関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
天子ヶ岳という名前は「少し離れたところから見ると、山の形が天守閣に似ているから」ということが由来のようです。
4月23日、この天子ヶ岳の巡視を行いました。
4月半ばとは言え比較的標高が高いこの場所は、まだ樹木の様子が寒々しかったです。
特に山頂は、まだまだ春が遠いように感じられました。
天子ヶ岳山頂の様子
それでも、山頂までの登山道脇には確かに春が訪れていました。
左:キクザキイチゲ 中:エイザンスミレ 右:ヤマルリソウ
この日は少し雲がありましたが、天子ヶ岳山頂の展望地からは富士山を見ることができました。
天子ヶ岳へは、田貫湖(たぬきこ)から長者ヶ岳(ちょうじゃがたけ)を経て天子ヶ岳に至る登山道と、白糸の滝方面からの登山道があります。
白糸の滝方面からは、天子ヶ岳山頂間近の傾斜がとても厳しい上、大きめの石によって足元の不安定なところがあるので、ご利用の際には充分お気を付け下さい。
田貫湖からの登山道は比較的登りやすくなっていますが、油断してはいけません。
楽しく登山できるように下調べをして、装備をきちんと整えてお出かけ下さい!