関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
「虫こぶ」です。(「虫えい」とも言います)
「虫こぶ」とは、植物が内部に昆虫の卵を産み付けられて、その植物の組織が異常に発達してできるものです。
写真のように葉にできるものもあれば、枝や花や実にできるものもあり、形も植物やできる場所によって様々です。
また総じて「虫こぶ」「虫えい」と呼んでいますが、それぞれの名前は「植物の名前+できた場所+その形」で決まるのだそうです。
例えば、クスノキの葉がすぼむようにできていたら「クスノキハスボミフシ」、クヌギの木の枝にイガのようにできていたら「クヌギエダイガフシ」となります。最後の「フシ」は虫こぶという意味です。
虫こぶは、農業上は害となる場合もありますが、中には皮革のなめし剤として使われたりマタタビ酒として利用されたりと、役に立つものもあります。
もし同じ植物なのに「何かが違う」と思ったら、よく観察してみて下さい。
それは「虫こぶ」かもしれません。
シロダモの葉にできた虫こぶ「シロダモハコブフシ」