関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
佐渡島は、昨年末より雪が降り積もり、あたり一面銀世界。佐渡の代表的な山、金北山も雪化粧をしています。
日に照らされた金北山は美しく、感動します。冬の佐渡も見所はいっぱいです。
さて、トキについてですが、恋の季節・・・繁殖期が近づき「生殖羽」(繁殖羽)に変化しつつあります。少なくても12羽のトキが首から背中にかけてうっすらと黒くなっています。
「生殖羽」とは、春から夏に見られる繁殖に関係する羽のことをいい、繁殖可能であることを示します。
トキの場合は、首のあたりの皮膚が粉状になってはがれ、それを羽や頭などに擦りつけることによって黒く変色していきます。黒い背中は保護色にもなると言われています。
気になる相手には、枝を渡したり、羽繕いをしてあげたりします。最近ではそれらの行動がよく見られるようになりました。婚活中といったところでしょうか。
今年も昨年に続きヒナ誕生が期待されます。今年も何羽のヒナが生まれるか今から楽しみです。