関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
活動内容は主に登山道の巡視や補修などです。
今回は1班約10名、3班に分かれ、
飛龍の滝探勝歩道、防ヶ沢コース、早雲山コースにて実施しました。
私は早雲山コースに参加しました。
杭や板などの資材に加え、のこぎりなどの道具を背負い、
汗だくになりながら登っていきます。
ボランティアの方々の手早い作業により、
みるみる登山道が歩きやすくなりました!
帰りはゴミを拾いながらの下山です。
誰かが捨てなければ誰もが拾わなくて済むのにと、
悲しい気持ちになりました。
登山道補修をするのは、
登山道の劣化(踏み付け、風化・浸食による)を防ぐためです。
そうすることで、安全にハイキングができます。
そして、自然に親しむ機会を増やすことで、
自然保護や環境保全に興味を持ってもらいたいと思っています。
つまり登山道は「自然を壊さないための人工物」なのです。
作りすぎてもダメ、なくてもダメ。
難しいですね。
登山道補修、ゴミ拾い…
こうした活動を通じて、自然を遺していけるといいなと
改めて感じた1日でした。