関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
数日前に降った雪で再び雪をまとった姿に戻りました。
富士山北麓フラックス観測サイトより(2013年11月1日撮影)
本日は富士山吉田口環境保全推進協議会の一員として
秋の清掃活動に参加してきました。
この協議会は山小屋の経営者の方々をはじめ、
山梨県や富士吉田市などの富士山の関係者によって
構成されていて、富士山の環境保全、安全登山のPRをはじめ
山小屋への環境配慮型トイレやAEDの設置など
様々な活動を行っていて、清掃活動もその一環です。
今日は馬返しから中ノ茶屋までの遊歩道周辺で
ゴミ拾いを行いました。
清掃活動の様子(2013年11月1日撮影)
一見、ゴミなんて無いように見えましたが、
歩道からちょっと外れて林の中に入ってみると、
遥か昔の錆びついた空き缶やビンなどが所々落ちていました。
こういった人工物はどんなに時間が経っても、
決して自然にかえる事はないんだな、、、と痛感しました。
2時間程の清掃活動でしたが、最終的に集まったゴミは
これだけの量になりました。
トラック1台分集まったゴミ(2013年11月1日撮影)
ほとんどがかなり古いゴミで最近のものと見られるものが
少なかったのは環境への意識が向上しているからではないかな、
と思います。
とは言え、残念ながらまだ富士山周辺にはゴミが
見受けられます。こういった地道な清掃活動を続けると同時に
一人一人の意識の向上のための啓発活動も
大切だと感じた1日でした。