関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
今年に入ってから度々雪が降りましたが、3月になってからはさすがに雨が降ることの方が多かったので、雪はほとんどないのではないかと思っていました。
確かに、日当たりの良い仁科峠付近の歩道にはほとんど雪がない状態でしたが、猫越岳へと進むにつれて残雪が多くなり、結局は雪を踏み締めながらの巡視となりました。
この日の巡視では、歩道を塞ぐように折れてしまった枝や倒木の処理を行いました。雪の重さによるものと思われます。折れたり倒れたりしていた木は、枯れ木ではなく元気よく成長している木がほとんどで、処理をしながら自然の力のすごさを実感しました。
こんなにしっかりしたブナの木でもこの状態です。
こちらのブナの木も変わり果てた姿に。
ハラハラと舞い落ちる雪も、積もりに積もれば元気な木の枝を折るほどの力となります。
雪山でのレジャーを楽しむ時には、足元だけでなく頭上にも気をつけて下さい。