2014年6月23日
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2014年06月23日希少種コウシンソウ!
日光国立公園 中野純
6月20日(金)、庚申山に自生する食虫植物コウシンソウの現況把握を目的として日光国立公園の南西に位置する庚申山を巡視しました。
このコウシンソウは、栃木県と群馬県(日光山中)にのみ自生し、また、環境省や栃木県の絶滅危惧種に指定されている希少且つ絶滅が危惧される植物です。さらに、庚申山の本種自生地は、その代表的なものとして特に価値が高いことから文化庁の特別天然記念物にも指定されています。
さて、休憩を入れながら歩き続けること約3時間、ありました!コウシンソウです!
コウシンソウ群生 元気そうに咲いていました。
急峻な岩壁に数十株ほどのコウシンソウを確認できました。若干花色は薄かったですが、開花の時期を迎えていました。
花をよく観察していると、スミレと似ていることに気づきました。スミレと親戚な関係ですかね。
花拡大 スミレっぽい?
生育状況は例年同様とのことです。
ただ、近年はコウシンソウ目当ての登山者によって、本種自生地周辺の植生が踏み荒らされたり、盗採を疑わせる痕跡が目につくようになってきました。
剥がされた岩壁のコケ
コウシンソウの見頃は今月いっぱいまでとのことです。
これからコウシンソウを見に行く方は、しっかりとした登山用の装備をしましょう。そしてコウシンソウを見つけた場合は、そっと見守るよう心がけましょう。
このコウシンソウは、栃木県と群馬県(日光山中)にのみ自生し、また、環境省や栃木県の絶滅危惧種に指定されている希少且つ絶滅が危惧される植物です。さらに、庚申山の本種自生地は、その代表的なものとして特に価値が高いことから文化庁の特別天然記念物にも指定されています。
さて、休憩を入れながら歩き続けること約3時間、ありました!コウシンソウです!
コウシンソウ群生 元気そうに咲いていました。
急峻な岩壁に数十株ほどのコウシンソウを確認できました。若干花色は薄かったですが、開花の時期を迎えていました。
花をよく観察していると、スミレと似ていることに気づきました。スミレと親戚な関係ですかね。
花拡大 スミレっぽい?
生育状況は例年同様とのことです。
ただ、近年はコウシンソウ目当ての登山者によって、本種自生地周辺の植生が踏み荒らされたり、盗採を疑わせる痕跡が目につくようになってきました。
剥がされた岩壁のコケ
コウシンソウの見頃は今月いっぱいまでとのことです。
これからコウシンソウを見に行く方は、しっかりとした登山用の装備をしましょう。そしてコウシンソウを見つけた場合は、そっと見守るよう心がけましょう。
今回は仙石原湿原・草原の昆虫をテーマに、箱根町文化財保護委員として活動なさっている白土信子さんと箱根ビジターセンターにて勤務なさっている須田淳さんを講師としてお招きしました。
箱根で活動をするにあたって、特別保護地区・天然記念物指定地区とされている仙石原湿原や草原は重要な解説ポイントです。
パークボランティアには楽しくしっかりと、たくさんのことを感じ、学んでいただきました!
まず、午前中に箱根湿生花園にて講義を、午後には湿原内で観察会を行いました。
座学では仙石原湿原・草原の歴史に始まり、箱根にしか生息していないとされる昆虫の話しや、実際に観察できる昆虫、外来昆虫などなど今後の活動に活かすことが出来そうな内容が盛りだくさんでした♪
【白土さんと須田さんの講義に聴き入るパークボランティア】
野外観察ではさまざまな昆虫を見つけ出し、その都度、講師に解説していただきました。
ラッキーなことに座学で説明のあったミドリシジミの幼虫やオオルリハムシなども観察できました♪
【須田さんの解説を熱心にメモするパークボランティア】
そして、研修会後には、15年以上熱心に活動していただいたパークボランティアに感謝を込めて、「パークボランティア感謝状」を贈呈致しました。
【感謝状贈呈の様子】
箱根のパークボランティアは現在81名です。
昭和63年に第1期生が誕生し、今年で26年が経ちました。
そして、今年の夏にはパークボランティアの新規募集(第7期生)を
開始する予定です!!(詳細は今後お知らせします。)
これからもパークボランティアとともに富士箱根伊豆国立公園箱根の
魅力を発信していきますので、ぜひ箱根の自然を感じに来て下さい♪
↓箱根でのイベント案内はこちらから↓
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