2014年5月23日
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2014年05月23日新緑ときどき夏鳥
日光国立公園 櫨木 めぐみ
事務所のある日光の山麓でも夏のような陽射しを感じることもある今日この頃ですが、奥日光にもようやくといった感じに新緑の季節が訪れています。カラマツやズミなどの初々しい優しい緑が戦場ヶ原をはじめ、奥日光を彩り始めています。
新緑のカラマツにキビタキのカップル
小田代原付近ではフデリンドウを発見。小さな花束みたい。
そんな戦場ヶ原に、ある夏鳥もやってきています。それは、「カッコウ」です。街頭の横断歩道の音楽や鳩時計でおなじみの鳴き声(“鳩時計”と称しつつ鳴き声は「カッコー」・・・そんな矛盾に今更ながら気づきました。)なので、森を歩いていて空に澄み渡るその鳴き声をよく耳にしては親しみさえ感じていましたが、その割に姿を全く見たことがなかった私でした。みなさんは、いかがでしょうか?
それが、先日の巡視中、ついに肉眼で姿を捉えることができました!赤沼方面から巡視を開始するやいなやカッコウの鳴き声が戦場ヶ原に響き渡っていました。それが泉門池へと足を進める途中、「これは間近にいる!」と確信できる最大の声量を頭上で感じ、木道から辺りの木を丁寧に見ていたら木の先端で懸命にさえずる姿を発見!本やインターネットで姿は何となく知っていましたが、やはり本物と出逢う体験は格別ですね。野鳥観察をしている方のカメラには及ばないデジタルカメラでしたが、一か八か焦点をあてていたら、何とかカメラでも捉えることもできました。
これが証拠です。頑張りました!(カメラが)
カッコウは別名「閑古鳥」とも言い、古来はカッコウの鳴き声に物寂しさを感じていたようですね。私は夏の到来の清々しささえ感じますが、どんな感じに聞こえるか、また目視できるか、皆さんも奥日光へ飛来してきてはいかがでしょう。
新緑のカラマツにキビタキのカップル
小田代原付近ではフデリンドウを発見。小さな花束みたい。
そんな戦場ヶ原に、ある夏鳥もやってきています。それは、「カッコウ」です。街頭の横断歩道の音楽や鳩時計でおなじみの鳴き声(“鳩時計”と称しつつ鳴き声は「カッコー」・・・そんな矛盾に今更ながら気づきました。)なので、森を歩いていて空に澄み渡るその鳴き声をよく耳にしては親しみさえ感じていましたが、その割に姿を全く見たことがなかった私でした。みなさんは、いかがでしょうか?
それが、先日の巡視中、ついに肉眼で姿を捉えることができました!赤沼方面から巡視を開始するやいなやカッコウの鳴き声が戦場ヶ原に響き渡っていました。それが泉門池へと足を進める途中、「これは間近にいる!」と確信できる最大の声量を頭上で感じ、木道から辺りの木を丁寧に見ていたら木の先端で懸命にさえずる姿を発見!本やインターネットで姿は何となく知っていましたが、やはり本物と出逢う体験は格別ですね。野鳥観察をしている方のカメラには及ばないデジタルカメラでしたが、一か八か焦点をあてていたら、何とかカメラでも捉えることもできました。
これが証拠です。頑張りました!(カメラが)
カッコウは別名「閑古鳥」とも言い、古来はカッコウの鳴き声に物寂しさを感じていたようですね。私は夏の到来の清々しささえ感じますが、どんな感じに聞こえるか、また目視できるか、皆さんも奥日光へ飛来してきてはいかがでしょう。
歩道には積雪が原因で抜けてしまったロープ柵の杭や、登山者がすれ違う際などに複線化・拡幅してしまった歩道などがありました。今回の作業では、ロープを張り直し、歩道を一本化することで植生の保護と回復を目的としています。
杭の打ち直し作業の様子です。
積雪があると、ロープを手すりの代わりに利用されるため杭が抜けてしまうようです。人の体重を支えるほど頑丈ではないので、ロープを掴むのはかえって危険です。
次の写真は、石積み作業による歩道の一本化と道幅の補正作業の様子です。
石を道路の白線のように積んでいき、歩道の位置を明確にします。石は環境を荒らさないように近くにあるものを利用しています。元々その場にあるものを利用しているので景観を損なうこともなく、とても綺麗に整備することができました。このまま順調に植生も回復して欲しいですね。
最後に、下山中に見つけた群生しているギンリョウソウの写真です。
これほど密生している状態は初めて見たのでとても驚きました。
現在雲取山は新緑がとても綺麗です。
お越しになる際には、石積みなどにも注目してみてくださいね。