関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
1件の記事があります。
ページ先頭へ↑
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
所長と参加者の皆さん
いろは坂は、栃木県内から奥日光へ向かうには通行必須な道路です。中禅寺湖へ上る道路を第2いろは坂、中禅寺湖から下る道路を第1いろは坂と言い、通称にある“いろは”の音同様48ものカーブが存在する国道です。私たちも、奥日光のフィールドへ向かう際にはいつもお世話になっている道路です。私たちは、地元の方々とともに第1いろは坂の一部を任されました。
普段の走行では、たまにペットボトルやビニール袋が目に付く程度のように感じられるのですが、実際歩いてよく見ると、たばこの吸い殻やガラスの破片などの細々としたものからタイヤなどの大型のものまで出てくるものです。ゴミ拾いをすると、必ずといって見つかる昔のジュース缶もあり、それだけずっとそこにあったゴミを拾えて何よりです。一番拾っていて多かったのが、たばこの吸い殻でした。先日、群馬栃木で山火事があった例もあるので、喫煙は自由ですが大惨事になりかねないのでマナーをしっかり守って頂きたいものです。
走行車に注意しながら清掃中
私たちが活動した一部の区間でも6袋程度、別区間では10袋ほどありました。全体ではゴミ袋は何袋だったのでしょう? 達成感とともに、それだけのゴミが在ること、とりきれないゴミもあったこと、複雑な心境も残る清掃活動でした。
一区間のゴミ
日光の豊かな自然を守るためにも、私も気をつけますが皆さんも野外でのゴミの管理には注意しましょう。