2014年8月14日
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2014年08月14日鳩待峠~見晴巡視
尾瀬国立公園 服部 恵子
尾瀬といえば、
湿原の中に木道がある風景を思い浮かべる方が多いと思います。
しかしそのような景色を見るためには、
最短でも1時間程山道を歩かなければなりません。
尾瀬ヶ原へと向かうルートで最も利用者の多い鳩待峠~山ノ鼻間で、
8月11日(月)に親子のクマが目撃されました。
尾瀬ヶ原や尾瀬沼は山の中にあります。
クマの住みかにお邪魔するということを意識して、
鈴やラジオで自分の存在をクマに知らせ、不意の遭遇がないように気を付けましょう。
ただし人通りが多い場所等では、他の方の迷惑にならないよう音を控えてください。
尾瀬ヶ原では、サワギキョウやオゼミズギクが見頃を迎えています。
オトギリソウ科のトモエソウも咲いていました。
花びらが巴形に曲がっていることが名前の由来となっています。
見晴からの帰り道、
百名山一筆書きに挑戦中の田中陽希さんとすれ違いました。
至仏山を下山して、翌日の燧ケ岳に向けて移動中でした。
皆様のお近くも訪れているかもしれません。
日本百名山ひと筆書き
2014年08月14日シマホザキランと訪花昆虫
小笠原国立公園 小笠原 吉留光一
暑い日々が続きますね。
小笠原もとにかく暑いです。
皆様、くれぐれも夏バテには気をつけて下さい。
さて、こんな天気のいい日は林の中でピクニックですね。
AR2人もマットを敷いてくつろいでいます、
そんな風に見えますよね?
でも実はこの写真、「シマホザキラン」の人工授粉中なのです。
2人とも細かい作業に神経を磨り減らしている最中です。
そしてこれがシマホザキランです
シマホザキランは小笠原固有種で、絶滅危惧IA類に指定されています。
そしてこの小さなランですが、
父島ではここに6株残るだけの大変貴重な植物なのです。
しかも父島にはグリーンアノールによる捕食で、
花粉を運ぶ「訪花昆虫」がほとんどいません。
そのため今年もARが「訪花昆虫」になっております。
努力の甲斐あって昨年度は見事、結実をしました。
今年もシマホザキランが結実するかどうかは、
小笠原自然保護官事務所の「訪花昆虫」達の腕次第です。
小笠原もとにかく暑いです。
皆様、くれぐれも夏バテには気をつけて下さい。
さて、こんな天気のいい日は林の中でピクニックですね。
AR2人もマットを敷いてくつろいでいます、
そんな風に見えますよね?
でも実はこの写真、「シマホザキラン」の人工授粉中なのです。
2人とも細かい作業に神経を磨り減らしている最中です。
そしてこれがシマホザキランです
シマホザキランは小笠原固有種で、絶滅危惧IA類に指定されています。
そしてこの小さなランですが、
父島ではここに6株残るだけの大変貴重な植物なのです。
しかも父島にはグリーンアノールによる捕食で、
花粉を運ぶ「訪花昆虫」がほとんどいません。
そのため今年もARが「訪花昆虫」になっております。
努力の甲斐あって昨年度は見事、結実をしました。
今年もシマホザキランが結実するかどうかは、
小笠原自然保護官事務所の「訪花昆虫」達の腕次第です。
今回は海の巡視に行ってきました。
場所は小笠原国立公園の海域地区でもある製氷海岸。
漁港のすぐ裏にどこを見てもスギノキミドリイシ(通称:枝サンゴ)が広がっているエリアがあります。
スノーケルスポットのひとつでもあるので、ご来島の際にはぜひ行ってみて下さい。
実は3年前に島民の人から「製氷海岸にオニヒトデがいる」と連絡がありました。
見に行くと確かにオニヒトデがいました。
しかし、オニヒトデも海に生態系の一部。
いたからってすぐに駆除というわけではありません。
そこで私たちは定期的にモニタリングをし、急激に増えていないか観察しています。
今のところオニヒトデが大量発生しているということはありません。
これからもモニタリングを続け、もし大量発生した時にすぐ対応できるように備えようと思います。
今回はオニヒトデの他にアオウミガメが2頭昼寝をしていました。
他に色んな魚が見れるので、毎日この仕事でもいいかなーって思ってます(笑)
(一度、ハンマーヘッド2匹がそばを通り抜けたときはビビリましたが…)
調査中(サンゴが白くなっている所にオニヒトデがいます)
そこにいたオニヒトデ
痛そうな身体をしています