関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
このパトロールは、静岡県をはじめ各行政や地元の有志の方々が、富士山麓の樹木や貴重な植物の保護、自然地形の改変等を防ぐために行っているものです。
対象となるのは、自動車・バイク・自転車等ですが、今回はそういったものの乗入れやその痕跡は見られませんでした。
しかし、一緒にパトロールをした自然公園指導員や富士山エコレンジャーの方達の話しによると、「まだまだ乗入れ規制地区に入ってくる車輌は後を絶たない」ということなので、今後もパトロールは続けていかなければなりません。
車輌の乗入れによって傷つけられた木は、成長してもこのような状態です。
一見して岩がごろごろしている砂地ですが、この中にも多くの植物が生息しています。
自然環境を守るためにも、車輌乗入れ規制地区での走行はしないで下さい。
富士山地域の公園計画図については、下記のアドレスをご参照下さい。
http://www.env.go.jp/park/fujihakone/intro/files/area_1.pdf
2010年10月中旬の富士山と紅葉。