峠の間を巡視してきました。
この区間には、小達磨山(709.5m)・達磨山(981.8m)・古希山(870m)・伽藍山(867.4m)があり、それぞれの場所からの眺めはなかなか良いものです。

今回の巡視では、歩道の状態を確認すると共にシカによる植生への影響も確認したのですが、木の幹の皮剥があちらこちらで確認できました。
シカによる影響は全国で問題となっていますが、伊豆半島も例外ではありません。
伊豆半島には推定で2万頭ほどのシカが生息していると見られており、シカの食圧による植生への影響を少なくしようと、静岡県では特定鳥獣保護管理計画に基づいたシカの個体数を調整するなどの対策を図っていますが、植生への影響はなかなか減らず、厳しい状況にあるようです。
今回巡視した歩道の中では、特に古希山から南側の比較的なだらかな場所にシカのフンが散らばっていましたし、その辺りにはずっと動物の匂いが漂っていました。きっと近くにいたのだと思うのですが、姿を確認することはできませんでした。

巡視したのは2月22日でしたが、18日に降った雪が歩道上に残っている所がありました。
油断すると滑ってしまう可能性もありますので、ご利用の際には十分注意して下さい。
また現在、「二本杉峠」と「天城峠」の間は、崩落により通行止めとなっているということです。

達磨山登山途中からの眺め。

シカによる皮剥。

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2010年02月16日【参加者募集】平成21年度 子どもパークレンジャー(城ヶ崎海岸)

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

 富士箱根伊豆国立公園 伊豆半島城ヶ崎海岸地区で、子どもパークレンジャーを実施いたします。
 
 城ヶ崎海岸は、富士箱根伊豆国立公園の第1種特別地域に位置し、約3700年前の大室山噴火の際の溶岩流出と、その後の波による浸食によって形成された場所で、絶壁と多数の岬、そして松(クロマツ)の景観で有名な観光地でもあります。しかし、現在そんな城ヶ崎海岸では、特定外来生物のタイワンリスや、松を枯らしてしまうマツノザイセンチュウによる被害が発生しています。そのため、地元の方々によってマツノザイセンチュウ防除のための松への樹幹注入が行われるなど、景観維持のための努力がなされています。
 今回の「子どもパークレンジャー」では、そんな現状と城ヶ崎海岸の自然を理解してもらうことによって、自然保護や環境保全の大切さなどを学んでもらおうということで実施されるものです。

【場所】富士箱根伊豆国立公園 城ヶ崎海岸(静岡県伊東市)
【日時】平成22年3月6日(土) 9:15~16:10(予定)
    悪天候の場合、3月7日(日)に変更。
【料金】100円(保険料)
【定員】20名
【対象】小学4年生~小学6年生
【集合】電車の場合・・・・・伊豆急行城ヶ崎海岸駅 9:15
    車の場合・・・・・・門脇市営駐車場  9:30
【解散】伊豆急行伊豆高原駅 16:10(予定)
【主催】環境省沼津自然保護官事務所

☆プログラム(予定)
活動① 国立公園城ヶ崎海岸の松を知ろう!
活動② 国立公園城ヶ崎海岸をきれいにしよう!
活動③ 国立公園城ヶ崎海岸の地質や自然の大切さを学ぼう!

☆申込み方法
・FAX・Eメール・ハガキのいずれかの方法でお申し込み下さい。
 記入事項は、参加者の氏名(ふりがな)・性別・住所・電話番号・学校名・学年・集合場所への交通手段です。
・実施日の約1週間前に、事務局から詳しい案内を送付します。
・定員を超えた時点で受付は終了となります。
【締切】2月25日(木)必着まで

☆お申込み・お問い合わせ
環境省沼津自然保護官事務所(担当:橋本)
〒410-0831
静岡県沼津市市場町9-1沼津合同庁舎5階
電話 :055-931-3261
FAX:055-931-3529
メール:RO-NUMADU@env.go.jp

 また、環境省富士箱根伊豆国立公園のホームページにも、チラシが掲載されていますので、ご覧下さい。
http://www.env.go.jp/park/fujihakone/index.html

 自然が好きな方やレンジャー(自然保護官)の仕事に興味がある方など、皆様のご応募をお待ちしています!


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2010年02月16日今年もやってきました

小笠原国立公園 小笠原 沼田伸一

今年もアホウドリの雛15匹が鳥島から聟島にやってきました。
アホウドリ新繁殖地形成事業の3年目です。
そして今年も雛を運んでいるときに本物のアホウドリも見守っていました。
最初デコイ(模型)かと思いましたが、突然首が動いたのでびっくりしました!!



本物はどれでしょう?


また今年はコアホウドリもたくさんいました。





もちろんクロアシアホウドリもたくさんいます。





今年もみんな元気に巣立ってね~






ちなみにクロアシアホウドリの雛はこんな感じです。
(1ヶ月ぐらい差はあると思いますが…)


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2010年02月10日万三郎岳線歩道 雪中巡視

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

先週、天城自然ガイドクラブの方達と、伊豆半島最高峰である万三郎岳の歩道を巡視してきました。
この日は、東京でも積雪を観測した日の2日後ということもあり、ずいぶん雪が積もっていました。
積雪は、駐車場で10㎝くらい、歩道上で15㎝~20㎝といったところでしょうか。

登山道近くの雪の上には、シカやウサギの足跡があちらこちらに見られました。他にもシカや小動物のフン、普段なら分からない鳥の足跡を見ることもできました。
また、万三郎岳山頂近くでは、霧氷を見ることもできました。
霧氷は、気温-5度以下の環境でできるもので、風が強いと写真のような形になり、それを「エビの尻尾」と呼ぶそうです。また、この霧氷は風に吹かれると、風上に向かって成長していくと言うことも教えていただきました。
霧氷ができる様子を見てみたいと思いました。

雪の中の巡視は今回が初めてだったのですが、天城自然ガイドクラブの方と一緒ということで、とても心強かったです。みなさんも、雪山登山の際はしっかりと計画を立て、装備(アイゼン・防水登山靴・スパッツなど)を整えた上で、経験者と一緒に登るようにして下さい。


雪が積もったアセビのトンネル。

エビの尻尾と言われる霧氷。

万三郎岳山頂からの眺め。

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2010年02月03日フウトウカズラ

富士箱根伊豆国立公園 沼津 橋本 和加子

海岸近くを巡視中に、よく見かける植物があります。
「フウトウカズラ」という、日本で唯一の野生のコショウ科植物です。
秋から冬にかけて赤い実がなるつる植物で、関東南部以西の暖かい海岸近くで見ることができるようです。
この「フウトウカズラ」、巡視中に天城自然ガイドクラブの方に教えていただいて初めて知りました。
それからというもの、伊豆半島の西伊豆歩道や城ヶ崎海岸を巡視していると必ず見かけます。
ぜひ西伊豆歩道・城ヶ崎海岸を訪れた際には探してみて下さい。

コショウ科の植物であるフウトウカズラの赤い実の匂いをかぐと、やはりコショウの香りがします。でもコショウのように香辛料としては使えないそうです。


フウトウカズラの実。

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