関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
ホザキシモツケと男体山
この時期の戦場ヶ原湿原でとても目立つ植物です。
今回の活動場所は、戦場ヶ原湿原を縦断した国道120線の東に位置する湯導管コースです。湯導管とは、日光湯元温泉から中宮祠方面に温泉を運ぶために造られた配管で、戦場ヶ原湿原を縦断するように設置されました。
外来植物を探すNPV
カラマツやヤナギ類が特に繁茂しています。
お目当てのオオハンゴンソウは数体しか花期を迎えていませんでした。この時期は多くの植物が繁茂しており、オオハンゴンソウは花期を迎えないと見つけるのが困難です。
一方で、ホザキシモツケやハクサンフウロ、コオニユリ等といった多くの在来植物の花がよく目立ちます。色とりどりでキレイだなぁ~っとよく見ると、ヒメジョオン類やマツヨイグサ類、フランスギク等の外来植物が混生していました。
ありがたい(?)ことに湯導管コースはルート上から手の届く範囲で多くの外来植物を除去できるため、除去後は充実感にたっぷり満たされます。
除去した外来植物
NPVの皆さんお疲れ様でした!
ヒメジョオン類、マツヨイグサ類、フランスギクを大袋4袋、計約15㎏の成果物となりました。景観的にはこれらの外来植物はいなくなりました。
ですが、奥日光では多くの外来植物が生育しています。局所的に外来植物を完全に除去しても周囲から種子の供給が整っている以上、また外来植物が生えてくるでしょう。
環境省・NPVと外来植物の戦いは長い年月に及びそうです。
ここで告知があります!
昭和51年度より、毎年恒例の「オオハンゴンソウ等外来植物除去作戦」が今年度も行われます!
日 時:8月17日(土)9時00分/集合・受付 9時45分/開会式 12時00分/解散(作業時間10時00分~12時00分)
場 所:日光湯元スキー場周辺、湯ノ湖畔など
申込先:日光湯元ビジターセンター TEL0288-62-2321/FAX0288-62-2378
詳細は上記の日光湯元ビジターセンターに問い合わせるか、又は以下のURLをクリックして下さい!
たくさんの応募をお待ちしております!