2013年5月
13件の記事があります。
2013年05月02日初めまして。
日光国立公園 櫨木 めぐみ
4月より日光国立公園日光地区の
アクティブレンジャーとして
着任しました櫨木(はぜき)です。
学生時代に日光国立公園でシカの調査をしていたのですが、
またこのような形でこの地に携われることが嬉しいです。
これから、この魅力的な日光の自然情報をお伝えすることで、
より多くの方に日光の豊かな自然にも触れていただけたらと
思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、自然豊かな日光国立公園ではありますが
一方で深刻な問題も抱えております。
全国的にも問題になっていることですが、
ここ日光国立公園でもニホンジカの個体数が増加しています。
シカの個体数増加や分布拡大が原因と考えられる
自然植生の変容などが問題となっているのです。
環境省では、今年度も下記のように継続して取り組みます。
「日光国立公園 奥日光・戦場ヶ原シカ対策」
http://www.env.go.jp/park/nikko/effort/deer.html
シカ侵入防止柵外で群れるシカ
日光の自然の魅力と直面する課題。
それらは、等しく自然からのメッセージだと私は思いますので
これからもみなさんにお伝えしていきます。
日光国立公園は、これから雪解けの新緑の季節となります。
ぜひ、日光の自然へおいでください!
戦場ヶ原の周遊散策路(日光ふれあいの道)より泉門池園地からの男体山
戦場ヶ原とそれを囲む日光の山々
アクティブレンジャーとして
着任しました櫨木(はぜき)です。
学生時代に日光国立公園でシカの調査をしていたのですが、
またこのような形でこの地に携われることが嬉しいです。
これから、この魅力的な日光の自然情報をお伝えすることで、
より多くの方に日光の豊かな自然にも触れていただけたらと
思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、自然豊かな日光国立公園ではありますが
一方で深刻な問題も抱えております。
全国的にも問題になっていることですが、
ここ日光国立公園でもニホンジカの個体数が増加しています。
シカの個体数増加や分布拡大が原因と考えられる
自然植生の変容などが問題となっているのです。
環境省では、今年度も下記のように継続して取り組みます。
「日光国立公園 奥日光・戦場ヶ原シカ対策」
http://www.env.go.jp/park/nikko/effort/deer.html
シカ侵入防止柵外で群れるシカ
日光の自然の魅力と直面する課題。
それらは、等しく自然からのメッセージだと私は思いますので
これからもみなさんにお伝えしていきます。
日光国立公園は、これから雪解けの新緑の季節となります。
ぜひ、日光の自然へおいでください!
戦場ヶ原の周遊散策路(日光ふれあいの道)より泉門池園地からの男体山
戦場ヶ原とそれを囲む日光の山々
2013年05月02日桜のあとのサクラ
富士箱根伊豆国立公園 箱根 道又 静香
今回は4月29日(月・祝)に開催された
自然に親しむ運動「スミレを探して春の仙石原を歩く」についてご報告します。
当日は見事に晴れ、すばらしいスタートを切ることができました。
この観察会は参加費(保険代)100円のみで箱根の自然を満喫できるとあって、
毎年ご好評をいただいており、今回も参加者は抽選でした。
参加者の皆さま、スタッフを合わせて80名を超える大所帯で出発です。
しかし、行動は班ごとなので、
箱根に詳しいパークボランティアのガイドから自然解説を聞くだけでなく、
質問もしやすいのが特徴です。
コースを進むにつれ、たくさんの種類のスミレに加え、
この季節だからこそ見られる植物にも出会うことができました。
中でも、ひときわ高い人気を博したのがこちらです。
スミレの女王といわれる「サクラスミレ」
一般的なスミレよりも大きく、色も鮮やかで桜のような花びらをしています。
サクラスミレとの出会いに多くの方が感嘆の声をあげ、
我も我もと撮影をしていました。
そして「今年も良い思い出ができました」とのお声をいただきました。
この観察会に参加して見るからこそ、サクラスミレに出会えた時の素晴らしさが一段と増すのだそうです。
素敵ことを言ってくださいますね。
参加者は8~84歳までと幅広い年齢層でしたが、
皆さま、仲良く楽しく元気よく!到着地点に到達することができました。
今後も様々な観察会を開催しますので、
ぜひ箱根の魅力を発見しに来てくださいね。
自然に親しむ運動「スミレを探して春の仙石原を歩く」についてご報告します。
当日は見事に晴れ、すばらしいスタートを切ることができました。
この観察会は参加費(保険代)100円のみで箱根の自然を満喫できるとあって、
毎年ご好評をいただいており、今回も参加者は抽選でした。
参加者の皆さま、スタッフを合わせて80名を超える大所帯で出発です。
しかし、行動は班ごとなので、
箱根に詳しいパークボランティアのガイドから自然解説を聞くだけでなく、
質問もしやすいのが特徴です。
コースを進むにつれ、たくさんの種類のスミレに加え、
この季節だからこそ見られる植物にも出会うことができました。
中でも、ひときわ高い人気を博したのがこちらです。
スミレの女王といわれる「サクラスミレ」
一般的なスミレよりも大きく、色も鮮やかで桜のような花びらをしています。
サクラスミレとの出会いに多くの方が感嘆の声をあげ、
我も我もと撮影をしていました。
そして「今年も良い思い出ができました」とのお声をいただきました。
この観察会に参加して見るからこそ、サクラスミレに出会えた時の素晴らしさが一段と増すのだそうです。
素敵ことを言ってくださいますね。
参加者は8~84歳までと幅広い年齢層でしたが、
皆さま、仲良く楽しく元気よく!到着地点に到達することができました。
今後も様々な観察会を開催しますので、
ぜひ箱根の魅力を発見しに来てくださいね。
なかなか進まないこのシリーズもようやく3回目。
そうこうしているうちに、尾瀬の開山が迫って来てしまいました・・・。
ひとまず開山時期はこのシリーズもお休みしますが、来シーズンに向けて沢山ネタを仕入れて来たいと思っていますので、引き続きよろしくおねがいします。
さて、尾瀬と言えば何を思い浮かべますか?
多くの人が、ミズバショウやニッコウキスゲを思い浮かべるのではないでしょうか?
確かに大きな観光資源ですが・・・
実際、6月のミズバショウのシーズンや、ニッコウキスゲの7月のシーズンは他の月よりも入山者数が多いことが、調査からも分かっています。
平成24年度 尾瀬国立公園入山者数について
しかし、ミズバショウやニッコウキスゲ以外にも、実は尾瀬にはにもとても貴重な植物があるんです。
例えば、ナガバノモウセンゴケ。
ナガバノモウセンゴケは食虫植物で、北海道と本州では尾瀬でしか見られません。
マルバ×ナガバの中間雑種でサジバモウセンゴケというのもあります。
そして私が驚いたのが・・・
チングルマです。
今まで高山帯でしか見たことが無かったので、まさか尾瀬にチングルマが咲くとは驚きました。
湿原~高山帯の植物まで見られるという尾瀬の良さは、尾瀬の大きな観光資源かもしれません。
自然は沢山の要因が重なって成り立っているもの。
色んな見方から観光を考えるのも面白いのかも知れませんよね。