関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
夏の日差しを浴びて青々としていた植物の葉が、同じ緑色でも少しずつ秋の色をまとおうとしている中、目をひいたのはリンドウ科の植物でした。
エゾリンドウ。
凛とまっすぐに空に向かう姿と、その深い青色に目が奪われます。
続いて、同じくリンドウ科のアケボノソウ。
斑点がある独特の花びらに目をひかれますが、その斑点が本当に気をひかせたいのはムシです。アケボノソウの花びらには、密腺(黄緑色の斑点)があり、観察していると、それに誘われたアリなどのムシが寄ってくることでしょう。
ほかにも、ヒメシジミお気に入りのアキノキリンソウやウメバチソウなども咲いており、木道沿いに観察できます。
日光といえば紅葉が有名ですが、静かに秋の気配を感じるこの季節もお勧めです。