関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
生育状況調査等を行う為に、道なき道を歩いたり、とても急な崖を登ったりといつも以上に汗が噴き出てた日々でした。
でも汗だくになって山を登った先に素晴らしい景色が現れると、疲れも吹き飛んで気分爽快になりますね。
ちょうどこの時期はアサヒエビネ(絶滅危惧ⅠA類)の開花シーズンです
またとある場所ではムニンノボタン(絶滅危惧ⅠA類)がまだ咲いていて、珍しい5弁の花を咲かせていました。
父島はノヤギの食害やグリーンアノールの影響(花粉を運んでくれる虫を食べてしまう)でなかなか順調に生育している状況ではありませんが、ノヤギの駆除が終わった兄島(グリーンアノールはもともと侵入していない)ではノヤギの食害がなくなったので、希少植物の数も着々と増えてきています。
希少植物が希少でなくなるぐらい増える日が楽しみです。