関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
ご挨拶がおくれましたが、あけましておめでとうございます!
2014年もよりいっそうのご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
さて、昨年4月に着任し、あっという間に1月になってしまいました。
冬になってものすごく寒くて驚きましたが、
冬の箱根もいろいろと発見があってたのしいです。
そんななか、
「パークボランティアが補修した登山道の確認」という任務のもと、
大涌谷を巡視してきました。
雪が踏み固められた階段に苦戦しつつも現場に到着しました。
石がごろごろしていて危ないとのことで、
散らばっている石を使って石畳が作ってありました。
とってもキレイにできあがっていました。
また、実際に歩いてみて歩きやすさに感動です!
パークボランティアのみなさま、いつもすてきなことをして下さいます。
登山道入り口周辺では、ビジターがしきりに富士山の写真を撮っていました。
私も富士山の雄大で美しい様子にしばし見とれてしまいました。
ふと登山道の反対側に目をやると、
ロープや植物に横向きの氷ができていました。
風と寒さのなせる技です。
帰り道もツルツル階段を慎重に歩いていると
数種の野鳥に出会うことができました。
冬は葉が少ないので野鳥を見つけやすく、
バードウォッチング入門におすすめだそうです。
たしかに樹にとまっている野鳥がよく見えます。
登山道でご飯中のカヤクグリです。
普段は標高2000m付近にいるそうなので、1000mほど下ってきたようです。
さらに下りながら、野鳥の鳴き声を聴きながら樹名板の確認も行い、
事務所に帰りました。
大涌谷だけで無く、事務所やビジターセンターの周辺でも
まだ雪が残っています。
箱根にいらっしゃる際は十分な防寒対策に加え、
雪対策も行って安全第一でいらっしゃって下さい。