関東地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、日光、尾瀬、秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆、南アルプス国立公園があります。
尾瀬ヶ原ではミズバショウの盛りが過ぎ、
今年はワタスゲが当たり年を迎えています。
湿原を白く染めているのがワタスゲの果穂です。
湿原から約2㎝の高さでは、タテヤマリンドウが青く凛々しく咲いています。
ちなみにリンドウ(竜胆)という名前は、
竜の胆嚢ほど苦いことが由来だそうです。
タテヤマリンドウも可愛い容姿とは裏腹に
強烈な苦みを持っているということでしょうか。
そして湿原の中、小さいながらも目立つピンク色の花があります。
ヒメシャクナゲです。
高さ15㎝程ですが、シャクナゲというだけあって歴としたツツジ科の木です。
他にも、湿原にはキジムシロやチングルマ、イワカガミなどが咲いています。
鳩待峠から山ノ鼻に向かう山道では、
ミヤマエンレイソウやシラネアオイ、マイヅルソウなども見られます。
花の宝庫尾瀬に遊びに来てください。