関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
不法投棄は全国各地で問題となっていますが、静岡県も例外ではなく、県内各地で様々な不法投棄防止活動が行われています。
5月30日には、富士山麓不法投棄防止統一パトロールが実施され、沼津自然保護官事務所も参加してきました。
パトロールの様子
写真のような、投棄されやすいポイント(道路脇で人目につかない場所など)を重点的にパトロールします。
この場所では以前、大量の投棄物(家庭ごみ)が見つかったため下の写真のように、道路との境界にロープを張り「不法投棄禁止」を表示する措置が取られています。
この措置を取ってから、この場所に不法投棄はされていません。
今回のパトロールでは新たな不法投棄はありませんでしたが、パトロール前に発見され、警察が対応中の投棄物が現場にあったのでその状況などについて確認しました。
周辺に民家がない道路脇(写真左)の、林の中に捨てられた投棄物(家庭ごみ:写真右)
投棄物の内容は、ペットボトル・食料品の袋や容器・空き缶や衣類など、分別して地域のごみ収集の日にごみ置き場に出せばよい物がほとんどでした。
この投棄物の持ち主は検挙され、警察などで適切な手続きが取られているということです。
現在、静岡県内・富士山麓での不法投棄数は、多くの方の日々の活動(パトロールや指導など)により、減少傾向にあります。
今後も不法投棄数が減少し、いずれは「ゼロ」になることを願い、不法投棄防止活動は続けられますが、何よりも大切なのは「ごみは適切に処理し、不法投棄しない」という個々人の意識だと思います。
不法投棄ゼロを目指して、ご協力の程、よろしくお願い致します。