関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
檜枝岐自然保護官事務所は、檜枝岐村の他の民家同様、段丘崖のすぐ横に建っていて、川を挟んで向かい側が切り立った斜面になっています。
冬の間は樹の葉が落ち、カモシカやニホンザルを見ることができたのですが、今はすっかり緑が鬱蒼と茂り、エゾハルゼミの声が響いています。
エゾハルゼミの声が響き始めたら、南会津地方の山々は立て続けに開山シーズンを迎えます!
尾瀬国立公園でも6/8(土)帝釈山・台倉高山、6/9(日)田代山の開山祭が開催されました。
帝釈山~台倉高山一帯では、オサバグサ(筬葉草)が開花を迎えています。
オサバグサという名前は、葉が機織りで使う「筬(おさ)」に似ていることからついたとか・・・。
機織りに触れる機会のない私たちにとっては、なかなかピンとこないかも知れませんね。
田代山の開山祭は絶好の天気に恵まれ、600人を超える登山客で溢れました。
田代山山頂では、今年度より簡易水洗トイレが新設されています。
雨水に頼っており水が貴重なため、節水にご理解、ご協力をお願い致します。
山頂湿原でも、ミズバショウやチングルマ、ヒメシャクナゲ、ワタスゲなど様々な植物が一斉に咲き出しています。
湿原内には雪はありませんが、帝釈山~田代山の登山道に一部残雪が残っていますので、通行には気をつけて下さい。