関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
小田貫湿原(2013年11月12日撮影)
秋も深くなってきた今、目立った花はありませんが、春から秋にかけてはミズチドリ・アサマフウロ・ヌマトラノオなど、様々な花を見ることができます。
この小田貫湿原の自然環境を維持していくために、地元の方々が定期的に清掃活動や来訪者への案内、そして小田貫湿原の外から入り込んだ植物の除去作業を行っています。
先日、植物の除去作業が行われたので、少しの時間でしたが参加してきました。
湿原内に生えた植物を草刈り機で刈っていきます。
その際、元々ある植物を刈り取らないように気をつけなければなりません。
刈った植物は木道まで運び湿原の外に持って行くのですが、湿原内はデコボコしているため運ぶ作業もひと苦労です。
毎年、こういった作業を行うことで、湿原の乾燥化や自然環境を維持している小田貫湿原です。
小田貫湿原は、富士山西麓の田貫湖から北西へ1kmほどの場所にあり、車で行くこともできます。
田貫湖へお越しの際には、もうひと足のばして小田貫湿原の自然も楽しんでみて下さい。